生命保険会社

2019/2/14 、生命保険に関することを仕事にしている人には、とんでもないバレンタインになったんじゃないだろうか。
国の決定というのが、多くの人の生活や人生を変えることがあるのは、幾度となく繰り返されてきたことだ。
今回の法人生命保険の税務改訂も、やはりの例に漏れないだろう。今回の法人生命保険の税務改訂を受けて、業界からの引退をした方々もいると聞き及んでいる。
ただ、直接関わる人には大きなインパクトのあることでも、広く長期的な視点ではメリットが多い・・・と評価されるべきが、国の施策であり決定であってほしい。
例えば、江戸時代、軍事上の防衛の都合で橋のなかった多摩川などに橋をかけるという決定は、両側の宿場町で収入を得て生活をしていた人や、渡しに従事していた人の将来設計や人生を破壊したことであろう。彼ら彼女らにとっては、大事な既得権が、国の決定でなくなってしまったのだ。
しかし、その犠牲があっても、道路もや鉄道が、大きな川で妨げられずに通じていることのメリットが、とても大きいというのは、かなり多くの人が納得できるんじゃないだろうか。渡し船や旅館、旅籠の人たちの生活と引き換えになってしまっているのだが。
少数者への配慮はしつつも、最大多数の幸福を追求するのが民主主義のベースだったよなぁ・・・。そんなことを思い出す。

 

さて、このバレンタインの悪夢、法人生命保険の税務改訂によって、節税を目的とした保険営業ができなくなった。だから大変だ・・・というわけなんだが、そもそも節税売りって、保険本来の目的なんでしたっけ?
さtらに長期にわたる契約になる生命保険は、短絡的な、刹那的な損得だけで契約するべきものではないと思う。いやいや、それそこで勧めちゃだめでしょ、そんなこともあったようだ。というか、決算書も読めない人が、法人生命保険の営業するのは、どうかと思うんだよな。最初は知らなくてもしょうがないけど、業界数年なら、勉強したら?節税営業しかできない人が淘汰されるだろうなぁ。

 

管理人は、国のを常に肯定するわけじゃないが、節税売りの保険営業というのは、なんというか、嫌気感があった。少しはマシになった。そう言われるような改訂であってほしいと思う。

 

 

 


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