保険の解説・評判

このコーナーに掲載されている記事は、保険マニアを自称する保険マップ管理人による保険会社、保険商品ごとの解説です。
ただし管理人は、この保険会社や保険代理店や商品が、ヨイ、悪いと断じることまではしません。それこそ刑事事件になって裁判で有罪になったり、金融庁から指導なり処分がない限り、「この商品はだめ!」「ひどい会社!」「詐欺代理店」なんてことは書きません。
このコーナーで管理人が目指したいのは、以下のような目的の記事です。

 

それぞれの保険商品が、いいのか悪いのかは、人によって異なります。
読んだ人が、自分にとってよい、必要、逆に、自分にとって不要、あわないといった判断をしてもらうために、埋もれがちなポイントを明らかにしていくことを目的にしています。
それぞれの保険会社さんの公式サイトには、当然、自分の保険商品の説明を掲載しています。
昔は「詳しいことは資料請求してね」で、記述が全然足りないと思ったこともありますが、最近はけっこうちゃんと書いています。
しかし、書いてあってもやはりそれは保険会社の目線、保険に日常的に関わっている人の目線です。さらに、言葉、単語のチョイスも、いわば保険のプロの匂いが残っています。公式サイトの情報は網羅的であり、正確ですから、当然チェックしておくべきですが、それだけではわかりにくこともあります。
漢字やカタカナ、アルファベットの羅列が続くと、何となくわかったような気がしてしまうこともあるのですが、見過ごしてしまいそうなポイントが埋もれていることがあります。

 

管理人は、保険マップを運用し、保険を利用した体験談を募集してみた結果、数千の体験談を読むことになりました。
自社、自社の保険商品に限った意見や感想ならば、数万件読んでいるという保険会社にお勤めのプロの方もいらっしゃると思います、
また、寄せられた顧客の声を共有化したり、商品開発、設計に役立てるための仕掛けを構築している保険会社さんは、今ではたくさんあるでしょうから、昔よりは顧客の声に触れることも増えてはいるのでしょう。
ですが、管理人の場合は、保険会社を限定せず、結果的に横断的に拝見することになっています。
大手の乗り合い代理店さんの中には、管理人以上に、多くの保険会社への意見や体験をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなに多くの方がいらっしゃるわけでもないでしょう。このサイトの存在価値はそのへんにあると思ってます。

 

保険に入ってよかったという話ばかりではなく、情に流された、ツキアイで失敗した、インチキ、騙された、使い物にならない、損をしたなど、ネガティブな体験談も相当な数があります。老いた母が若いころからの付き合いで保険に加入し、今は娘に生命保険をかけ、受取人を自分にする契約を、よく理解しないままにしているという、コンプラ的にギリ、いやむしろブラックという話も届きます。法律的には問題ではないでしょう、でも保険というものが社会に対して負っている使命を無視しているでしょう。そんな契約は本人達にとって必要なのか、極めて疑問です。
管理人は、本人の許諾があれば、保険会社のコンプラ部門に「ひどい代理店がある」と通報したいくらいです。

 

もし事実なら、代理店の担当営業の人間性に問題があると思えるような話もあります。単純に電話受付の人に問題があったと思える話もあります。法律的にもかなりグレーだと思えるひどい話もありました。
が、多くの場合(管理人は保険会社や代理店を擁護するつもりはないのですが)、理解すべきことを理解しないまま契約していたのだろうと思えるケースが圧倒的です。そもそも理解しようとさえしないで契約しているような話さえあります。もっともそこに付け込んで契約をふやすことだけに夢中な募集人も昔は多かったとは思います。
ここでの商品の説明、解説では、そういった誤解や、見過ごし、思い違いなどがあった部分、ありそうな部分を特に取り上げます。
これは注意して考えましょう、この特約は本当に必要でしょうか、その保障はなくてもいいのでしょうかという問題を提起していきます。

 

もうひとつこのコーナーを作っている理由があります。
管理人は、保険という商品の動向がけっこう面白いと思っています。最初からではなく気がついたらそうなってました。
自分の仕事(本業)は、ITとくにデーターベースが専門で、保険業界の会社さんの仕事をしたこともありますが、保険業界の知識は必須とまではいきません。まあ関係ないと言ってもいいでしょう。
面白いのは、保険の新商品というのは、社会的なニーズ、世の中的に多くの人にとって看破できないリスクを意識して設計されているという点です。
最初からそんなことが面白かったわけじゃありません。サイトを作り運用を始めてから、なんとなくではありますが、各社さんのいろんな保険商品の説明をけっこうな数を読みました。乗合代理店の保険のFPさんほど真剣によんでないとは思いますので、「なんとなく」と言ってますが、代理店で扱っている・扱ってないに関わらず読んでますので網羅性は高い気がします。
で、新商品の説明を読んでいるうちに気がついたのです。これはもう、社会のニーズ、新たに生じたリスクが、商品設計に色濃く反映されているんだなぁ・・・と。もちろん、社会のニーズをとらえるなんてことは保険商品、保険業界だけのことではありません。どこの業界の商品開発でもやっているでしょう。業界よっては、ニーズのないことでも、ブームを仕掛けて、ニーズを無理やり生み出すなんてことをやっているというケースもあるでしょう。
保険業界、保険商品の設計の場合は、ストレートというか素直に世の動きを捉えて商品化していると思います。それがけっこうわかりやすくて、気がついていなかった世の流れや動きに感心させられたりします。また新商品の中には、ニーズから生まれたというより、世の中の人の多くが、まだ気がついていないリスクを取り上げて販売に繋げていることもありますが、それはそれでなるほどなぁと思ったりしています。
そういった動きや活動を興味深く見ており、このサイト、このコーナーはそのまとめ的な意味もあるのです。

 

保険は、累積すると、人生の中でもかなり大きな出費となります。住宅ローンの次くらいに大きいという話もあります。
さらに保険を考える、検討することは、どうしても将来の自分、人生のいく末、場合によっては、最後を考えることにもつながります。何を大事にしたいのかを、どうしても考えることになります。
もしかしたら、考えた結果、「わが人生にはいかなる保険も保障も補償も保証も必要ない!」という結論で、生涯、保険に入らないという決心をすることになるのかもしれません。
管理人は保険の勧誘を仕事としておりませんから、その判断が、その人が十分に考えた末での結論で選択であれば、それはありだと思います。何が正解かなんて、誰にもわからない話ですからね。
どのような選択をするのかは、個々人の判断で責任なのは当然ですが、管理人は、このサイトを通じて、その判断のネタ、要素、エレメントなどを提供したいと願っています。

 


2020/07/13 09:04:13 | 株式会社justInCase
わりかん保険?わりかん保?が販売開始されたと聞いたとき、すぐに連想されたのは、飲み会などの会計に関係ある保険だろうか、だった。しかしワリカンをどう保障するのだろう、どういう保険なんだろうといろいろ想像、推測してみたが、どうにもわからない。結局、全然飲み会とは関係のない話だった。ニュースだが、少額短期保険の株式会社justInCaseが、2020年の1月28日、日本初となる「P2P(peer-to-peer)保険」(以下、わりかん保険)を発売したというものだ。なんだぁ、という思いもあったが、よく見ると意外と面白い。保険というものの原点回帰のような話というと大げさだろうが、海運、船主の保障の仕掛け...
2020/07/13 08:41:13 | 損害保険会社
火災保険の保険料が上がる 2021年から先日、10日ほど前だろうか、火災保険の上限期間の短縮を検討しているというニュースがあって、自然災害が増えてきて、保険会社の支払いが増えている現実、災害の増加を保険という切り口で感じることになった管理人ではあるのだが。今度は、もっと足元の話。来年の1月からの火災保険料が6-8%値上がりすることが、ほぼ決定ということだ。管理人などの場合でいうと、自宅は住宅ローンを組む時に、強制的に加入した火災保険があって、それは保険料支払う済みだから影響はしない。影響するのは、毎年保険料を払っている地震保険のほうだ。これはもう、しょうがないよなぁ。メインの火災保険が影響され...
2020/07/13 08:40:13 | 損害保険会社
火災保険の保障期間上限の短縮損害保険協会の偉い人が、火災保険の保障期間の上限を短縮する検討をしているというニュースが流れた。流し読みだったので、偉い人が、会長なのか、協会長なのか、理事なのかまでは覚えていないのだが。現在(2020年7月)、普通に火災保険を契約しようとすると、保障期間を最長に設定しようとすると10年になる。10年が最長だ。今回のニュースはこの10年をもっと短くしようという話だ。背景には、災害が増えてきていることがあげられている。要するに赤字になっている。長期間、同じ保険料で保障をしていたら、赤字になてしまった。だから、火災、保障対象の災害の発生件数、保険金の支払い実績にあわせて...
ミニケア旅のキャンセル保険 旅行のキャンセル保険(チューリヒ少額短期保険)チューリヒ少額短期保険が、旅行のキャンセル保険、ミニケア旅のキャンセル保険の販売を開始したというニュースリリースを目にしたのは、2020年7月、コロナで、再び東京の感染者が100人を超えた時だった。それまでの半年、コロナが観光業界に与えた影響たるや、凄まじいものがある。東京オリンピックに向けて投資や準備もしてきただろうが、全部飛んでしまっただろう。新規施設ではない、昔からの施設でも、利用者の激減は推して知るべしである。コロナで旅行をキャンセルしたという人も多いだろう。まあ中には、あえて、すいているから・・・と行った人もい...
2020/07/13 08:23:13 | コロナと保険
保険料の支払い猶予の利用いろんな保険会社が、保険料の支払い猶予を発表してきている。そりゃあこの騒動で契約終わってしまう人が増えたら、保険会社としても困ったことになる。今回、保険料の支払いが遅れたとしても、しょうがない・・・という面も多いし。幸いなことに管理人自身は、このコロナの騒ぎの中でも、仕事を失わず、収入面でも大きなダメージは受けずにいる。若干の影響はあるが、まあ微々たるものというべきだろう。契約している生命保険、医療保険の毎月の支払も、当分は遅れずにすみそうだ。まあ1年もこの騒ぎが続かれると、仕事がなくなってしまうかもしれないが、たぶんそれは、管理人だけの問題じゃなくて、日本全体としてか...
2020/07/13 07:53:13 | コロナと保険
大同生命のどこでも本社最初にこれのヘッドラインを見たときに、テレワークのリスクを、ことに本社業務など重要な事柄をリモートで実施する時の事故に対する保障をする保険が出たのか・・・と早合点しかけた。けれどよく見ると「どこでも本社」はそういうことではなかった。大同生命の社内の取り組みの話で、新しい保険商品、オプションの保障の話ではない。なぁんだ・・・という思いもあるが、なかなかどうして、頑張った取り組みだと思う。保険など金融系、お金の関わる仕事、会社って、止まってしまうと社会全体としても影響の大きい仕事だ。電車など公共交通機関とか警察、消防などももちろんそうだけど、金融も影響力が大きい。保険は実際的...
2020/05/13 09:53:13 | コロナと保険
かんぽ生命の不祥事がまだ尾をひいていて、営業自粛や調査やらが続いている。コロナの話がニュースの多くを占めて、かんぽ生命の話はあまり見かけなくなっている。時に処分者が決まったとか流れてはくるが氷山の一角、しっぽ切りの印象。なし崩しに、どさくさに紛れて、責任うやむやで終息はしてほしくないと思う。たらればなんて無意味ではあるけど、ちょっと思ったのが、民営化される前の、郵便局の預貯金、郵便局の簡易保険の状態であれば、政府のコロナ対策のアクションの機関、手足として使われたんじゃないかな。今は、ゆうちょ銀行、かんぽ生命と(一応は)民間の会社になっているから政策の実行機関にはしにくいのだろうけど。政府系の金...
2020/05/13 09:50:13 | コロナと保険
新型コロナ緊急事態宣言が出されてから、保険会社各社もそれぞれ、この事態に、コロナ禍にどう向き合うかをを考えている。もちろん保険会社だけじゃなくて、日本中、世界中の法人、個人ともに、いろんなことを迫られているだろうと思う。詳しいことはここでは省くが管理人の家庭だっていろんなことがある。まあ一部の、どう見ても何も考えてないだろう・・・と思われる法人、個人もあるわけだが、さすがに保険会社で、そこまで無頓着、無神経な会社は、知る限りはない。いや、そうであってほしいとも思う。保険会社の対応だが、管理人は便宜的に3系統くらいにわけて考えている。ひとつは、保険会社自体のサービス継続を従業員、勤労者の感染防止...
2020/04/25 10:23:25 | コロナと保険
コロナでの死亡で保険金増額?コロナの緊急事態宣言が出され、いろんな自粛を求められ、仕事ができなくて困っている方もいるのだろうが、実は、何やら、けっこう忙しい。そんなことを書くのは、営業できなくて苦境に立たされている方もいる中、ちょっと申し訳ない気もするが、そんな落ち着かないある日、冒頭のニュースのヘッドラインを見た。大手の保険会社4社が、コロナで死亡の場合の死亡保険金を増額する、と。ヘッドラインだけで、中身を読んでいない時の管理人の感想は、なんか違うんじゃないの?だった。コロナで亡くなった場合だけ、保険金を増やすって、そりゃあその遺族はいいだろうけど、ほかの死因で亡くなった方の遺族はどうなのよ...
2020/04/25 10:11:25 | コロナと保険
冗談の通用しない方とか、深刻な時でも深刻ぶらないでいようと思わないタイプの方は,、どうか読まないでほしい。管理人は、心臓と腎臓の持病持ちで高血圧で、糖尿の気配もある。なんとか気を使いながらでも仕事は続けてきてたり、時には量を気を付けて居酒屋にもいけるが、罹患したらかなり問題のある健康状態だ。それだけになおさら、突き放して他人事のように、問題を見たい、見るような姿勢も大事と思ってる。まだコロナ禍がさほど深刻化しておらず、中国での対岸の火事くらい、SARSやMARS程度の認識だった2020年の1月ころ、酒場での話題になったのが、新型コロナ保険だ。管理人は、このサイトの記事の中で、これまでも何度か書...