大同生命のどこでも本社
最初にこれのヘッドラインを見たときに、テレワークのリスクを、ことに本社業務など重要な事柄をリモートで実施する時の事故に対する保障をする保険が出たのか・・・と早合点しかけた。
けれどよく見ると「どこでも本社」はそういうことではなかった。大同生命の社内の取り組みの話で、新しい保険商品、オプションの保障の話ではない。
なぁんだ・・・という思いもあるが、なかなかどうして、頑張った取り組みだと思う。保険など金融系、お金の関わる仕事、会社って、止まってしまうと社会全体としても影響の大きい仕事だ。電車など公共交通機関とか警察、消防などももちろんそうだけど、金融も影響力が大きい。保険は実際的な影響もあるが、銀行に比べると即時的な影響は小さくても、気持ち的なインパウクトがありそうだ。
社内、本社でクラスタが発生して、事業所が閉鎖になって、保険金の支払いが滞るなんてのは、避けたい事柄だ。ある会社では、重要部署のいくつかの人員を二つに分けて、会議室をいくつか転用し執務空間を分けたりした。コンピューターのシステム、ハードウェアやソフトウェア、データ一式は災害に備えて、関東と関西などにバックアップ、待機系を設置するのは昔からやっているけど。人間というリソースにも、(できる範囲での)備えが試みられている。
コロナの流れで、どこでも本社。セキュリティ的な問題もあるだろうから、実現のための詳しいシカケなどは公にされてはいないが、けっこうな苦労があるだろうとは、容易に想像される。たぶんできないことも多く妥協したこともたくさんあるんじゃないかと思う。もしかしたらどこでも本社というネーミングは、機能の充実ぐあいからは、ちょっと無理のある名称なのかもしれない。(あくまでも想像だが)
それでも、試みつつ前に進めようという姿勢は、企業にとって大事だと思う。こういうのは、見習いたいものだよなぁ。
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