2018年秋、住友生命とアクサ生命が、介護関連サービスの共同開発および共同利用」に基本合意し業務提携を開始することになりました。
保険会社の動きというのは、わりと社会のニーズや問題がわかりやすく反映されていることが多いのですが、今回の両社の基本合意、業務提携も日本の高齢化の進展をうけてのことであるのは想像に難くありません。高齢化、要介護者の増加は大きな社会問題です。しかし言葉を変えれば、生命保険業界にとっては大きな需要が見込める成長分野とも言えるでしょう。多くの生命保険会社が、この分野の様々な商品開発、サービス、事業の立ち上げに取り組んでいます。
==>介護と認知症の保険
各社の商品やサービスは、自治体や他社との連携、協業などもありますが、今回の住友生命とアクサ生命のような生命保険会社同士の提携は少数と言っていいでしょう。
今回の提携で住友生命とアクサ生命が行うのは主に3つです。
- 介護関連サービスの共同開発および共同利用
- 介護関連サービス事業者と資本提携
- 共同プロジェクトチームの設置、協業体制構築
となっています。
介護関連サービスの共同開発および共同利用
住友生命とアクサ生命がそれぞれの顧客、家族に提案できる共同の介護サービスプラットフォームの構築を進めます。
これは両社だけではなく、他の介護サービス事業者、大学、研究機関などの提携も含んでいます。
介護関連サービス事業者と資本提携
迅速なサービス開発のためには、介護関連サービス事業者との資本提携を含んでいます
共同プロジェクトチームの設置、協業体制構築
活動の拠点として東京都内に共同オフィスが開設されます。効果的で効率的、迅速な協業を可能とする体制を構築します。
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