生命保険の資産契約高など(2016年度末)

生命保険協会という組織がある。ここが毎年、生命保険事業概況をとりまとめて、発表している。
対象となるのは、生命保険会社41社だ。
こういう集計は協会としても年に一度の重要なお仕事だろう。お勤めの方は、、もしかしたら普段はヒマであっても、きっとこの時期は、残業の連続なんだろう。(普段から、忙しかったらごめんなさい)

 

総資産、375.5兆円。前年の2.3%増、
個人保険と個人年金保険の合計の契約高は 970兆円 対前年微増

 

と、まあ発表されているが、これじゃあイメージできないよな。牛丼 XXX杯とか、ガンプラXXX体とか書いてもしょうもないし。

 

日本の国家予算がざくっと100兆円、東京都の予算が7兆円。
日本の国家予算は100兆円あるってのに、税収は40兆円しかない。
こんなもん、いずれ破たんして当然だろ、何やってんだよ・・・ってのは、まあ別の話なのでこのへんで。

 

総資産375.5兆円とか、契約高970兆円という数字の大きさが、国家予算との比較で少しはイメージできるかな。
この国家予算を越えるうような資産は、金庫に入れて眠らせているわけじゃないからね、運用なりしてちゃんと利益をだしていかないといけないから、生命保険会社には、それだけのお金が集まっているだけじゃなくて、動いている・・・ってことになる。
恐るべき・・・てことにはなるのだが、保険料収入は35兆円で、9.7%の減少。運用益は大きくプラスになっているが、なんといっても保険料収入大きな要素。けして安閑とはしていられない話じゃないだろうか

 

 


生命保険の資産契約高など(2016年度末)関連ページ

法人生命保険の税務改訂2019/2/14のショック
金融庁からのバレンテインの贈り物、法人生命保険の税務改訂2019/2/14。笑い事じゃない人も多いだろうなぁ。引退する人もいたようだ。
遺族保障ガイドの改訂 生保文化センター 2019
遺族保障ガイド「万一に備える生命保険活用術」これを知っている人は、たぶん少数派。公益財団法人生命保険文化センターは、けっこうたくさんの書籍を出しているし、アンケート、統計情報なども発表して
生命保険会社8社の共通プラットフォーム開発 2019
東京海上日動あんしん生命、FWD富士生命、チューリッヒ生命、ネオファースト生命、マニュライフ生命、三井住友海上あいおい生命、メットライフ生命、メディケア生命のことだが、
法人向け節税保険と役所の裁量
保険の主なる目的が「保障」であることは今更言うまでもないと思われるであろうし。しかし実際は、保障よりも違うことの目的が、契約する側に大きな意味を持っていることも
生保協会の創立110周年記念式典 2019/2/25
2019/2/25の生保協会の創立110周年記念式典について
住友生命とアクサ生命が介護サービスで業務提携に基本合意 2018年
住友生命とアクサ生命が介護サービスで業務提携に基本合意 2018年 保険マップ管理人による生命保険会社細解説。
スチュワードシップ・コードと生命保険会社
日本版スチュワードシップ・コードが2017/5/29に改訂された。それにあわせて生命保険会社各社が公開していた取り組み状況も改訂。まあガイドライントと原則とか、元が変わればそれにあわせて色々対応するのは、保険会社に限らずどこの業界でも同じかな。
生命保険の営業・外交の体験談
保険マップに寄せられた生命保険の営業・外交の体験談、経験談を掲載中。
生命保険の体験談いろいろ
保険マップに寄せられた生命保険の体験談、口コミ情報を掲載中。
終身保険の体験談いろいろ
保険マップに寄せられた終身保険の体験談、口コミ情報を掲載中。
生命保険、死亡保険と相続放棄
保険マニアを自称する保険マップ管理人による生命保険、死亡保険と相続放棄の詳細解説、経験者の体験談掲載。
平成30年大阪北部地震の免責を適用せず! (2018/6/19 生保協会)
生命保険や損害保険は地震、噴火などの自然災害については「免責」条項として、保険金の支払いが行われないことが約款の上で規定されています。例外は特約などでハッキリと