何をする会社?
何の会社だろう。初めて聞きました、社名だけ聞くと何だか破産した保険契約を再度引き受ける。。。と言った印象なのですが。
だいだい、私の予想が当たっているようなのですが、一体どのような業務をどのようにおこなっているのか?また、再保険専門なのかなど、謎だらけのトーア再保険に迫ってみましょう。トーアと言う名前も謎なのですが。実際再保険と言うこと自体は今現在もよく行われているようです。概要の一番とも言える理由は『リスクを分散するため』という事が大きいようです。普段の生活では余り、いえ、ほとんど馴染みのない再保険ですが、いざという時には必ず大きな力になってくれるものだという事がわかってきました。再保険制度の仕組みや再保険を利用している保険などを調べてみました。
再保険って。。。?
再保険、そのままの事なのですね。リスクを分担するという事を最大の目的としているように、保険会社が多額の負債を抱えてしまうと実質的には倒産、あるいは破綻問う形にならざる負えません。保険会社が多額の負債を抱える要因のうちに高額な保険金を支払えなくなるとう原因が出てきます。こうなると信用はおろか、会社存続の危機にさらされてしまいます。このような保険会社の危機を回避し、なるべく避けるために、つまりリスクを分散すると言う意味で再保険の仕組みが利用されるという事なのです。再保険を引き受ける会社として代表的、いえ、唯一と言ってもいいのがトーア再保険株式会社なのです。トーア再保険の主な業務内容は損害保険の引受け・保険業に係る業務の代行・国際/地方債だど、金融保険の保全に係るものが挙げられます。
再保険の仕組み
保険の仕組みは万が一の時の為に、偶然な事故によって引き起こった事故に備えての補償をするものです。しかし、その条件は同じ保険に加入している人が同時に危険の上に立っている状態でもあり統計的な基礎によって算出された保険料を万が一の時にそれぞれ保険金を受け取る事ができる仕組みです。『万が一』の時の為に少額の保険料であっても、その時には大きな補償を受けると事ができるのが保険の特徴でもありメリットなのですが、この万が一は加入者が一斉に大きな災害や事故に巻き込まれた時に保険金の支払いが生じた場合に保険会社が破たんしてしまうと、加入者は補償が無くなってしまうのを回避しなくてはなりません。それが再保険の仕組みです。保険金が支払われないまま保険の再加入とならない様にある為の仕組みと言えます。
再保険から見られる損保業界事情
トーア再保険に関して他社からのライバル意識と言うものは無いと言っても良いのではないかと思います。
なぜならば、トーア再保険は日本唯一の保険業の再引き気受けとなる保険会社であり、売り先行の損保会社とは別物だからです。
むしろ、なくてはならない保険会社と言ってもいいのではないでしょうか。保険会社にとっても、直接的には関係してこないかもしれない私たちの生活にも必要なのがトーア再保険の役割です。本来ならば、あまり出番が無い事を祈るのですが、この再保険会社が日本全国に幾つもある事もおかしな話ですから、唯一のいうのは日本の国にとっても信頼と最後の手段として構えてくれる存在としては大きいのではないでしょうか。
保険とはいえ、金融業ですので、保険会社が破綻・倒産を免れる、リスクを回避するうえで他社は普段は意識しないけど、心得ている存在である保険会社と言えるのではないかと思います。
トーアが再保険会社になったのは?
再保険業界は金融市場の投資流入に伴い、再保険業界でも厳しい競争が続いているのが現状です。
トーア再保険株式会社は日本で唯一とはいえ、保険業界・金融業界はいつ何時、合併や球種合併をするかわからない言わば戦乱の時代と言ってもかごんではありません。特にリーマンショック後の保険に関する利息配分には大きな減が発生し、個人年金保険に加入したくても一時期の様な黄金の利率で加入する事は不可能となりました。このように、保険業界はいつでも動いています。トーア再保険の誕生は昭和15年資本金50億と老舗問いも言える歴史があります。戦時中も駆け抜けたトーア再保険は金融の保全・保険制度の大切さをいち早く世間の人々に訴える事ができたのではないかと思わずにはいられません。日本の国の再建にとっても必要な企業であった事は間違い様です。
再保険を利用している保険
再保険を利用している保険は、「○○会社の△△保険」とかではなく、保険金が高額になる保険と思うとわかりやすいかもしれません。
自動車保険に火災保険、傷害保険に賠償責任保険、生命保険なども利用しています。こうなると保険に加入されている方なら自分の生活にも関わって来る事がわかりますね。上記に挙げた保険契約はごく一般的な損害保険の契約ですが、この保険の契約金額が大きければ大きいほど、つまり顧客をたくさん持っている会社ほど再保険を利用するという事になるのです。『保険屋さんの為の保険』であるように一見は見えるのですが、実は保険加入者となる私達にとっても大きく関わって来る保険なのです。再保険会社は日本にはトーア再保険が唯一となりますが、海外ではたくさんの再保険会社が存在しています。
トーア再保険は安泰なのか?
安泰という言葉はいつの時代にも崩れない様に保つ事で使われるのですが、今の所トーア再保険に関しては安泰の部類に入るようです。
販売専門の保険会社と並び、格付けでも高い位置にいますし、総合評点は85でA+なので、東京海上グループの居る位置より次のランクに付いていると思えば判りやすいでしょうか。それはそうですよね(笑)当然と言えば当然!再保険を引き受ける会社は日本でトーアだけなのですから、安定した位置にいてもらわないと困ります。それは保険会社がなおさら思っている事でしょう。トーア再保険は保険だけではなく資産の運用も大きくサポートしている業務を行っているので、仮に日本国内に同じような再保険の会社ができたとしてもトーア程になるまでには時間がかかるのではないでしょうか。そういう角度から見れば安泰していると言えます。
海外再保険会社から見た日本
再保険会社は日本にトーア再保険唯一となっていますが、海外には知られている限りスイスとミュンヘンにあるようです。特にミュンヘン再保険会社は世界各国の大きな災害や航空再保険などを取り扱い、規模の大きさを表しています。スイスにはスイス・リー再保険という会社があり、この再保険会社は日本にも支店を置いています。再保険は国内にとどまらず海外からも依頼を受ければ引受けを可能とし、トーア再保険は日本を中心に業務を行っていますが、スイス・リー再保険では気になる情報が飛び交っていました。リスクを回避する事が再保険のテーマでもある中で、スイス・リー社が挙げたリスクが最も高い国として日本が挙げられています。これは日本が災害によって大きな損害を受けてしまうという点でリスクが高いと判断されたようです。地震国としてはそう思われても仕方が無いのかもしれませんが。。
トーア再保険社内口コミ
社内の評判は悪くは無いようですよ。といっても千差万別なのですが、特徴としては自分のペースで仕事ができるという意見が多いようですね。男性が多く、やりがいがあると答えた人は7割以上もいましたし、定時が有って無い保険会社勤務の中でも定時に退社できる事も多いようです。
その代わり、仕事内容は専門職と言うか保険の事を更によく知っている方でないと片付かない要件が多くあるのも現実です。年功序列制度ではありませんが、色々な保険会社を経験し、金融の知識があれば更にスムーズに仕事ができる事は個人の大きな武器とも言えるでしょう。
損保会社で培った知識や金融会社で培った経験を活かしたいと転職してくる人も多く、その反面、新卒の方などは保険業界をよく熟知していないので最初は大変かもしれませんが。
トーア再保険今後
今後もトーア再保険は、益々ニーズが高まって行くのではないでしょうか。こんなご時世ですから、リスクを回避するをモットーに日本の保険業界を助けてもらいたいものです。トーア再保険が危機にさらされる時というのは保険業界にとっても、知らんぷりできない状況だと言うくらいに大切な再保険会社なのです。忙しくてたまらないと言うのであれば、それが一般の人々にはいい事なのか悪い事なのか微妙な所なのですが、あくまでも保険会社の『リスクを回避する』ことに主軸を置いて今後もトーア再保険として海外の再保険会社に負けない日本の再保険会社だけではなく世界にも知名度が広がって行きますように応援したい企業です。日本の経済安定に大きく関わる再保険業界として、力量を発揮できる時が来たら、日本には優秀な再保険会社があると誇れるような会社になってもらいたいです。