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介護保険にお金がかかる。未成熟感あるよな

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タグ: 介護保険

公的介護保険が

介護保険料。世情に疎いサラリーマンでも、40歳を過ぎたときから、何やら勝手に介護保険が天引きされて、嫌でもその存在を知ることになります。
とりあえず、この保険料を払っておくと、自分が介護をしてもらわなくてはいけなくなった時の助けになるんだろう。漠然と思っている人が大半、一般的な感覚でしょう。管理人は、保険マップなんてサイトの運用を開始したもんですから、一般の人よりは関心をもって保険の説明などを読みますから、もう少し違う認識をしていますが、これは例外でしょう。

また、知っている人には当然のことなのですが、同じ名前の「介護保険」でも、公的な介護保険と保険会社の商品の介護保険では、その内容や意味はまったく違うものです。これもそういう心づもりでモノを読まないと、混乱して介護保険の理解を妨げる要素のひとつになっているのかもしれません。今回扱っている話題は、特にことわりがなければ、公的介護保険の話です。

未成熟?

介護保険がはじまってそれなりの年月は経ちましたが、まだまだ試行錯誤というか、雑というか粗いというか。いろんなことに疑問や問題を感じます。
いろんな原因や理由もあるのでしょうが、これまでのいろいろな保険制度と異なる制限があるのも不自由さを感じる要因とも思えます。
例えば、医療保険の場合なら、自分で選んでどこの病院にいけます。まあ大学病院などは、紹介書がないとダメとかいうケースもありますが、原則は、自由です。ところが公的介護保険を使うには、ケアマネージャーに、何をどう利用するのかというケアプランを作ってもらった上で、いろいろなサービスを受けることになります。まあ、どのケアマネを選ぶのかというところに選択の自由があるといえばあるのでしょうが、選ぶための判断の情報はないですからね、事実上選べないといっていいでしょう。
管理人は、公的介護保険の使いやすさには、問題があると思っているのですが、ひとつの指標があります。要介護3の人の場合、月の介護保険の上限額が27万円弱になっています。その範囲の中で、前述のケアマネと相談しながらサービスのメニューを組むことになります。一見問題なさそうです。専門家のアドバイスを得て、無駄のないように必要なサービスをチョイスして、プランを組む。上限があることにしても無制限であるよりは、現実的な制度とも言えるでしょう。
気になるのは、その利用が6割程度に留まっているということです。もちろん、利用する前に、ケアマネに相談して利用する内容を決めるわけですから、この程度でいい、そこまで利用する必要性はないというケースもあるでしょう。でも、聞こえて来る話は、利用したくても自己負担分が賄えないので利用できないという話です。公的に発表されている統計情報をベースにしているのではなく、いわば「噂」レベルであることは書いておきますが、介護サービスを使いたくても、お金がないという事態に直面していることが多いと思っています。
要介護の3は、けっこう重い状態です。いろいろなことが、もうひとりではできない・・・という状態で、助け、介護が必要な状態です。こういった本人と家族があり、経済的な問題に対する対処、支援も、公的介護保険の制度が開始された大きな理由なのでしょうが、どうも十分とは言い難いのが現実です。ある程度の余裕のある世帯は、それなりの備えを、それこそ保険会社の商品の介護保険で、準備しておけるのでしょうが、収入や資産が十分でないとなると、もう少し手厚さがあってもいいのかもしれません。