法律で
国民年の保険料の支払い金額は「法律」で決まります。年度ごとに決まるのですが、平成30年度は16,340円です。管理人のようなおじさんには、昔に比べるとホントに高くなったなぁとしみじみ思われてしまいます。ここのところ、毎年毎年値上がりし続けているのですから、困ったもんです。一応、物価や賃金の上昇や下降で変わるとされているのですが、値下りしたこと・・・あったかしらん・・・。
いずれにしろ、よほどの変人でない限り、国民年金の保険料は安く抑えたいと思っているでしょう。若干の方法はあるのですが、裏技!というほど、大したことじゃありません。何しろ法律で決まっていることですからね、裏技=法律違反=犯罪となるのは、ほぼ確実でしょう。不正をして犯罪者になるリスクをとるくらいなら、将来年金の受給額が減るとか、受給できないとかのリスクをとるほうがいいでしょう。簡単です。国民年金の保険料の支払いを究極まで安くする、つまり払わなければいいだけです。督促はきますけれども、犯罪者にはなりません。
また、脱税を犯罪と思わないような人は、、国民年金の保険料を安く抑えるなんて細かいことは言わないでしょうから、この記事では読者として想定しません。
前納制度
将来の年金はちゃんと欲しいし、犯罪までする気はないけど、国民年金の保険料は安く抑えたい。このへんが大部分の人が思うことじゃないでしょうか。これを合法的にするには、前納制度しかありません。裏技でもなんでもありませんから、後ろ指を刺されることはありません。むしろ役所の年金係のおじさん、おばさん、もしかして、運が良ければ、いけめんのおにーさんや美人のおねーさんに、前納する人って素晴らしい、国民の鑑と誉めてもらえるかもしれません。
誉めてもらえる可能性があって、保険料も安く抑えられる。犯罪者にもならないですむ。夢のようですね。利用しない理由が見当たりませんよね、さあ、あなたも今すぐ前納を!・・・・と、保険マップ管理人が厚生労働省から何か圧力を受けているのではないかと勘ぐられるようなことは書きません。
前納によって安く抑えられるは事実ですが、実はそれほどの大きな金額というわけ・・でもないんですよね・・・。
まず、当月末に引き落とし、早割で納付すると50円割引になります。16,340円に対して50円 0.3%。
どうしょう、これは、銀行預金にしておくよりいいんじゃなでしょうか。これは利用する価値があるように思います。
あとは前納です。6ヶ月、1年、2年の3種類がありますし、それぞれ、現金と口座振替があります。現金より口座振替が有利ですり、長期のほうが当然、有利です。
1年の口座振替の場合なら、本来年間196,080円 のところ 191,970 円でOK、割合でいえば、2%の割引、2年の口座振替の場合なら、本来2年間39,3000円 のところ 377,350 円。 割合でいえば、3.9%の割引となります。
この2%とか3.9%とかいう数字をどう考えるかで、前納をするかどうかは考えたらいいでしょう。
前納するべきか
今仮に、銀行の定期に377,350があるとして、これを2年の前納に充てます。そして国民年金の毎月分の16,340円を、毎月の積立定期にでもすれば、39,3000円+利子 です。今の銀行の定期の金利なら、どう考えたって、2年で15000円以上のプラスになります。
普通にこの先、国民年金の保険料を払っていこうと思っている人で、銀行の定期や普通預金に眠らせている、おいているだけの資金があれば、前納しちゃったほうがいいんでしょうね。
一方、仮に外貨の定期に377,350を預け、年間5%の金利で複利で運用するなら、この前納には意味がありません。前納しないほうが得ということになります。
さらに、投資信託だ、株式だ、FXだ、ビットコインとか言い出すと、もうどれくらいの利益が出るか、あるいは損失を被るか、なんとも言えないことになります。
でもそもそも、株だFXだのディトレードで食っていこうなんて人は、国民年金をアテにするんでしょうね?
その保険料があれば、俺はもっと稼げるぜ・・・って人が多いんでしょうから、国民年金の保険料を払ってないかもしれません。払わなくても犯罪にはなりませんからねぇ・・・。