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AIUインシュアランスカンパニーとは

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AIUインシュアランスカンパニー

外資系保険会社の中でも、聞きなれた会社名でもあるAIU損害保険。日本では戦後間もない1946年に日本での営業の前身として活動が始まりました。その後、1963年に日本法人 AIU株式会社を設立し、1977年に現在のAIU保険会社日本支店として組織を再編、損害保険事業免許取得しました。そして1年後の1978年にAIU株式会社より保険業を引き継ぎ現在の損害保険会社に至るワケです。AIU損害保険の日本での強みは何と言っても傷害保険。日本で比較的知名度がある外資系損保会社同士ではエース保険会社と比較される事が多いです。規模的にはAIUの方がAIGグーループの傘下に入っている事で大きいかもしれませんが、特にこども総合保険・その他の傷害保険に関しては日本のAIUの十八番と言ってもいいのではないかと思います。

AIGとの関係

AIGジャパンホールディングス。度々登場するAIGジャパンの名ですが、実はAIU日本支店ももAIGジャパンの傘下に入っています。同じグループ内には富士火災海上やアメリカンホーム、ジェィアイ障害など、損保会社だけでもズラリと三社がグループ内に居るのですが、AIU損害保険としては独自のカラーを持っているので同グループ内に居る他の損保会社との競り合いの様なものは感じられません。
AIUは自動車保険、傷害保険を筆頭に個人・法人、そして代理店制度も設けています。この事から、AIUの名前は日本でもふつふつと広まって行きました。その背景にAIGと関わりがある事が関係している事も要因です。外車をこよなく愛する人が居るように外資系の保険を自ら選ぶ人は保険に関して『こだわり』を持つ人が多く、AIU損害保険も自分の納得とこだわりを持った方から多く愛されている保険のひとつです。AIGグループという事は、影響力も大きいですね。

個人の保険

個人向けの保険商品としては、自動車保険をはじめ傷害保険/ケガの保険・海外旅行傷害・住まいの保険・医療保険/入院保険などを取りそろえてあります。この中で唯一インターネット契約ができるものとしては海外旅行傷害保険があります。ダイレクト損保が流行る中、代理店販売型の保険会社がインターネット契約を取り扱う所が斬新だと思います。また、AIUの自動車保険も医療保険もなかなか人気があるのですが、火災保険/地震保険の方もおすすめしたいです。オール電化割引はもちろんエコ発電住宅割引というユニークな割引を扱っている所にも人気があります。ここ数年の間に新築したご家庭の中には、AIUの住まいの保険に関する割引適用率が高くなり加入者も右肩上がり傾向にあるようです。個人向け保険とは言え、オーダーメイドの補償を付帯する事が可能な所も人気のひとつです。

法人の保険

法人向け保険商品に関してAIUは個人と違い、様々な角度から選べる方法をアプローチしています。①業種から探す②リスクから探す③法人会/のうぜい協会/制度商品から探す。この3つの角度から探す事によって企業が一番求めている保険商品が判りやすくまた、企業が求めている事に対して一番ふさわしい保険商品を提供する事ができます。アプローチの仕方がちょっと他とは違っているので探しにくいと思われるかもしれませんが、この中には自動車保険をはじめ火災保険、傷害保険、賠償責任保険など様々な保険商品が揃っています。そして中でも人気一押しなのが『総合事業者保険・スマートプロテクト』です。その名の通り、事業者が抱える雇用者の問題をあらゆる面からサポートしてくれる保険になっています。AIUイチオシの法人向け保険と言ってもいいでしょう。

AIUの評判と口コミ

AIUの評判と口コミですが、AIUに関しては個人・法人様々な商品の中から今回は「こども保険」に関する評判と口コミをお話ししたいと思います。4月の入学シーズンになると新入生を対象に色々な書類が保護者充てに配布されると思いますが、その中に必ず入っているのが自転車保険・こども総合保険の案内です。この二つ、実は各損保会社が全国各地の学校へ営業に行くのですよ。代理店経由になるか直接扱いになるかはその学校や幼稚園・保育園などで変わってくるのですが、特に私立の幼稚園や小中学校の加入率は8割を超える人気なのです。個人的に言わせていただきますと、自転車保険に加入するのであればこども総合保険に加入された方が断然お得です。お得と言うのは保険料ではなく補償面です。特にAIUのこども総合保険は今では他社でも認可が下りましたが「O-157」や他の感染症でも補償しますと一番最初にこども保険に取り入れたのはAIUなのです。この評判が広がり、とある由緒ある全国の私立幼稚園からはAIUご指名で来るそうですよ。と、なれば子供の事ならママ友の間では話題になるのも当然ですよね。

AIUの強み

AIUの強みとなると要素はたくさんあるのですが、先ず第一に上がるのは言うまでもなくAIGジャパン・ホールディングスの傘下であるという事だと思います。AIGジャパンの傘下には他にも富士火災海上やジェィアイ傷害保険・アメリカンホーム医療/損保やAIG富士生命などと連携する事も可能だからです。お互いに無いものを補いながら利益を上げていくと同時にAIUの名前を知ってもらう。この方法はグループ内で共通する事でもあるのですが、特に生保との連携は団体保険の時に有利になる場合が多いです。生保は団体加入の契約を持っている事で例えば自動車保険・旅行傷害保険の需要が必要とされた時に効力を発揮します。相互の関係でグループ同士の補いである事によってコストやそれぞれの利益にも少しかもしれませんが繋がる事は小さくても強みになります。

社内評判

AIUは就活を目指す現役大学生から現在保険業に就いている現役社員、そして金融関係の職から転職してくる人に人気があります。実際にAIUを目指して入社してきた人は多く社内全体の風通しは悪くないようです。古く肩ぐるしい習慣が伝統には無く全体的に物事を教わろうとしたら教えてくれる人が多い社内の雰囲気です。新しいものが比較的に取り入れられて若い年齢層が多いのではないかと思うかもしれませんが、そうでも無いのですよ。日本の損保会社や金融機関にいた中年と呼ばれる方が転職してきて、適職に就き実力を発揮されています。つまりその方達が転職してきて居心地がいいという事は『遣り甲斐がある=やればやっただけの報酬がある』という事に繋がるようです。また、女性から見たAIUは男女の差別なく評価してくれる所に女性の評価も高いようです。

代理店から見たAIU

AIU損害保険は代理店販売型です。今流行のダイレクト販売は行っておらず唯一、個人の海外旅行傷害保険はインターネットから契約できる事以外は代理店販売となります。AIUの看板をあげている保険代理店を見かけた事は無いですか?AIUと書いてあっても損保ジャパンや東京ん海上日動のように、あまり目立たないかもしれませんね(笑)でも、外車しか乗らない人は保険もAIUに加入すると言うこだわりに関する噂もあるのは事実なのですよ。まぁ、都市伝説の様なものと思っていただいてもいいのですが。代理店でAIUを扱っている店舗は何を主軸にしているかという事が一番気になりますね。AIUオンリーで代理店をしている事は恐らく無いと思いますので、恐らく法人向けのスマートプロテクトなどを自動車保険とセットで持ち合わせて販売するスタイルが多いかと。それと先ほども申し上げた『こども総合保険』も実は代理店に利益にとっては大きな主軸となるのですよ。

最近の様子

ここ最近、AIUの元受正味保険料は下降気味にありました。格付け的にはA・A+の位置にランクしているので問題ないと思うのですが、2008年度には2,535.2億円あった元受正味保険料が2,427.2億円と2012年には公開されています。これはAIUだけではなく、他社も同じように下降気味にになった、または合併してその危機を逃れたという事があり、リーマンショック後はなおさらその傾向が強かったのかもしれません。日本には3大メガ保険というグループが存在している中でAIGジャパン・ホールディングスの傘下とはいえ単独保険会社で頑張っている外資系損保会社としては優秀だと思います。合併したばかりの損保ジャパン日本興亜ひまわり生命と名前をくっつけただけの保険会社でも知名度があれば何とか残って行く時代の中でAIUはよく頑張っていると思います。そして知名度もあると思います。

今後の展開

AIUの今後の勝負は既存の保険商品を更に広げていくか?それともエース損害保険のように新しい商品を次々と考案し試していくか?答えはこれからだと思いますが、斬新なアイデアと今までの物をバッサリ切るような事はしないと思います。ここ10年ほど続いている商品もありますし、10年以上商品名が変わらないのがAIUの特徴でもあります。そこには古いと言うのではなく自信をもってお客様に提供しているAIUのプライドが見えてきます。AIGの傘下だからと言って決して温い環境に居るわけでは無く、社員一人一人が頑張っただけ報酬があるというスタイルは年功序列制を多く取り入れている日本社には考えられないかもしれませんね。しかし色んな人が世の中には居ますから、AIUのように頑張っただけ報酬がある、報酬に限らず遣り甲斐があるという場所としてAIUを自分の職場に選ぶ人が多いのも今後変わらないと思いますよ。