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顧客本位の業務運営に関する原則 保険会社と代理店

顧客本位の業務運営に関する原則 保険会社と代理店

2017年3月30日に金融庁が公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」というのがある。こういう国の原則というのは、法律的な強制力や罰則がなくても、無視するわけにはいかない。とくに大手であれば、
ちゃんと国が定めた原則やガイドラインに沿ったお仕事をしている立派な会社ですぜ・・・というスタンスを崩すわけにはいかない。一般論として、ほんとにゴミのようなどうしょうもないガイドラインも存在しないわけでもないが、多くの場合、ガイドラインや原則に従う企業が増えると、短期としては不利益を蒙る消費者が減り、長期的には業界全体のパイも大きくなることが多いといえるだろう。
「顧客本位の業務運営に関する原則 」は、何も保険会社だけを対象とした原則ではなく銀行や金融商品を取り扱う事業者が対象だ。

4か月

そして発表のあった2017年3月30日から4か月経過した、2017年7月28日。金融庁は「顧客本位の業務運営に関する原則 」に対する取り組み方針を打ち出した金融事業者を発表した。
「顧客本位の業務運営に関する原則 」を採択すると、原則に従った顧客本位の業務運営をするための明確な方針の策定と公表を求めていた。そして、金融事業者の取り組み状況がわかるように、取り組み方針を打ち出した金融事業者のリストを金融庁のWEBで発表することになっていった。2017年7月28日の発表は、その第1回目だ。

結果

金融業者全体としては466事業者だが、保険関係を見ていくと、生命保険会社39社、損保会社10社、保険持株会社4社、少額短期保険会社7社、乗り合い代理店13社、損害保険代理店1社となっている。

意識改革 価値を売る

保険会社が、この原則に従います・・と打ち出すのは、想定の範囲内で驚きはしなかったのだが、代理店も結構参加してきている。
まあ、これも時代・・・ということなのかなぁ。代理店さんも、「保険を売る」から、「価値を売る」に意識改革をしないと生きていけないんだろうな。
管理人の本業のITでも一緒だ。技術を売るなんてのは一握りの会社。それによって産み出される価値こそが、お客さんの欲しいものなんだから。
その発想ができないところは、どんどん潰れたよなぁ。