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日立キャピタル損害保険株式会社とは

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日立キャピタルの歴史

日立キャピタル損害保険って。。そうです、あの電機メーカー『日立』です。
が、日立キャピタル損害保険に関しては全く別会社になっています。つまり、親戚の様な関係といったら判りやすいでしょうか。
株主は日立キャピタルと何と損保ジャパン(どこでも出て来るなぁ)が株主になっていまして、「この木♪何の木、気になる木」の日立と関連はあるのですが損害保険会社として独立しています。設立は平成6年、ここ20年ほどの間にメキメキと出てきた保険会社です。
取扱い商品は一般とは違い特殊で、団体長期障害所得補償保険・長期就業不能所得補償保険・住宅火災保険(金融機関融資住宅等火災保険特約その他の特約付帯)・取引信用保険となっています。では実際にどのような保険なのか日立キャピタルについて挙げていきましょう。

個人の保険・長期就業不能所得補償保険

一家の大黒柱であるご主人が、もし入院・長期休養・長期間仕事ができない状態となったらどうしますか?医療保険があるから大丈夫と思っているかもしれませんが、本当に医療保険だけで安心でしょうか。入院の場合は医療保険を請求する事ができますが、しかし自宅療養となると、医療保険のほとんどが請求外だという事をご存知でしょうか。一ヵ月に手取り30万円の給与を支給されていたとしたら、自宅療養となった翌月から給与は支払われなくなります。そんな時の為に備えるのが「長期就業不能所得補償保険・リビングエール」です。リビングエールの特徴は医療保険や生命保険で保障されない部分をサポートします。加入期間も3年間・5年間と選べて更新ごとに見直す事ができる、いわば収入が無くなった時に備える保険なのです。
確かに。長期就業不能は病院に入院する病気だけとは限りません。そんな時に力になってくれるのが日立キャピタルのリビングエールです。
保険料は年齢ごとに設定され、最長60歳まで補償されるので、個人の方は加入しておいても万が一の為には良いかと思います。

法人の保険・団体長期障害所得補償保険

GLTD団体長期障害所得補償保険。日立キャピタルでは個人向けの長期就業不能所得補償保険と同じように、団体で加入できる従業員の為の収入保険を準備しています。こちらのGLTD団体長期障害所得補償保険は就業規則に合わせてプランを立てる事ができるのが特徴です。いわばオーダーメイドの所得補償保険といってもいいでしょう。政府労災、公的医療保険制度等からの給付と重ならない様に保険制度を導入したい・会社の補償制度と、従業員の自助努力による保険の組み合わせなども可能です。また、近年社会問題となっている精神障害である(うつ病・不安障害)などでやむなく就業ができなくなった場合の特約も付帯可能です。24時間保障で、電話での定期的な表情確認で対象者の様子を伺う事ができると共に、会社の方を心配している対象者にとっては日立キャピタルが間に入ってくれる事で、この保険の役割は一層大きなものになるのではないかと思います。

日立キャピタルの評判は?

損保会社としては一般の人には知名度は余り高くない様子。日立グループに所属している会社に勤務する方なら知っていると言う程度ですが、取り扱っている保険に関しては、個人・法人どちらも所得補償に関する保険1本に絞っている事から根強い必要性があるものと考えられます。所得補償保険を個人・法人で取り扱っている損保会社はいくらでもある中、日立キャピタル損保が成り立っているのは同じ日立グループからの要請が多い事が大きいでしょう。残念ながら一般的な評判や口コミはほとんど皆無に近いのでお伝えする事は出来ないのですが、企業からの必要性は強く、日立プラントなどはおそらく日立キャピタルの団体補償保険に加入していると思われます。また、新規では取り扱っていないのですが融資住宅用として火災保険も取り扱っています。企業経由の必要性が強い事を見ると評判はまずまずといぅった所ではないでしょうか。

日立キャピタルが行っている事業

ここでは少し、日立キャピタルそのものについてお話しします。日立キャピタル損害保険はグループ会社がたくさんあるのです。代表的なのが『日立キャピタル』で、ここでの事業内容は金融サービス・ローン・情報システム・保険・アウトソーシングなど。つまり日立キャピタル損害保険はこの中のグループに含まれているのです。他に沖縄日立キャピタル・日立キャピタルオートリース・積水リース・日立キャピタルコミュニティなどまだまだ続くのですが、たくさんのグループ会社があるのです。グループのそれぞれの事業はいずれも様々な分野での事業展開なので、日立キャピタル損害保険部門が一般的に知られていなくてもグループ会社との取引だけで契約が成り立っていくのが判りました。書ききれないので途中にしましたが、まだまだたくさんのグループ会社があるので興味のある方は調べてみて下さい(笑)

社内評判

申し訳ありません、いろいろ調べてみたのですが(実際に日立の方にも聞いてみたり)、日立キャピタル損害保険の社内評判と言うのはシークレットな部分が多く。。日立の正社員さんでさえ「うーん?どうかな」と言ってわからない様なのです。しかし、日立キャピタル損保の評判としてではなく日立キャピタルグループとしては様々な声が挙がっています。『あちこち転々と異動させられる』『上司次第でいきなり違う部署へ配置転換』『生殺しだ』などという厳しい声も聞こえてきました。近年、日立グループそのものが業績があまり良くないせいもあり、その風が日立キャピタルグループの社員にも流れ込んでくるそうです。転勤・異動は当たり前と言ってらした私のご近所のご主人は今までに「日立」の名のつく関連会社を幾つも異動したそうです。大きい会社であると倒産しないだけいいと取るか。。それとも。。この事から行くと社内的評判は割り切っていると言う感じが強く受けられました。

採用・転職・就業状況

社員の就業・採用・転職状況としてですが、日立キャピタルに先ず席を置いて頂き、そこから保険部門(損保)・金融部門(ローンなど)に配置していくようです。大学新卒者が希望する企業としても人気度はまずまずで大手銀行と同じくらいの人気があるそうです。また、転職者としては保険業界はもちろん、銀行、金融関連会社などの人材の転職率も高く幅広い年齢層が集まって来るようです。採用条件としてはやりがいがあるかどうかを自分で見つける事ができるかどうかがカギになるようで、グローバル事業として成長を望む日立キャピタル側としては海外にも通じる企業である事をアピールしています。そこにうまく自分の力や能力を発揮できる人が必要とされるようです。

損保ジャパンとの関係

日本の損保会社には3大メガ保険というのがありまして、その中のひとつであるNKSJグループ内の国内損保事業として含まれているのが日立キャピタル損害保険なのです。同じくして損保ジャパンも含まれているのですが、日立キャピタル損害保険の株主でもある損保ジャパンは日立キャピタル損害保険をグループ会社として同社に含んでいます。損保ジャパンはもうすぐ日本興亜との合併を控えているのですが、合併後も日立キャピタル損害保険との相互性は変わる事なく続くのではないかと思われます。日立キャピタル損害保険は損保業界からすると少し特殊とも言えるので今後も損保ジャパンとの連携は変わる事なく、むしろ更に強固な関係になって行くものと思われます。

格付けと力量

一般的な損保会社のように自動車や火災保険を取り扱っていないのですが、格付けの位置としてはA-のランク総合評点は69という所に位置付けしています。一見あわやB級と言うように思うかもしれませんが、取り扱っている商品が個人・法人合わせて二種類の所得補償保険の実という事を考えると、日立キャピタルグループのすごさを逆に思わされます。単品という言い方はふさわしくないのかもしれませんが、つまり、あれもこれも保険商品を販売している会社では無いのに『なかなかやるじゃないか日立キャピタル』という感じで捉えてもらうと良いかと思います。毎回言ってると思いますが、格付けなんて一般の人にはあまり興味ないかもしれませんが、、、自分の加入している保険会社の格付けが上だと案外嬉しかったり安心するものですよ。

今後の展開

今後の展開として、まず注目されるのは株主である損保ジャパンが日本興亜と合併する事ではないでしょうか。損保ジャパンと言えば日本の損保業界の代表的存在です。その上、日立キャピタル損害保険も日立キャピタルグループの中の大きな存在です。この二つがタッグを組むだけでも業界に敵なしなのですが、日本興亜が加わる事で企業単位での顧客が増える事は間違いないでしょう。個人・法人共に所得補償ほけんを引っさげて損保業界を生き残るには本来ならば並大抵のことではありません。日立キャピタルグループだからこそ、日本興亜から得るであろう企業単位の顧客は信頼と実績が損保業界の新たなるライバルとなる事も間違い無いように思います。私達に直接は関係ないように思う日立キャピタル損害保険の保険ですが、実は生活に大きく関連している事が今回の事でわかりました。今後も庶民・企業の人々の生活を守るために大いに飛躍して行って欲しいと思います。