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三井ダイレクト損害保険株式会社

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三井ダイレクトの概要

通販型自動車保険の販売としてソニー損保やアクサダイレクトと並ぶ三井ダイレクト損害保険。通販型保険が代理店販売型に迫る勢いで売り上げを伸ばしているが、三井ダイレクト損害保険もその一つ。誕生は2000年と、歴史は浅いが損保業界にこれほど多大な影響を与えるとは思いませんでした。三井ダイレクトの歴史は準備会社として1999年に「物産インシュアランスプラニング株式会社」を設立しています。この翌年の6月には三井ダイレクト損害保険が誕生したのですから、三井ダイレクトは計画的に準備を進められていた会社だと思います。株主はMS&ADインシュアランス グループ ホールディングス・三井物産・三井住友信託銀行・三井生命・三井住友銀行と大手企業の顔ぶれです。この大きなバックアップ体制の元に、三井ダイレクト損害保険は誕生しました。

自動車保険の革命

通販型自動車保険を販売している会社の基本とも言えるウリは、納得の保険料・事故対応能力・充実のロードサービスと3本柱でアピールして入りう。若干、言葉の表現のちがいはあるもののソニー損保なら「保険料は走った分だけ」アクサなら「事故対応顧客満足度94%」など通販型自動車保険のメリットとも言える自分で選んで納得する保険と表現している。また、保険料が代理店販売型に対して割安になるのも魅力の一つ。インターネットで申し込む事で最大10,000円以上安くなったという影響も大きい。それに加え、通販型だからと言って事故対応やロードサービスは手を抜かず妥協する事は無い。むしろ早い・安心・丁寧をコンセプトに接しているのが三井ダイレクトの自動車保険だ。
見積もりはインターネット上で自分でも試算可能、電話でも応対してくれるので素人でも無理なく見積もりができる、もちろん無料です。
こんなこと、保険が販売し始めた頃は想像できなかったでしょうねぇ。。と思えてなりません。

ここまで広がったすごさ!

他社も含めて三井ダイレクトの自動車保険がここまで広がったワケを考えてみました。
答えはすぐに出ました。やはりインターネットで申し込みができる・自分で試算できる・保険料が安くなると、この要因が大きいと思います。
どれも時代にマッチングしているのも運が味方に!ネット社会・ネット時代、不景気もダイレクトに保険に加入すると言う事に大きな拍車をかけたと思います。例えば、スーパーのセルフレジで割引が適用されるなら手間がかかっても、そちらを使いますよね?今はそんな時代です。保険料が安くなるなら自分で試算するくらい、なんてことないのです。そして肝心なのは全く放置された状態ではないという事。きちんと三井ダイレクトがサポートしてくれるので自動車保険を全く分からない方でも、親切、丁寧にサポートしてくれるので安心です。「オレも三井ダイレクトに変えようかなぁ」そんな声が聞こえてくるのは日常茶飯事になっている今日この頃ではないでしょうか。

その他商品ラインナップ

三井ダイレクト損害保険には、他にも商品ラインナップがあります。
とはいっても自動車保険をはじめ、バイク保険・eドライバー保険・e入院保険スーパープラスという医療保険と数は少ないのですが。
中でもeドライバー保険は運転免許を持っているが自分の車を持っていない人を対象とした自動車保険です。これ、ポイントです(笑)自動車の需要性は都心部よりも郊外の方が多く、地方へ行けばいくほど更に自動車所有率は高くなります。4人家族で4台所有しているなんてご家庭もザラなのですよ。4人家族で6台所有(この中には軽四トラック含む)などもありました。しかし、都心部へ行くと会社の営業車以外は運転しない・平日は運転しない・マイカーを持っていてもそういう方は多いです。更に運転免許は持っているけど車は持っていない。こういう方も多いのです。じゃぁ自動車保険はどうすればいいの?という事になりますが、それに該当する方がeドライバー保険の対象者なのです。もちろんインターネットで見積もり・申込みOKです。

三井ダイレクト自動車保険・評判と口コミ

あらららら。。。どうしちゃったの?と思わず声が出てしまました。度々、前もって「評判や口コミはあくまで噂」と申し上げたいた私ですが、三井ダイレクト自動車保険の評判が、あまりにも悪くて。。。撃沈してしまいました。評判の悪い要因は様々ですが、事故後の対応が悪いという内容が多いです。保険料が割安になるので乗り換えた時には良かったのですが、、実際に事故に遭遇すると対応や保険金を支払うまでの調査に弁護士を付けられたと言う方も居ます。弁護士を付けらえたというのは、自損事故を起こしたことに対して疑われたという事らしく、まぁまれなケースだとしても、これが本当なら引きますよね。また、ソニー損保やアクサダイレクトと比較される事も多いようで「三井は態度がデカい!」と言われているケースもあります。うぅ。。ちょっと残念です。いえ、とてもショックです(泣)

実は慎重・納得のいく対応のため

評判と口コミでは愕然としたショックを受けたのですが、この悪評ばかり揃って聞こえてきたのにはワケがあるようです。
実際に三井ダイレクト自動車保険に加入し、被害者にも加害者にもなった事がある方のお話しですが、自損事故を起こした時には当初から「おからだにお怪我はございませんか」と心配してくれる半面で弁護士を立てて調査されていたと言うのです。要するに故意に起こした事故ではないのかという疑いをかけられたと立腹し抗議したところ「不快な思いをさせてしまい申し訳ございません、事故の真実を調べてお客様に報告するのが私どもの役目でございます。安全に保険金をお支払ができるためにも、しばらくお待ちください」と、返答が来たと言う。その後、疑いは晴れ、保険金が支払われたそうだが、加害者になった時に三井ダイレクトの契約者を守る姿勢を痛感したと言う。加害者になってしまった時に気になるのが相手の状況。それを三井ダイレクト側は細かく、タイムリーに「今、先方様はこのような状態でございます」と連絡をくれたという。そして、相手側と話し合いが成立した時に「大変お待たせいたしました、よくご辛抱されました」と労いの言葉を受けたと言う。こういう所が他社とは違うと痛感し、友人にも三井ダイレクトの保険料以外のすごさを薦めていると言う。これが本当なら三井の格も上がるのではないかと思います。

社内の風通し・評判

先ず、入社の難易度が高いという事に目が行きました。今、最前線で稼働している営業マンの多くは若い世代が中心。そんな中で自分も関わりたいという新卒の就職希望者は増加の一方の様です。特に通販型ダイレクト保険販売という事で代理店販売型の損保会社の営業社員とは少し異なる事が人気の要因でもあるようです。またなんといっても三井・三井住友グループが関わっているとなると大企業・一流会社というイメージは外せません。社内の風は良いようで、雰囲気が良いと大半の社員が感じています。仕事量はさほど多くないと思っている社員や、長く働けるという感想もあります。ただ、気になったのは女性が働きやすい、、とはイマイチ言い難い社内状況の様で。パートや契約社員が産休・育休を取ると正社員が穴埋めをしなくてはならないという切実な問題もあるようです。ここら辺は改善すべきところではないでしょうか。

三井住友海上との兼ね合い

こんなお客様がいらっしゃいましたよ。「三井住友海上火災保険から三井ダイレクトに自動車保険を変えようかなぁ」とおっしゃった方。
しかも、それを三井住友海上火災の社員の方に相談されていました(笑)私はお茶を出しながら、どうするのだろうと思いましたら、さすがですね「よろしかったら、ご案内しますよ」との返答。その三住の正社員さんに余裕と言うか、カッコよさを感じましたね。でも、結局そのお客様は「あんたの方が親切だし、やっぱやめるわ」と言われて戻ってきましたが。同じグループとは言え実際には代理店販売型の自動車保険の方がシェア率が高いのが現状です。たとえ一人のお客様が代理店販売と通販を天秤にかけて通販型に流れたとしても、翌年には代理店型に戻ってくると言います。そういう点では、三井ダイレクトと三井住友海上火災との関係は悪くは無いようですね。当然かな。

格付け

格付けに関しては財務力的に総合的に見るものと、1種類の保険を何社か比較したものとで違いが出てきます。
三井ダイレクトの場合は、自動車保険の格付けで悪くは無い位置にランクされています。明確に数字(AAとかA+とか)は、代理店販売型の保険会社が多く獲得しており、格付けに関しては通販型の保険会社は比較されても比較のしようが無いと言う感じです。
実際には知名度がありますし、三井ダイレクトの場合には特にバックアップしている三井・三井住友グループ関連が居ますので心配する必要な無いと思います。また、同業ともいえるソニー損保やアクサダイレクトなどとも比較されがちですが、この辺は保険料と好みの兼ね合いで保険会社を選ぶ方が多いのではないかと思います。

今後の展開

今後、通販型販売の保険を扱う会社はますます増えていくだろう。そんな中で、元祖組と言われる三井ダイレクト損害保険は時代の変化に沿うようにリズムに乗っていく事が大切ではないかと思います。ある程度の知名度や固定客を獲得すると販売戦力に手を抜く事や、欲張ってしまう事もあり、一歩間違えばそれが転落への引き金になる事も。競争と獲得がめまぐるしい保険業界の中で三井ダイレクトの名前が「さすが!」「三井ダイレクトにして良かった!」とのお客様の一声、一声を着々と掴んでいく事で更なる飛躍を期待したい。三井ダイレクトの場合は奇抜な発想は何も要らない。強みでもある三井ブランドを更に信頼を熱く得ていく事で、安心感とお客様本位のサービスを提供できる損害保険会社として根強く進んでいって欲しい。