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エイチディーアイ―ゲーリンング・インドゥストトゥリー・フアジッヒャルング・アクツィーエンゲルシャフト

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HDI-Gerlingって何?

「何じゃこりゃ?」って感じの名称の長さ。このように外資系の保険会社の名称には日本語に訳すると長くて一言では言えないものが多いのです。HDI-Gerling(エイチディーアイーゲーリング)はHDIグループとしてHDIとゲーリンググループの2社が合併し世界各国に拠点を置く、『強いルーツを持つ近代的な会社』として誕生しました。ではその近代的な会社とは何か?それがHDI-Gerlingであり、ヨーロッパ・アジア・①南アフリカ・アメリカなどに貿易・製造業とサービス企業の強力なパートナーを務めています。ドイツではもう何十年もの間HDI-Gerlingとして法人顧客、工業企業および中堅企業の大手保険会社にランクしています。一般的には日本では知名度が無いかもしれませんが、世界的には有数の損保会社・企業と言えるのです。

HDI-Gerling日本支店

HDI-Gerling日本支店してして営業無を開始したのは1998年です。その前5年間の駐在員事務所を経ています。本社はHDIグループのでドイツに本社があります。HDIは日本でも産業分野に特化したユニークな保険によるソルーションと質の高いサービスを提供しています。
財務格付けはA+の位置にランクしていますので安定した業務と営業水準の高さを現しています。株主はTalanx AG(タランクスエージ―)が100%の出資率で、Talanx AGとの関係については後ほどお話ししましょう。保険契約の対象者は法人・企業向けで個人契約ができる商品は取扱っていないようです。世界各国のHDIグループとはまた少し違い、日本ならではの取扱保険商品を揃えているので、大きな取引になるとHDI-Gerling保険に限られているような場合も見受けられ、そこが強みのようにも感じます。

取扱商品

取扱商品ですが、財物・賠償責任・治験・技術/工事・貨物海上・クレーム/リスクマネジメントと、法人や企業には欠かせないサポート商品がズラリと取り揃えられています。この辺は世界的規模のすごさを沸々と思わされます。日本国内だけではなく世界的に考えて日本の企業をサポートしていく保険商品が多いです。この中でも治験保険というのは業界でも珍しく取り扱っている保険会社もそうはいないので注目されます。
治験保険ではヘルスケア産業の様々な疾病に対する治療方法や改善策への取り組みが行われている現在です。そんな中で、リスクを伴う事も多く、その万が一の時の為にサポートするのが治験保険です。具体的には『無過失補償方式または賠償責任方式』が取られるとい事でHDIは治験産業からも信頼を受けパートナーの役目を果たしています。

契約者はどんな企業?

では、そんな企業がHDI-Gerlingの契約者になっているのでしょう。例えば治験保険ならサプリメント業界や医薬製品会社が挙がってきますし、財物保険では急速に変化する環境やリスクに対して在来の保険では対応できなくなっている時代で、電気的、機械的リスクや国内輸送リスクがそれに該当し、その企業が契約者になっています。他にも賠償責任保険やリスク/クレームマネジメント保険ではサービス産業、その他のリスク万が一の企業内での事故に対して対応できるようにサポートしています。いずれも契約者の共通点としては国際的に動いてる企業が多い事は間違いないようです。また、技術/工事保険では空港施設と水力発電所の共通点は何でしょうか?という問いかけに対してHDI-Gerlingが着工から引き渡しまで請負サポートする事を約束しています。

Talanx AGとの関係

Talanx (タランクスインターナショナル)はドイツに在来するタランクスインターナショナル社です。このタランクス社がHDIポーランド社を買収した事からHDI損保もタランクス社が単独支配している。この買収には日本の明治安田生命保険がTalanxと共同で行ったのです。明治安田生命がと言えば日本でも老舗の生命保険会社。その生保会社がタランクスを共同で外資系保険会社を買収するとは。。少し驚きもあるのですが、こんなに規模の大きなHDIグループなのに、どうしてかな?と言う疑問も残ります。保険の世界は取って取られてまた取り返すという契約者の争奪戦だと言われますが、会社規模でみると合併や買収で大きくなっていく事も生き残り作戦の手段の一つである事がまざまざと見えました。

HDI-Gerling業界別ソリュージョン

業界別ソリュージョンとしてHDI-Gerlingは、お客様のニーズが最重要であるという創設以来、ゆるぎない信念を貫いています。そして、科学・製薬・自動車・電子機械・その他業界をサポートも行っています。どれも専門的分野へのサポートで、各業界が安心して研究や製品の誕生を行う事ができるように強みとなっているのは間違いないようです。他社の保険と違い、企業・法人を対象としているだけに、企業が背負うであろうリスクを事前に予測した上でのプランの提案などで、企業の求めるものと同時に安心も提供していく事が業界別ソリュージョンの特徴でもあります。企業にとっては心強い存在でもあり無くてはならない存在でもあるHDI-Gerlingなのです。こんな保険会社、日本には他にあるでしょうか?ふと思ってしまいました。

複雑な企業保険を取り扱う会社として

HDIに関しては情報が少ないのが現状です。例えば会社の口コミですとか評判ですとか。その手のたぐいのものは見つからず、企業・法人を対象にした損保会社としてはかなり複雑で内容の細かい保険商品を扱っているにも関わらず、、さすがに知り合いも居ませんし(笑)じつは買収されていたと言う傘下にある損保会社とは言え、複雑な企業保険を取り扱う損保損保会社としては貴重な存在でもあります。
個人的な意見なのですが、明治安田生命が絡んでいた事には少し驚きよりも残念という感じがしないでも無いです。何故なら、外資系損保や生保もそうなのですが、ブレない部分が多いので好きだったんですけどね。今でも、こんなにすごい会社があったんだと思いながらも、明治安田が絡んでいた事が脳裏に浮かぶと残念と思うのは何故だろう。。

どうせなら。。。

とても自分勝手な理想像なのですが、、というより妄想なのですが、どうしても日本の保険会社に買収されると言うのであれば「日本興亜」に買収されて欲しかったなぁと思います。まぁ、日本興亜も損保ジャパンと合併してしまいましたし。。3大メガ保険グループに含まれていたので外資系の保険とタッグを組む事は無いだろうと思っていましたが。日本興亜に買収されなくても日本興亜と合併したら個性豊かな、お互いの歴史と沿革を相互に発揮できて、日本の特色と世界へ通じる保険を生み出す事ができたのではないだろうかと思う。なぜならば、日本興亜は旧・興亜火災という火災保険に関しては、右に出るものが限られてくるからというのもあります。とてもミスマッチに感じるかもしれませんが、この組み合わせ、あくまでも私個人の思いですが叶うとどうだったのだろうと思いました。

今後の展開1

今後の展開としては、このままの状態で継続していく事が強いと思われますが、しいて言えばグループの傘下に居るという事がどうしても引っかかってしまいます。。(これも個人的想い) これだけの内容の濃密な商品やリスクマネジメントが出来る・世界に通じる・世界に知名度があるのに株主がタランクスである事、歴史上にタランクスと明治安田生命から買収された事が、どうしても残念な気がします。
まぁ、それでも安定した利益率を上げているのですしニーズも高いのだからいいじゃないかと言えばそれまでなのですが、もし可能性があるならば独立=単独で営業してもいいように思います。利益率やニーズがあるのにグループや株主の傘下に居ると、資金面ではいいかもしれませんが本当の意味での保険会社のすごさが伝わら無いが気がするのですが。。。そう思うのは私だけでしょうか。

今後の展開2

とはいうものの、HDI-Gerlingって何?っていう所から入っていき、こんなにツワモノの損保会社があるのだという事がわかりました。(私が無知なだけかもしれませんが)一般の方には直接関係が無いですし、ましてや保険に興味がある方なんて、そんなに多くも無いですよね。でも、日本にも外国生まれのすごい保険会社があるのだという事で紹介したい会社のひとつそれが今回のHDI-Gerling保険でした。複雑で難しい内容の保険を取り扱い企業をサポートしながら助けていく。そんな損保会社が日本にも存在するのだという事を思うと、ちょっとだけ景気が悪くても頑張って働こうと思う人も出てくるかもしれませんよね。HDI-Gerling保険、みなさんの生活に何らかの形で関係している事があるかもしれないですよ。今後も安定感と信頼で様々なニーズに応え、活躍していく事でしょう。