Gen Re(ジェンRe)ジェン・リーと呼ばれる保険会社は再保険会社
Gen Re(ジェンRe)ジェン・リーと呼ばれているようですが、設立当時の社名は「ケルン再保険」でした。2010年7月1日に現在のジェン・リー再保険に社名変更がされました。という事でGen Re(ジェンRe)ジェン・リーは北米やヨーロッパを中心に展開している再保険会社です。それにしても日本に比べると外資系には再保険会社の多さに驚きです。もっともな事で、世界を請け負っている再保険会社が多い背景もあるようですが、日本に再保険会社が少ない・限られているという事がいいのか悪いのか。。。疑問が出てきました。
ジェン・リーは社名変更された際の目的としてブランド化する事もあったようで、1846年に1921年頃までには主に引受保険を実行してきたが、1929年以来の直接再保険を展開する事でグローバルな強みを基礎とし、各地域の事業、当社は国際的に高く評価される企業に成長した。ケルン再保険からジェン・リーの名前をブランド化させると共に1つの会社として世界で事業を展開しているという現状を反映させるための措置としてのけじめで誕生したGen Re(ジェンRe)である。
ケルン再保険時代からの歴史
Gen Re(ジェンRe)と社名を変更しても、あくまでも事業の統一化を表現するためであって、ケルン再保険時代からの事業運営の方法や同社の法人組織や経営陣の変更もは、ありません。ケルン再保険の歴史は1846年, 世界初の再保険会社として有名です。ミュンヘン再保険でも取り上げられたようにケルン再保険がドイツに世界初の再保険会社として誕生した時には各国が称賛を挙げたと言います。再保険の役割自体がまだ不安定で浸透性が無かっただけにケルン再保険の役割と実績はその後の再保険会社業界に大きな影響と自信をもたらしました。
ジェン・リーが、そのケルン再保険の跡継ぎとして事業そのものを保険だけに限らずブランド化したのは再保険業のみならず財務力に優れている事も表現したかったのではないかと思われます。
アピール①
再保険会社と言うと、リスク回避から倒産後の措置などの手続きを引き受ける印象が強いですが、もちろんそれも含めてGen Re(ジェンRe)は独自のアピールをしています。その一つが生活/健康について、優れた専門知識と心の金融平和をもたらすソリュージョンを提供しますとあります。これは、金融のみならず個人の心の金融つまり健康が害されぬようにサポートしますという事では無いでしょうか。会社が危機にさらされる要因は何も金融が原因とは限りません。経営者やトップの健康が害された場合にでもリスクの危険は大きくなります。そのような時にも、ジェン・リーは、もしもの時の為に経営者がリソース出来るようにつまり訓練・情報・サポートを準備しています。再保険は事が起こってから必要とされる場合が多いのですが、リスクを事前に回避するというテーマを掲げている事も忘れないで下さい。
アピール②
もう一つのアピールとして、Gen Re(ジェンRe)は、国際的な専門知識と近接の両方をお客様に提供することができると自信をもって提供しています。これは生活/健康・インターナショナルにおいて、ジェン・リーが最高の包括的なエンタープライズ•リスク•マネジメントへの鍵である事を契約者に伝え、安心を提供しているとも思えます。日本と違い、自信の持ち方や表現の仕方は海外の方がはるかに大きいです。日本人なら「本当かなぁ」と思ってしまいがちですが、再保険という特殊ある意味、瀬戸際に来てからの助けをしなければならない場合、引き受ける側が頼りない存在(アピール)だったら不安になりませんか。その点、ジェン・リーは「お任せください」のアピールがとても頼もしく上手だと思うのです。生活/健康・インターナショナル。なるほど、全て生活に関わってきますし企業の安定にも繋がりますね。
どのように今日あなたを助けるか?
カバレッジと題して死傷者についてGen Re(ジェンRe)は、助けを考えています。今現在直面している危機とは何か?『あなたはユニークなリスクに直面していますか?』との問いかけでずらりと並んだリスク項目。サイバーリスク・取締役&役員賠償責任・雇用慣行賠償責任・誤差脱漏/プロフェッショナル賠償・一般的な賠償責任/公共および製造物責任・住宅所有者/世帯責任・リカー責任・医療専門家の責任・個人的な事故・人身傷害賠償責任・汚染/環境減損責任・製造物責任・製品リコール・鉄道保護/お問い合わせ&請負保護責任・労災/雇用者責任等々、まだまだ項目が上がっています。上記に挙げた項目には死傷者が出るリスクが低い高い関わらずの確率で発生すると考えられ、それに備えて心当たりがあるようならいつでも相談して下さいと公開している。
企業家族(一般的なスター?)
ジェン・リーが社名変更をした際にブランド化・統一化をした事が目的である事をお伝えしましたが、ジェン・リーは再保険会社の他にグループ会社として様々な部門の企業を運営しています。それを企業の家族と題して例えば「一般的なスター」としてメディカルプロフェッショナル事業部としてマルチな手術専門の施設を提供し、より低い料金・免責金額で医療面からサポートしています。またカジュアルティブローカレッジ 部門では化学製品責任を、契約損害保険部門は製造物責任を担当して子会社でありながらジェン・リーは再保険をいつでもサポートできる状態においています。化学製品責任などは、特に企業だけでは負えない責任も出てくる場合もありますので大きな存在と言えるのではないでしょうか。これがジェン・リーの家族である「一般的なスター」と呼ばれている部門です。
Gen Re(ジェンRe)の強み
Gen Re(ジェンRe)の強みは何と言っても『私たちの家族』と自ら紹介しているグループ会社や子会社でしょう。再保険には欠かせない事業展開している所を子会社に持つ事は何よりも強いと思います。また、ジェン・リーがブランド化した目的を見事に達成したと共に、尚且つわかりやすい事業展開組織になったのではないかと思います。再度申し上げるのですが、再保険は金融だけの危機回避では避けられないリスクを抱える場合があります。近年では感染病などで世界が震撼する事も含めて、いつ・何が原因で企業が再保険会社を頼る事になるかわからない時代。
Gen Re(ジェンRe)は世界初の再保険であるケルン再保険の後継者としてどこよりも強固な強みを持っていると思わずにはいられません。
クレームも財務力と組み合わせて!
クレームは商売をしていると何に対してもつきものなのかもしれませんが。。。再保険が引き受けるクレームはちょっと違います。
それは規模の大きさであったり、予期せぬ出来事であったりで契約者や保険だけでは済まされない場合、、つまり企業そのものの運営が難しくなる場合が想定される場合のクレームです。クレームというか事故でもあるのですが、対処する場合にはGen Re(ジェンRe)が全面的にサポートする事を宣言してます。我々は、業界で最高のクレームの専門家を雇い、訓練を知っているとしてクレームの専門知識、サービス、財務力、顧客価値の組み合わせであるからこそ自分たちの力が発揮できるとしています。ここまで宣言されると、つい「本当かなぁ」と思ってしまいます。でも「本当かなぁ」が実現できるとなると「すごい!」に変わるのでしょうね。
人材のレベルの高さ
Gen Re(ジェンRe)で働きたい場合、インターシップから始める事になります。きちんとインターシップの仕組みも整っています。
が、しかしジェン・リーの門を叩く人材は優秀な人材が多く、優秀であればあるほどその道へは近いと言われています。優秀な能力とは、ただ単に勉学が出来るのでは無くて人間としての最低限の知識から根本的知識を再確認し、予測できる・出来ない出来事にも自分がどの程度対応できるかなどが問われます。一流の人材と言われるように、ジェン・リーで働きたいと思う人はある意味、挑戦だと思いますし、そのような人間としての根本的示唆力を瞬時に身に着けられるよう学ぶことも人生においては決して悪い事にはならないと思います。数理計算上の研修生も保険数理試験プログラム内の研修生と一緒にトレーニングプログラムを学ぶこともできるのでチャンスは誰にでもあります。日本人で働いている人が居るのか気になりますね。
今後の展開
今回ここでは今後の展開と題していますが、個人的希望として日本人の方が何名かGen Re(ジェンRe)に存在する事、または増えていく事を期待します。それと同時に日本でも支店や支社を置いて頂いて、ジェン・リーの考え方を日本の若者たちにどんどん教えて行って欲しいと思います。外資系損害保険会社は特殊であると同時に歴史が古いもの、また、設立者や代表者の一声で社名が変わるなど日本とはまた違う大胆な決断が取られる事も文化の違いでしょうか。Gen Re(ジェンRe)ときいて、外国の再保険会社と答えられる現職の保険営業マンが何人いるでしょうか?また、ケルン再保険を知っている現職の保険会社社員が日本に果たして何%の割合で居るのでしょうか。一度聞いてみるのもいいかもしれませんね(笑)