損害保険の代理店がいくつあるのか。世間、普通に暮らしているとこんなことを気にする必要はあまりないだろう。まあ年配の方が、長年付き合っていった個人代理店さんが廃業とかになると、保険代理店という商売は厳しいのかなぁ、減少しているのかなぁ・・と感じることがあるのかもしれない。
さて、実態である。
損保協会が2016年末の代理店の数について発表した。
国内保険会社28社、外国保険会社12社の合計データだ。
代理店の実在数は、19万6043店だという。前年と比べると3.0%の減少だという。あぁ・・やっぱり減っているのか。
一方、募集従事者は206万4265人。こっちは0.2%増。集約が進んでいるのかなぁ。
新規開業は12,299店で、廃業は18,404店。結構な、1割近い数が廃業になっているんだな。
前年比3%の減少だと、それほどひどい減り方とは感じないかもしれない。
でも、1998年末には、59万3872店あったのだ。それに比べれば40万店の減少。1/3になってしまっている。
募集従事者は、2007年に200万人をこえ、ほぼ横ばい。やっぱり大手に集約してきているんだろうなぁ。
保険料でみると、代理店経由がまだ91.6%ある。通販などの直販は7.9%になっている。直販の比率がもっと高いんじゃないかという印象だったが、まだまだ、代理店販売が多いんだな。前年との比較では、0.1%程度しか動いていない。このまま何かエポックでもない限り、あまり大きな変化はないのだろう。
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