刑法上、人身に損害、損傷を与えて逃げ出すのと、例えば、ガードレールや縁石をこすって損害を与えて逃げ出したというのでは、同じ逃げたにしろ、量刑が異なっても、罪状が異なっても違和感はない。
しかし、今日、なんとも言えない事故の話を聞いた。環状七号線、練馬区、板橋区のあたりで、トラックが街路樹に激突。それだけならまだ良かったのだが、倒れた街路樹で、怪我人が出た。そして件のトラックはそのまま逃走したというのだ。
当たったのは、街路樹だから物損だが結果として人に怪我をさせている。人身扱いになるのだが妥当なんだろうなぁ。
しかしなにより加害者のトラックが逃げたことに溜息が出る。逃げ切れるもんじゃない。
街路樹に車の塗料も残っているだろう。タイヤ痕もあるだろう。
日中のことだ。目撃者だってある。
残念なことに事故を起こしてしまったわけだが、やむを得ない過失の場合だってあるだろう。
しかし怪我人の救護もしないで逃げ出したのはダメだろ。
事故を起こしたにしても、精いっぱいの救護をするなり、救急車を呼ぶなりしないと。
もう言い訳のしようがない。
本人に重大な過失がある場合、自動車保険は免責されることがある。
たとえば、麻薬、覚醒剤とか飲酒とか。
事故を起こすまでは免責とならない過失だったとして、逃げたことで処置が遅れて重篤さが増した場合、
そこは免責になってしまうのだろうか。
まあ任意保険に自分で入っているような人は、ある程度、最低限の責任感はあるんじゃないかと思う。
ひき逃げをすることは少ないんだろうな。
トラックだと会社が入っている保険だから、タチの悪い運転手の事故もカバーする内容になっているのかなぁ。
いずれにしろ、ちゃんと補償されないと、怪我をした人が気の毒すぎる。
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