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代理店になるには?

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代理店になりたい方へ

保険の募集の仕事がしたい!と思ったら、どのような手順を踏めば良いのでしょうか?実は代理店になるためには、資格試験に合格することが必須となります。またどのようなスタイルで保険を募集するかは、就職先によって若干異なります。今回は、自分が代理店になるためのやり方や必要な事柄について記載します。

損害保険の募集人になりたい!

損害保険の募集人になるためには、日本損害保険協会が主催する「損保険一般試験基礎単位」という試験に合格することから始まります。これは損害保険に関する法律(保険法、保険業法、金融商品取引法)や、自賠責保険、自動車保険といった保険商品に関る基礎的な知識が出題される試験です。ディーラーでは、自動車保険を販売予定の新入社員に必ず受験させています。この試験に合格すると、自分が募集人であると届出することができます。また、5年ごとの更新制になっており、既に保険募集をしている募集人であっても、時期が来れば再度試験を受験します。この資格なしに保険募集を行ってしまうと、無届募集という扱いになり、その代理店もしくは募集人に厳しい罰が下されることがあります。保険の募集を始めるには、新人であれベテランであれ、まずはこの試験を突破することから始まります。ちなみに試験はテキスト持ち込み不可なので、隅々までテキストを読みこむことが必要です。更に、試験に合格した後には「損保一般試験商品単位」という試験を受験します。これには自動車単位、火災単位、傷害単位があり、自動車保険を販売する場合は自動車単位、自動車保険と火災保険を販売する場合は自動車単位と火災単位・・・というように、自分が販売する商品の種類に応じて受験するものが変わってきます。これは基礎単位と同じくテキスト持ち込み不可なのですが、解答するパソコンの画面の中でテキストを閲覧できるようになっています。よって、どこに何が書いてあるかが分かっていれば、問題文に応じて該当の箇所を探すだけですから、テキストを丸暗記する必要はありません。とはいえ制限時間がある試験なので、一切勉強しないでいくとただただ確認に時間がとられて解答時間が無くなってしまうので、ある程度試験勉強に時間をかけることが必要です。

代理店になる方法その1:保険代理店への就職

保険販売やコンサルティングを主な業務とする保険代理店に就職すると、損害保険生命保険問わずあらゆる種類の保険に携わることができます。客先は個人に限らず、法人もいます。特に法人客先を持つ募集人は、その企業の自動車保険、火災保険のみならず、賠償責任保険や経営者の生命保険等たくさんの保険を販売することになります。保険のプロになりたいと思うのであれば、プロの保険代理店を選びましょう。自動車保険を販売してみたいと思うのであれば、ディーラーがおすすめです。ディーラー内では保険を獲得するごとに、新規なら●%、更新なら△%と言うようなマージンが発生します。半年や1年等のスパンで契約をたくさん獲得した人を表彰したりする制度もあり、それが営業マンのモチベーションになっているディーラーも存在します。火災保険を販売してみたいと思うのであれば、建築や不動産業、あるいは銀行がおすすめです。いずれも住宅の建築や貸し出しに関る職種です。賃貸物件の場合は、大家への賠償のために借家人賠償責任保険付の家財保険に加入することを義務付けていることが多く、そこで保険の説明をしたりします。また、銀行では新築物件は勿論、中古住宅での借り入れやリフォームの際に火災保険を提案したり、保険の説明をしたりします。傷害保険を販売してみたいと思うのであれば、旅行業者はいかがでしょうか?国内旅行保険、海外旅行保険等旅行に行かれるお客様に保険を販売することができます。このように、保険の販売に関われる業種はたくさんあります。稀にディーラーなのに火災保険を販売してみたり、銀行が生命保険を販売していたりと、会社の方針で本業に関らない種類の保険を販売していることもあります。代理店を目指すならば、保険の仕事=保険会社、保険代理店と決め付けず、色々な業種を研究してみると良いでしょう。

代理店になる方法その2:保険会社に雇用してもらう

将来保険代理店として独立することを目指す人材を、保険会社が直接雇用して育成する制度があります。損保ジャパン日本興亜では、トータルライフアドバイザー、三井住友海上ではインシュアランスコンサルタント、東京海上日動ではインシュアランスプランナーという名称で呼ばれています。保険会社の社員として入社し、研修や指導を受けながら実際に保険の募集をします。募集にはノルマがあり(件数ではなく、保険料の合計)、新規の客先を開拓したり、既存の客先に別の保険を提案しながら1年ないしは2年保険会社から給料を貰います。(このあたりの年数は保険会社によって違います)途中で挫折して別の職業に転職する人もいますが、何とか頑張って卒業する人、途中で代理店従業員に転身する人様々です。

代理店になる方法その3:保険課に勤務する

一般企業であっても、従業員や会社自体の保険を担当する部署、いわゆる保険課に勤務すれば保険の募集ができます。規模の大きい会社だと、保険課が保険代理店としての機能を持ち、保険会社と打ち合わせしたり、客先で保険の説明をしたりします。保険の説明ができる人材は基調なので、1度ここに配属されるとなかなか他の部署に異動できないと言っている募集人を見たことがあります。実際私が勤務していた時も、長く勤めた担当者が定年や出産で退職するとなった時は、「後任はどんな人がなるんだろう」と気にやんだものです。

生命保険の募集人になりたい!

損害保険と同じく、生命保険にも募集をするための基本となる試験があります。それが、生命保険募集人試験(一般課程)です。これに合格した人は、更に難しい専門課程、応用課程、大学課程と順に受験をしていきます。とりあえず募集だけなら一般課程に合格していれば大丈夫です。テストはマークシート方式で、100点満点中70点以上獲得できれば合格です。代理店のみならず、保険会社の新入社員も基礎知識を身につけるという意味で受験をしていることがあります。また、生命保険の求人も損害保険とほぼ同じです。大別すると、保険会社に直接雇用されるか、代理店に就職するかの2つしかありません。日本国内には外資系、いわゆるカタカナの生命保険会社が多数支店を出していますので、求人の数は損害保険の営業職よりも多いかもしれません。損害保険も生命保険も共通して言えることですが、このような営業職は新卒よりも中途採用の方が多いです。新卒には自分の友人や家族しかマーケットがありませんが、中途採用だと前職で関った人という全く別のマーケットが存在するからです。もし転職を考えている人は、これを機に保険業界も検討してみてはいかがでしょうか?

更新制が存在する理由

かつて保険の募集は更新制度というものが存在せず、1度合格してしまえば一生ものの資格とまで言われていました。それが損保基礎単位のように更新制になったのは、資格があることに甘んじて保険商品の内容を理解していない募集人が増えたためです。保険募集人であることに年齢の上限はありませんから、70代、80代になっても募集人として活躍している人が多く居ました。しかし、古い商品の内容を説明していたり、パソコンが使えないので保険料を計算できなかったり等で、お客様から苦情や不安の声が殺到したので、募集人の質を一定程度維持するためにも更新制が定められたのではないかと思います。勿論高齢でも商品の勉強を欠かさず、パソコンを使った作業も他の人に頼みながらどうにか募集を続けているという素晴らしい募集人がいるかもしれません。しかし、試験を実施することで、知識もない努力もしない募集人はある程度ふるいにかけられますから、更新制は決して悪いことではありません。