三井住友海上あいおい生命保険株式会社とは
長いって(笑)合併の合併でこうなっちゃったのですが、日本の保険会社の特徴とも言える社名の代表ですよね。
まぁ、大手の中の大手なのですが、損保とはまた違う意味で大きな生命保険会社です。どことどこがくっついたか、この場において私があえて説明するのもおこがましいのですが念のため説明させていただきますね。三井住友あいおい生命の沿革と歴史は大きく二つに分かれている所から始まります。①住友海上ゆうゆう保険と三井みらい生命が2001年の10月に合併②大東京しあわせ生命と千代田火災ヱビス生命が同じく2001年の4月に合併しました。で、誕生したのが①三井住友海上きらめき生命②あいおい生命となり、更に2011年の10月にこの2つが合併して現在の三井住友海上あいおい生命となったのです。
会社概要と歴史
合併の経緯と共に株主がMS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社で出資率が100%である事。そうですあの損保で登場した3大メガ保険ですよ。損保業界では風を肩で切って歩ける実績をあげていますが生保はどうなのでしょう?
どうしても損保のイメージが強くて、あとこのセンスの無い社名のせいでいったいどんな生保会社なのか名前以外はまぅったく見えてきません。
くっつけりゃいいってもんじゃないと思うのですがね。。くっつけて全く違う社名にしたら話題性もあっただろうに。。会社概要と言ってもMS&ADインシュアランス グループ ホールディングスである事と、平成8年と言う比較的新しい生保会社だという事しか言えないです。どこかに三井住友海上あいおい生命の良さがあるかどうか調べて行きたいと思います。
会社の特徴
生保会社ですが、医療保険よりも終身保険や定期保険の方に力を入れている印象があります。これは医療保険では他には敵わないという事もあるのかもしれません。損保と連携しているお客様を契約者とする方法が有利なように見えますが、損保のイメージが強すぎて、しかも住友なら住友生命がありますし、三井も三井生命があります。保険を考えた時に商品うんぬんよりも先に会社の仕組みや単独の住友生命や三井生命と関係がございませんという事を説明しないとややこしい事にもなるのではないかと思います。
実際に私が代理店時代には、名刺を見るまで損保の営業なのか生保の営業なのか聞いただけではわからなかったのですから。
会社の特徴として名前だけが響くと言うのも何だか悲しい気がしますが。。どうでしょうか。
代理店は必要か?
どうしても辛口意見になってしまうのですがすみません!代理店、必要ないと思います!
三井住友海上あいおい生命に関しては損保と提携して、その類で契約を頂いたら良いかと思います。
正直、代理店側としても生保を扱う時には売れる生命保険を扱いたいものです。ある意味絶対売れる保険というか。
アフラックのようにがん保険ならアフラックというイメージが定着したものを販売したいです。手数料も欲しいですからね代理店としては。
果たして、三井住友海上あいおい生命の商品を仮に1軒契約が取れたとしても、その方は納得して加入されたのであればいいですが○○ほけんなら三井住友海上あいおい生命という目玉商品が欲しい所です。何度も言いますが、何で社名を変えなかったのかなぁ。。。
どの商品がイチオシか?
それでも商品自体は悪くは無いですよ。低解約返戻金型の積み立て利率変動型終身保険や逓減定期、子供保険に医療保険も一通り揃っています。
問題はこの保険商品を売る相手を探さなければならない事です。まぁ、せっかくですから損保の方達にも協力していただいて例えば積立利率変動型終身保険などは、保障が一生続き万が一の時にはその時の状態に(介護・葬祭・年金)に変更する事が可能です。金利は変動型ですが積立利率は年1.25%を最低保証しています。このくらいの最低保証だと加入しておいても無難かと思います。あとは終身保険ですから保険料が気になる所ですね。実際に逓減定期保険の保険料を他社と比較してみると同じ40歳男性では、若干ですが三井住友海上あいおい生命の方が高くなったから止めたと言う方もいらっしゃいました。
評判と口コミ
生命保険なんて完璧に何もかもお客様の満足を得る保険というのはなかなかめぐりあわせでない限り無いものです。
口コミなんて嘘ばかりと思う方もいらっしゃる。それはそれでいいと思うのです、私の伝えたい口コミと言うのは各社そうなのですが絶対的ではないという事。自分の加入している保険があれば他社と見直してみる材料の一部である事。人生のステージに置いて保険を見直す時の参考にしてみる一部の材料である事。それが口コミと評判だと思うのです。良い事ばかりでも不安、かと言って悪い事ばかりでも疑いますよね。
人間って不思議なもので、そうでない可能性も覗いてみたくなるのです。それが口コミサイトの人気の理由。三井住友海上あいおい生命の口コミはどうかという事は今回は同じ事の繰り返しになるので書きません。そう聞くとだいたいの予想がつくと思います。
就職採用状況
さすが大手企業ですね。毎年、狭き門ではありますが新入社員の募集は行っています。
しかし本当に人材として欲しいのは保険経験者の様で。。年齢は30代前半から40代後半とバリバリ働ける人材を求めているのは確かです。
生保業界は損保業界と違い、生保を語るときに若干生活感がある・結婚している・家庭があって子供がいるなど営業社員自身が同じ境遇に建てる方がお客様の共感を頂けるのは事実です。実際に営業をしている社員さんから聞いた話ですが、結婚指輪は必ずしているという事。この指輪ひとつでお客様の目線が違うそうですよ。そりゃそうですよね、独身の若いお兄さんに介護の保険を聞いても「うーん大丈夫かなぁ」って思いたくなりますもの。ある程度の経験は必要だと思いますよ。中途入社の方が有利な点もありますね。
社内評判
何しろ元々はたくさんの会社から合併を繰り返していますので、社内の空気は何となく旧○○出身というのが強いようです。また、どうしても損保の風が大きいらしく生保の中にも損保ラインからの人材派遣が多いとかで、大手の生命保険会社に就職したいと就活後、入社した新入社員は中はバラバラ、チームワークが無くて誰の言う事を聞いたらいいのかわからないとも。結局未だに統一化されていないのが現状なのかもしれません。生保会社として誕生したのですから旧○○出身という殻を捨てない限り新しい人材は育たないのではないでしょうか。
せっかくの大手・せっかくの人材を無駄にしない為にも再度何のために合併したのかを社員一同が自分に問いかけ点るべきだと思います。
格付け
格付けなのですが、どれもA評価で高いランクに位置しているんですよね~って別に不服があるわけじゃないですよ。
毎回、また同じことを申し上げますが格付けとは財務力とかが大きく影響してきますので、人気ランキングでは無いという事です。
これだけの安心感がある位置にランク付けされているのだから、もっと主力商品をアピールして売ればいいのになぁと思います。
損保のイメージが強くて正直かわいそう(当の会社は思っていないと思いますが)だなぁと。
アイエヌジー(2015年よりエヌエヌ生命)などは逓増定期保険を法人向けに販売した事で名を世間に響かせたように、三井住友海上あいおい生命にも、そのような目玉商品が欲しい所です。最も格付けに関しては、それが無くても関係ないですが。。
今後の展開
今後の展開として、損保よりも生保が有名になる事を目標にしてみてはいかがかと思います。とても無理難題かもしれませんが、就職したい企業として名が上がるばかりでは無くて実際に保険に入るなら三井住友海上あいおい生命の保険!と言われるように。となるとやはり目玉商品ですかね。目玉商品とまで行かなくても話題性のある商品を発売してみるとかアイデアが欲しい所です。日本企業なのでその辺は尻込みしやすいかもしれないのですが、斬新なアイデアも時には業界に衝撃を与えて、お互いに切磋琢磨していいのではないかと思います。
会社は別ですが、同じグループなのですから損保と同時発売の生命保険とか、コラボレーションですとか。長い社名の保険会社には新しいレボリューションが必要ではないかと期待します。