アールジーエー・リインインシュアランス・カンパニーとは
RGA(アールジーエー)
この会社、初めて聞いた社名なのですが外国の損保会社なのです。正式には外国損害保険会社といって日本が海外に進出しているいわば逆のような感じです。アールジーエー・リインシュアランス・カンパニーなんて、日本の一般の方はほとんど聞いたことが無いと思います。
で、調べてみました。通称はRGAと呼ばれ1973年に業務を開始した実は再保険会社なのです。日本にも支店があります。再保険会社と言うと日本ではトーア再保険が有名ですが(というより唯一なのですが)海外では再保険会社が結構存在しましてRGAもその一つです。引き受ける保険の種類として、金融・電子・保険数理、引受及び債権管理の専門知識が挙げられています。RGAは、米国に本社を置く唯一のグローバル生命再保険会社としてアメリカのミズリー州セントルイスに本拠地を置く世界でも有数の再保険会社なのです。
日本との関係
実績や歴史を見るとアメリカでは、ドル計算なのでピンときませんが、かなりの大きい会社なのだと思います。では、日本とは関係あるのかという事になるのですが、そもそもRGAは再保険会社なのであまりお世話になりたくない保険会社ですよね。で、いちおう日本にも死者があるのですが実際にRGAに依頼した企業と言うのは私の力不足で申し訳ないのですが、詳細不明です(泣)ただ、あくまでも予想なのですが、金融部門の引受けもしていますので、もしかしたら銀行などから何らかの依頼を受けたかもしれないと言う点では日本と関係なくは無いと思います。
現に、日本に支店があるのですからもしかしたらトーア再保険でなくてRGAを選んでリスクを回避した企業もあるかもしれません。
日本支店について
RGAリインシュアランスカンパニー。日本支店の正式な名称はこう呼ばれています。日本における代表者兼最高経営責任者は浅井勇介氏。
日本での事務所開設は1995年に東京駐在員事務所として開始し、外資系生命再保険会社として初めて金融庁より認可を取得したのが2003年と比較的歴史的には浅い再保険会社です。特に2010年には革新的な団体信用生命保険商品や貯蓄性と介護保険を組合せた商品の開発をサポートするなど斬新でユニークな発案がされていますし、2012年には再保険会社調査でBusiness能力指数(再保険取引能力指数」第1位など実力派なのです。そして2013年には任意再考保て冒険においいてる6万6000件超を査定、照会記録を更新するなど、こんなに優秀な再保険会社が実は日本にも存在したのですねぇ。
顧客セミナーおよび勉強会
RGAの日本支店では、定期的にお客様向けに顧客セミナーおよび勉強会を行っています。これは再保険会社として事前にリスクを回避するヒントや大切な部分を多様なテーマによる業界向け大規模セミナーとして伝えています。この、勉強会のコンセプトは恐らくではありますが負債を抱えてしまいそれがダルマ式に大きくなってしまわないうちに回避する方法などもセミナーで学ぶこともできるのではないでしょうか。
RGAは世界各国に支店を置き、ある意味全世界の負債問題をサポートしていく再保険会社でもあります。しかし、一番いいのは再保険会社に依頼をする状態にならないのがベストなわけで、再保険会社が負債が多い会社が増えれば増えるほどよいとか売り上げが上がるといったたぐいの保険会社では無い事をご理解ください。
役員状況
日本の損保・生保会社のように役員や役員構成の組織図としてズラリ名前が並んでいるわけではありません。RGAリインシュアランスカンパニー日本支店の役員として発表。公開されているのは4名です。代表取締役最高責任者でもある浅井氏をはじめとし、Greg Goodfliesh常務執行役員&チーフマーケティングオフィサー、大島由子常務執行役員&ヘッド・オブ・パブリックリレーションズ、坂本 章執行役員&チーフアンダーライターです。この四人で会社が動くの?と日本じゃ考えられませんよね(笑)しかし、ほとんどが世界共通で業務を行っているためマニュアル化していますので、大丈夫なようです。あと、再保険会社という事もあるのかもしれません。謎の多い会社と最初は思いましたが実はすごく大きな規模の保険会社だと言う事がわかってきました。
財務力格付け
RGA日本支店の財務力格付けはS&P 保険財務力格付けAA-、AMベストA+、ムーディーズA1と、とても安定したランクに位置付けされています。もっとも、再保険会社が安定していないと不安なのですが。どうしても日本ブランド唯一と言われるトーア再保険と比較しがちになるのですが、財務力に関してはどちらも安定していると言えるでしょう。ただ、ひとつ疑問に思う事が実際に日本の保険会社がRGAに業務を委託する時があるのかという事です。外国損害保険としての枠内に入っているRGAはいわば日本の損害保険会社から見れば、よそ者。万が一、自分の会社が危機にさらされたとなると、そんな事は言ってられないのかもしれませんが財務力の格付けを見ると、いざとなったら「RGAに助けてもらおう!」という事になるのかもしれませんね。
実は世界第3位
少しずつRGAがすごく大きな保険会社だということがわかってきました。RGAリインシュアランス損害保険は生命再保険分野世界第3位の保険料収入を誇るのです。セントルイスに本社置き、世界各国に支店を置いている事から、この保険料収入は当然と言えば当然と言えるでしょう。また、RGAは知名度はあまり日本では高くは無いかもしれないが早くから海外取引を多く行っている日本の企業ではRGAと何らかの業務で締結している企業もあり、保険申込のWEB完結化を目指している企業に対して、自動査定システムと言うのも取り入れているそうです。
提案やリスクを回避するというノウハウをマネージメントする事にも力を入れており、ただの再保険会社では無いという所が日本の、まだ一部かもしれませんが期待されているようです。
評判と口コミ?
あの手この手で探し、保険会社に勤務する友人・知人・代理店時代の上司に問いかけてみたのですが、やはりというかRGA損害保険そのものの存在を知らない人が多く、評判も口コミも聞き出す事はできませんでした。唯一、外資系生命保険会社では名前は知られているようですが不思議な事にどんなに大きな支店で働いたことがある人でさえ、RGAの知り合いが居ないという事です。私の知り合いが偶然、繋がりに乏しいだけなのかもしれませんが、保険会社に勤める一般社員同士でRGA損害保険の事が話題になる事は、先ず無いというのが本音のようでした。
事実、再保険会社の話を酒のつまみにして金曜の夜を楽しめるわけがないですものね。。。日本の損害保険会社の社員は疲れているんですよね(笑)
世界各国の再保険会社として
世界各国には再保険会社が思うよりも多く存在する事がわかりました。日本ではトーア再保険・日本地震再保険、そして世界ではスイス再保険、ミュンヘン再保険など世界でも知名度が高い事がわかります。以前、トーア再保険に触れた時にスイス再保険とミュンヘン再保険の名前は存じ上げていたのですが、RGAという名前を耳にした時に掘り下げていくと、こんなに大きな規模の再保険会社だという事がわかって来たのに我ながら驚きです。もしかしたら再保険は日本では、言わば『裏方』的存在で普段は話題に出る事が無いのだけど、アメリカをはじめ諸外国では保険・金融に関して再保険会社というのはセットで考えるものなのかもしれません。考え方は世界でも違いがあるように危機管理にしても世界で微妙な温度差があるのかもしれません。いずれにしてもRGAが大規模保険会社だという事は間違いないですね。
今後の展開
今後の展開としては、毎日変動すると言っても過言では無い昨今の世界経済の状況において再保険会社が常に待機していられる状態であるという事が必要になってくると思います。特に再保険会社と言うのは数が少なく万が一、万が一ですよ日本の経済が一気に崩壊という事になると1社で何社もの保険会社の再保険引き受けをせざる事態になる事も無きにしも非ずです。そんな事が無いように祈りたいのですが、その為に常日頃からRGAリインシュアランス損害保険としてリスクを回避する方法をセミナーや勉強会で伝えると言った事も、今後は更に多くの保険・金融会社が知識を身につけていく必要があるのではないかと思います。この記事を書いている私自身も最初は「何だろう?」と思ったのですが恥ずかしながら記事を書かせていただくにあたって色々調べていくうちに、とても勉強になりました。今後は、もう少し知名度が上がってもいいかなぁと思います。