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明治安田損害保険株式会社とは

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明治安田損害保険株式会社の誕生

小泉今日子さんがCMに出演されている事で「あぁ知ってる」と思われる方も多いのではないでしょうか。しかし惜しい!小泉今日子さんが出演されている方は明治安田生命の方でして(笑)明治安田損害保険は出資率100%が明治安田生命から設立されている損保会社なのです。設立は平成8年と比較的歴史的には新しい損保会社で。この業界的には浅い歴史と言ったところでしょうか。資本金は520億円、明治安田生命からの紹介や繋がりで契約が成り立つ事が多いようです。特徴は企業・団体向け保険商品に限られている事。つまり個人向けの商品は扱っていません。この辺も業界的には珍しい所ですね。明治安田生命が大きな基盤となっているので、大口契約の方を専門に取り扱う損保会社となっているようです。

取扱商品紹介

大きくカテゴリーに分けると、福利厚生制度関連商品・リスクソリュージョン商品・その他商品となっています。
福利厚生関連商品とは労働災害保険・団体傷害保険をはじめ団体医療保険などを取りそろえています。福利厚生を専門とした保険はなかなか取り扱いをしている保険会社も少なく限られているので需要性が多いと思われます。また明治安田生命からの繋がりでの契約が多い事から加入率も多いと思われます。福利厚生に対する補償は労働災害保険が任意があるようです。どこらでもあるように思いますが、明治安田損保の場合は加入経路が強みです。他社には無いルートで加入者を得る事ができるので補償内容の提案や・実際のサポートなどによって個人契約と違い企業規模で口コミが広まります。言い方が雑かもしれませんが、まぁ、こちらから言わなくても加入者が流れてくると言う感じですかね。

明治安田損害保険の強み

言うまでもなく明治安田生命が土台でもありサポートでもありバックアップしている事なのですが、損害保険としてこのようなスタイルを多く取る保険会社が無数にある中、明治安田損害保険は恵まれていると思います。それは明治安田損保が明治生命に上手に頼っている部分も成功に繋がっている秘訣だと思います。明治安田生命と言えば老舗中の老舗で、明治安田と聞いただけで安心感を抱く人も居ます。わざわざ損害保険部門に分けなくても生命保険の営業社員が契約を取ってきてくれるのだから。。と思うのですが、形式上それに頼りっきりにするわけにもいきません。辛口で言わせていただきますと明治安田生命が加入者を逃さないために作られた会社と思ってしまうのです。それに、企業・団体の商品に絞っている所が「なかなかやるなぁ」とコストパフォーマンスの面でも感心しました。

社内の評判と風通し

知名度が高いため、お客様の評価が高く信頼度も厚いようです。個人向けの商品塩梅が無いため、営業では企業へ足を運ぶことが多いそうですが最初の土台となるきっかけは、やはり明治安田生命の紹介のような感じで訪問するので契約前からお客様の風当たりはいいようです。
ただ、そこへたどり着くまでの社内での下準備はなかなか大変なようで「すべて生保からの情報待ち」で残業や有休の兼ね合いが社内規定で定められているにも拘らず実際には残業は多く有休はとりにくいそうです。また、20代の人材育成制度が乏しく新卒で採用されても他社の損保会社の様な新人教育の場が少なく止めていく人も多いとか。企業・団体を専門とした商品を専門として販売しているので新人よりも保険畑から来た転職者の方が優遇される事も多い。女性が働く職場としてはイマイチな印象が大きい。

生保傘下の損保会社の重責

生命保険会社が土台にあるからとはいえ、安心材料ばかりが揃っているわけでは無い。明治安田損害保険もその一つ。
会社役員賠償責任保険・D&O保険の売り上げが伸びつつあるのをご存知でしょうか。欧米では当たり前のように必要とするのですが日本ではまだまだ知名度が低く、ここ数年の間に広まりつつある保険です。加入率はアメリカの上場企業で100%、日本でも今後加入率が増える事は予想されます。この背景には役員の重責がある事。
『日本は訴訟問題が多く発生する国』として、保険会社が責任を負わなければならない時が増えてくると。そして現在の明治安田損害保険の顧客層は明治安田生命からの繋がりで来ているが、3大メガ保険の市場に明治安田損保が残るにはまだまだ市場が狭いし、専門的部分では弱い部分が多い。そんな中で、生保部門おんぶにだっこでは明治安田損保の飛躍は無いと危機を感じている社員がどれくらいいるのだろうか気になる所である。

そんぽ24と複雑な心境

所詮、生保会社の傘下にある損保会社は仕方ないのかもしれない。。明治安田損保では自動車保険を個人・法人共に扱っていないのですが、」ではどうしても自動車保険に加入したい場合はどこを経由するかというと、なんと「そんぽ24」に紹介されるというから驚きました。
それも明治安田生命がそんぽ24に株式を譲渡しているからです。損保24と言えば合併したての損保ジャパン日本興亜の持ち会社。
自分の会社に損保会社を持っているのに、他社に自動車保険を回すなんてなんだかなぁ。。。
『損保会社としての誇りは無いのか?』と問うてみたくなります。とはいえ、明治安田生命がする事に何も言えないのが明治安田損保側。
黙って親の言う事を聞くしかない状態なんでしょうね。「お宅、自動車保険はやってないの?」と聞かれたらどんな気持ちなんでしょうね。

採用状況・情報

果たして明治安田損保に心から就職したいと言う就活学生は居るのだろうか?他社とは違い企業・団体の商品のみ扱う損保会社としては若い世代の営業マンにとって難題だらけの様な気がします。自動車保険・火災保険・傷害保険など保険の基本とも言える商品が無い上に個人商品が無いため、お客様と関わるチャンスが断然少ない。企業・団体が相手の場合、いきなり新人さんが契約を取り付けてくる場合は少なく、任せる企業側も不安であろう。皮肉な事に社内の評判でも転職者が優遇される事の方が多く、働きやすいと言うデータがある。新入社員が来たところで『まるで役所の様だ』と言って辞めていく若い社員も少なくないのではないだろうか。いずれにしても人材を育てる事にも力を入れて行かないと、いつまだ立っても「生保の傘下だから」というレッテルを張られ遣り甲斐の少ない会社となってしまわないか懸念している。

押しの商品

生保の傘下とばかり言ってはなりませんね。明治安田生命が強く企業に薦める保険商品があります。それが会社役員賠償責任保険・D&O。
何かと訴訟問題が起こる時代になってきました、特に保険会社と加入者の間では不払い問題が後を絶ちません。欧米に比べてまだまだ知名度が低く、加入率も引く事は前にもお話しさせていただきましたがこれからの時代には必ず企業に必要になってくる保険です。この保険を明治安田損害保険の押しとしたいのですが、実際に販売する側の明治安田損保側はどういう体制で販売しているのか気になります。補償の内容や仕組みも他社にも同じような保険がある中で明治安田損保の会社役員賠償責任保険・D&Oは「法律上の損害賠償金」および「争訟費用」の損害に対して優れているのでお薦めしたい保険商品です。

何もかも。。。

明治安田生命の傘下にあるとはいえ、何もかも明治安田生命の思い通りになってしまっているとしたら申し訳ないがわざわざ明治安田損害保険の看板を上げない方がよかったかもしれないとさえ思ってしまう。損保業界は生保業界と違い保険契約期間が短いものが多く、取って取られて、また取り返すような契約を繰り返しているのが通常。明治安田損保は明治安田生命が土台に居るので、その点はあまり『契約を他に取られるかも。。』という不安感が無いのかもしれない。実際に社内の評判を見てもわかるように、まだ、損害保険が独自で動いている感じは薄い。企業・団体を専門としたいい商品を持っているのだから、まだまだ独自の色を出してもいいのではないかと思う。ちょっと言い方がキツイかもしれないが、組織的には役所の様な感じがして自由な発想とか社員のやる気とかを伸ばす事ができる会社になるには、親離れしないとならないのかもしれない。

今後の展開

とはいえ、今後の展開としては先ず経営的なものは安泰していると言えるだろう。しかし、他社が次々と新しい商品を開発していく中でいつまでも企業・団体向けの商品だけでは厳しい点もある。また、3大メガ保険に含まれている会社はどんどん大きく成長していく中で市場が狭くならない様にキープしたい。明治安田生命という大きな強みを活かしながらも頼りっきりになるのではなく、お客様からも「個人の保険は無いの?」という声がもし出たならば、他社を紹介するのでは無くてどんどん発案していくと明治安田生命にとっても強みとなる会社になるのではないでしょうか。いずれも損保業界は今後、どんどん変化が急速に大きく変化していくのは間違いありません。その中で明治安田損害保険の名を少しでも広められるように期待したい。