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大同火災海上保険株式会社とは

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大同火災海上保険について

大同火災海上保険、大同火災と呼んでいるですが、他社には無い珍しい所があるのですよ。それは本店所在地が沖縄県那覇市にある事。
現在の保険会社のほぼ9割方は外資系も含めて本社を東京もしくは大阪・名古屋と首都圏に配置している会社がほとんどです。
そんな中で沖縄に本店所在地があると言うのは、なんだかとても頑張っている予感がします。あくまでも事業所は本店で支店は東京のみ。損害サービスセンターは全国各地に数か所配置されていますが、昭和46年の設立と言う老舗でもあるのですね。会社の歩みとしては昭和28年から29年にかけて沖縄火災・南西火災が合併し、共和火災となり昭和25年から設立されていた琉球火災と昭和46年に合併した事で大同火災が誕生しました。

戦後初の!

大同火災のいわば原点となる沖縄に初の損保会社として誕生した大同火災は、戦後沖縄県に初めて設立された琉球火災が始まりと言われています。戦時中は唯一の陸上戦となった沖縄で昭和25年設立と言う、戦後からわずか4年余りで損害保険会社が設立された事は沖縄の人々にとっても敗戦から立ち上がる大きな糧となったのではないでしょうか。その後、昭和28年に沖縄火災・昭和29年に南西火災が続々と設立されていきます。38年に沖縄火災と南西火災が合併したのですが、その少し前、昭和36年には球陽自動車という保険会社から自動車保険の販売移転を受けています。球陽自動車については改めてお話しさせていただきますが、大同火災となった昭和46年当時はまだ、本土復帰できていない中での合併だったようです。翌年の昭和47年に祖国復帰と同時に国内の損保会社として認可が下りました。

球陽自動車の関係

球陽自動車とは球陽自動車保険相互会社として沖縄県で自動車保険を扱う会社として存続していました。昭和38年に共和火災が誕生する少し前の昭和36年に契約および財産の一切を移転して歴史の幕を閉じました。
残念ながら今の所その他の情報は無いのですが、個人的に感じた事として沖縄県はすごいなぁと思いました。もしかしたら規模こそ小さいかもしれませんが敗戦後の復興は東京や首都圏よりも早かったのかもしれません。沖縄は本土から離れている事もあり、もしかしたら戦後も独立したままで沖縄の住民の方々が生活できるように『保険』の大切さなどを取り入れたのも、アメリカからの知恵かもしれませんね。
いずれにしても大同火災海上の歴史には欠かせない球陽自動車は、今後も沖縄の人の心に残る事は間違いありません。

個人向け商品

個人向け商品としては、車・住まい・ケガ・旅行/レジャーと取り揃えています。自動車保険も住まいの保険も他社と変わりなく補償が組み込まれています。例えばケガの保険は女性専用・積立保険なども販売されていますし、商品の種類も豊富に取り揃えてあると思います。
東京支店しかないのが残念ですが、大同火災を扱う代理店が全国に幾つもあるとしたら、それはすごいなぁと思う反面、勿体無いという思いもあります。本店が沖縄となると顧客的にはどうしても「対応が遅いのではないか。。」という変な先入観をもった懸念が予想されます。商品自体は他社よりも良い商品もあると思いますので、全国にもう少し知名度が広まり、なおかつ大同火災独自の商品が販売されるようになるといいですね。

法人向け商品

法人向け商品ラインナップは自動車・財物・賠償・工事・従業員の労災となっています。その中でも財物の保険というのは火災や動産保険を含む保険になっていて、中でもなるほどなぁと思ったのが『機械保険』です。火災保険とセットで加入するとより一層の補償が高まるのですが、機械の爆発や故障から起こる欠格を補償してくれます。同じような保険は他社にもあると思いますが、機械保険という名称は加入者にもわかりやすく親しみやすいので良心的な保険だと思いました。もちろん、補償の方も良いですよ、もしかしたら「大同火災の機械保険でないとダメ!」という企業や工場を経営する会社も少なくは無いと思います。対象は原動力機器・運搬機器・電気設備・流体機器・各種産業機器とほとんどの工場系の機械が対象になりますよね。

大同火災海上保険の評判と口コミ

大同火災海上保険では『お客様の声』を切実に受け止め対処・対応していく取り組みを行っています。その背景には信頼回復の狙いもあるようなのですが。。保険会社は何らかの形で不祥事が起きる場合があります。保険会社側が一方的に悪い事・お客様とのトラブルなど、お客様の声を実例で公開し、その意見や時には厳しい苦情にも取り組んでいます。例えば、契約/募集行為・契約/保全/集金など、様々な項目でお客様への対応をしています。契約/保全では「満期が近いので連絡するのに代理店と連絡が取れない」「アパートから出るので火災保険の解約をおねがいしたのに手続きされていない」など。前代未聞の事例を挙げると驚くのですが、これは代理店が間に入っているケースがほとんどです。大同火災としては徹底した代理店教育をしたくても、なかなか伝わらないのがネックになるのか評判は良いとは言えないのが現状です。

大同火災海上保険・採用状況

大同火災の正社員採用および募集要項を見ると、大手の損害保険に引けを取らない条件なのですよ。我が家にもまだ就職が決まらない息子がおりますが。。探せばいくらでも仕事はあるのだなぁと思いました。応募資格は短大卒業以上からと強気の応募資格、福利厚生や各種社内制度なども豊富です。本来ならここに就職を希望する人も多いかと思いますが(特に新卒)ただ一つ、学生が希望を遠ざける理由がありまして、勤務地が東京支店もしくは沖縄の二か所のです。これはある意味、将来的に転勤が決まっても行先が決まっているのですが、新卒で希望する人は少なく、転職で希望する人もほんのわずかです。給与や待遇は決して悪くないと思うのですが、各都道府県の代理店を仕切る営業社員となると少々気が重くなるのかもしれませんね。。うーん残念。

格付けと状況

まぁ、加入者側から見れば格付けなんてあまり関係ないのかもしれませんが、保険業界の明日は日々状況が変わる世の中で格付けが低い位置になると、いつ何時『合併』または『吸収合併』という話が持ち出されるかわからないのです。もし奥様方の間で。あなたのご主人が大同火災にお勤めで、突然、合併の為異動!転勤!なんて話も持ち上がるのが今日この頃の保険業界の状況なのです。
大同火災の格付けはBBB+の位置付けにあり、平均よりちょっと下にランク付けされています。ただ、3大メガ保険と言われるグループなどは合併に合併を繰り返して巨大化していますので、その点、大同火災は昭和46年を最後に単独で営業しているので、私が先生ならもう少し点数をあげたいですねぇ。。しかし、保険業界はそんなに甘くないのも現状です。

大同火災海上保険のすごさ

格付けでも少し、お話しさせていただいたのですが、大同火災は昭和46年から現在まで43年近くの間、単独で営業しているのがすごいと思うのですよ。この強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?答えは地域密着型の保険会社である事、沖縄を代表する企業である事が挙げられるでしょう。資本金は10億円と他社と比べれば少ないかもしれません。が、地元に住んでおられる青年たちが故郷の沖縄にUターン就職をする時に大同火災もしくは琉球銀行に内定をもらうと親は泣いて喜ぶそうです。どちらも採用条件や待遇を見させてもらいましたが沖縄に生活をすると決めた方なら申し分ないと思います。そんな地域の根強い支えがあってからこそ今も合併せずに営業している大同火災保険は、他社にはまねのできない素晴らしい地域密着という強みを持っていると思わずにはいられません。

今後の展開

総合的に大同火災海上保険は、単に大手では無いと言うだけで判断されているよう気がして止まない。
何故なら、商品そのものは他社と比較してもそこそこの物を扱っているのに代理店のサポートが余りにも酷すぎる。。社内・社員が一丸となっているのにチーム力が発揮できるのは代理店を除いた時のように感じるのは何故だろうか。。
思うに『お客様の声』にも上がっていたように基本的な事、更改や契約後のフォローをもっとしっかりとして行けば、地域に限らず全国ネットで伸びていくに違いないと思います。地域密着型の保険会社として、本来ならばその良さを各地にある代理店にも活かしたい所なのでしょうが、その教育体制が整っていないのかもしれません。今後の展開としては地域密着型の基盤をさらに強くする事。東京支店をもっと活用する事だと思います。