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共栄火災海上保険株式会社とは

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共栄火災海上について

共栄火災海上保険株式会社。早く言ってみて下さい、発音の練習になりますから(笑)
代理店時代に共栄(以下こう呼ぶ)に電話をすると、電話口の女性事務員が噛みそうになりながら社名を言い電話に出ていたのを思いだします。
共栄はもともと農山漁村への保険普及を目的として目指してきました。信用金庫・信用組合、生活協同組合、農林水産協同組合が主な土台です。
共存同営を主とし、この頭文字をとって共栄(共栄火災海上保険)と名付けられました。設立は昭和17年命名は昭和21年と歴史ある損害保険会社としては国内で初の株式会社から相互会社へ組織変更が行われました。その結果、協同組織組合にさらに近い形となりました。
全国各地に存在する協同組合が土台になっている損害保険会社とは珍しいケースですね。

共栄火災海上取扱商品

さて、取扱保険商品ですが名前に含まれている火災海上というので火災保険が主となるかと思っていましたら普通に他の保険も扱っていました。
個人・法人で自動車・傷害・建物など共通に、個人では『積立タイプの保険』というのがありますし、法人では『物流に関する保険』というのが変わりダネです。自動車・火災保険は特に団体加入が多いようで、信用金庫などとの繋がりから会社全体で保険に加入する契約タイプの保険会社とも言えるでしょう。個人でももちろん保険加入は可能ですが、協同組合、信用金庫などを定年後そのまま継続している加入者が多いのも実情です。いわば昔から知られている保険会社として団塊世代には知名度があり、一方で若い方々には古いというイメージが強いようです。

共栄火災海上の強み

信用金庫・協同組合・農林水産協同組合などが背景にある事が一番の強みと言えます。
団塊世代と言われる加入者が多い中、裏を返せば経済力のある人が多く加入している事にも繋がり、一種類の保険ならず家族・会社すべての保険を共栄に任せると言う人が多いのも事実です。昔からある保険会社というイメージと安定感は先進的なものを好むよりも信頼と安定を求める人に信頼がある事も強みとなっています。団体加入とその家族の加入、全ての保険を全部担う事になれば共栄の安定感は崩れる事はなかなか難しいでしょう。この共栄の強みとなる団体は他社から見れば羨ましい反面、何とかしてそのお客様を自分の方へ呼び込めないかと言うのも常に行われてきた営業の争奪戦です。

個人向け積立保険の種類

まもるくん・NEWポプリ・人生謳歌(ウォーカー)・積立家族傷害保険、こちら全部共栄の販売している積立保険の名前です。
名前だけ見ると、まもるくんと積立家族傷害保険以外は何の保険かわかりませんね。特に人生謳歌って演歌の曲名みたいで(笑)
すいません、人生謳歌は(確定型/年金払積立傷害保険)と言う商品で、まさに人生を謳歌(ウォーカー)するために老後をサポートしますよという保険です。NEWポプリは(積立型基本特約付帯女性保険)で、賢い女性は生活上手と題して女性のニーズに合わせて顔のケガやホームヘルパー費用などが支払われる補償内容となっています。まもるくんは(建物更新総合保険)、積立家族傷害保険はその名の通り、家族に安心の補償内容の傷害保険となっています。

法人向け・物流に関する保険

物流に関する事故やトラブル賠償責任は近年、増加傾向にあるようです。不景気も重なり、物流の運搬中に一度事故を起こすと中規模運送会社ではほとんどの場合倒産するケースに繋がるようです。その理由は荷物の賠償や、交通事故の責任など保険に加入していれば補償で担う事ができる事情が多いので残念に思う事があります。共栄火災海上ほ物流に関する保険は、運送業者受託貨物賠償責任保険・有価証券・貨紙幣類年建運送保険・外航貨物海上保険・期間建運送保険・外航貨物海上保険と各種揃っており法人企業には重要となる補償があります。
特に、運送業者受託貨物賠償責任保険・有価証券・貨紙幣類年建運送保険などは宅配業者には無くてはならない保険ではないかと思います。
共栄火災海上の顧客ニーズを活かすと、物流保険は需要性が高く広まれば広まるほど加入率も高くなるでしょう。

共栄火災海上保険の評判と口コミ

なるほどね。私が共栄火災海上のイメージを何人かの人に聞いてみた所、共通して出てきた返答が『古い・オジサンっぽい』という事でした。
この答えの中にはど素人の50代の方も含まれているのですよ。また同業者の中では団体保険だと相見積もりで見積書を持って行っても、共栄ごひいきの企業は名前だけで契約されてしまうので敵わないと言っていました。名前だけで契約すると言うのは、やはり協同組合や信用金庫・農林水産組合系なのですが。。冷静な意見として、こんな意見もありました。自動車保険なら最長で5年契約できる自動車保険と言うのがあるそうで、その方は60代なのですが毎回どの保険に加入されているそうです。イメージだけではなく保険料の面でも団塊世代の方には理解があり、評判がいいようです。

社内評判は?

あらららら。。。って感じです。金融業界の中でも古いと言われる上に、上司クラスの考え方が古いという言わば不満が多く聞かれました。
女性にとっても同じで「女性はお茶くみ」のイメージが強く団塊世代の上司には特に、キャリアを積みたい若い社員や女性には冷ややかなようです。考え方が古いとの原因は体制を変えられない、または変えると顧客が離れてしまうかの世があるからではないでしょうか。信用金庫や協同組合が土台となっているため、言葉を換えれば歴史ある販売方法や顧客販売層の狙いを変える事と共に斬新なアイデアを発案しても打ち消されてしまうのではないかと思われます。また、システムが古いと言う社員からの不満の声も上がっています。今やシステム化されて事務処理や営業にも反映されると言えるシステムは保険会社の販売戦略の要と言っても間違いありません。そのシステムが古いとなると、団塊世代と言われる上司軍には使いやすくても若い社員には物足りなさと、夢がない希望がわかない会社となってしまわないかと心配になりました。

就職・採用状況

考え方が古いと言うイメージがあるだけに、入社して社内の覇気の無さに幻滅したと言う転職社員の方がいました。
だいたい保険会社ではヘッドハンティングされて他社からスカウト状態で転職してくる場合が多いのですが、保険会社の営業社員にとって販売力は時にストレスになる事も多いのですが、やる気が無い社内ほど居心地の悪いものは無いそうです。
ましてやシステムの古さとマンネリした販売方法に幻滅する方も多く、勤務時間と給与が釣り合わないと退職されてい行く方も多いのも事実です。こうなると新入社員はどうなるのかですが、今の所新卒で共栄へ就職を希望されるのは男性が少なく女子学生が多いそうです。これは大学側のデータなのですが、協同組合や信用金庫が土台となる共栄は全国各地に拠点や営業支店を置いているので結婚後も仕事を続けられるように、または実家にUターンした時の事も考えて事務職で内定をもらうようです。

格付けと信頼性

格付けですが、2013年3月末時点で669.1%のソルベンシー・マージン比率とA-と言う評価を受けています。しかし2014年6月の最新情報ではBBB-と下がっており、じわじわと他社の追い上げに戦略されているように感じます。特に自動車保険部門では団体を得意としていた分、個人の方では通販型ダイレクト自動車保険を持っている会社に顧客を奪われがちで、ここに伝統ある販売方法ににもそろそろ考え方を変えていかないとならないのではないかと思えてなりません。いつまでも団体・法人頼みの販売方法では取引先が万が一破たんした時に同時に置きな打撃を受けかねません。金融機関がどんどん合併して入りうように信用金庫や協同組合もいつ何時、どのような状態になるかわからないのが不安です。格付けがこれ以上下がらない様に、あくまでも目安として社員の方たちには心得ていてほしいものです。

共栄火災海上保険の今後の課題

否定的では無い事を前提にお話しさせていただくのですが、共栄火災海上保険が今後生き残っていくためには古いとされる部分を一層する必要が第一にあると思います。古くてもいいものは残し、時代に沿わない方法はムリに受け継いでいく必要は無いと思います。
また、全国に置かれている無駄とされるほとんど稼働していない代理店は無くし風通しの良い社内空気を作る事が大切だと思います。
社員の覇気がないとされる部分も深刻に考えなければなりません。上司組は定年まで無事に職を全うし退職金を頂きその場を去ればよいですが、後継の人材を育てる事も大切な事として視野に入れなければなりません。「お前は俺の言う事を聞いていればいいんだ」と言う時代は終わっています。古さが作り上げた安定感は新しく良いものが出た時に必ず崩れます。今後の展開としては、今持っている大口とされる法人企業を土台となる協同組合や信用金庫にだけ頼るのではなく、他社企業にも営業力を広げていく事が大切かと思わずにはいられません。
Written By あさひAtoZ
本稿は、あさひAtoZから寄稿されています。