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原付バイクに自賠責保険は必要なのか

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原付バイクの自賠責保険と法律

50ccの原付バイクを新車で、普通の販売店で購入するならば、きっと初めてのオーナーならば自賠責保険についての説明をお店でしてもらったことでしょう。しかし、中古販売店、あるいは友人などから譲ってもらった原付バイクだったりすると、自賠責保険のことが、スッポリ抜けているかもしれません。また中には、自動車じゃないんだし、こんな小さいんだし、自分が転んで怪我をすることがあっても、人を怪我させることなんて、原付バイクじゃありえない。そう考えている人もいるかもしれません。
自賠責保険については法律で決められています。自賠責保険というものができたのは、1955年の「自動車損害賠償保障法」という法律の制定によります。「自動車損害賠償保障法」に書かれている正式な名称は、「自動車損害賠償責任保険」で、略称が自賠責です。「なんだ自動車じゃないの、原付バイクは関係ないじゃん」とはいきません。この法律で言っている自動車には50ccの原付バイクも含まれています。
法律なんて関係ないやいと、強気のことを言っているとひどい目にあうかもしれません。この法律には、しっかりとした罰則もあります。懲役1年以下、罰金50万円以下です。自賠責保険の保険料はおろか、原付バイクそのものよりも高額です。
「そんなものわかりゃしない、事故おこさなきゃいいんだろ」と言っていると、これもそうはいきません。定期的に車検が必要な250ccより大きいバイクや自動車は、車検の時に、自賠責保険の保険料も払うことが通例になっていて、車検のステッカーが貼られます。車検のない250cc以下のバイク、原付は、自賠責保険の満期年月を示すステッカー(保険標章)というのを貼らねばなりません。事故じゃなくても、駐車違反、速度違反などで捕まってもバレます。もしかしたら自宅の前に駐車してあってステッカーがなかったら、近所の人から警察に連絡されるかもしれません。
原付バイクに自賠責保険の加入、契約は、法律でしっかり決まっています。それだけ、バイクも含めた無保険車の事故が引きおこす結果が、被害者にとって深刻で悲惨なものであるからといえるでしょう。また自賠責に加入していない状態で事故を起こした本人も、たった一度の事故でその後の人生はずいぶん違ったものになるでしょう。勿論、自賠責保険に加入していれば、すべての責任や償いから解放されるわけではありません。お金だけで全てが終わるわけではありませんが、償いにお金が必要なのもまた事実です。

原付バイクの対人事故

自賠責保険は、対人に対する事故に対して役に立つものです。何かの物を壊した時には、適用されません。「自動車損害賠償保障法」の成立の経緯が、事故の被害者を救済するためという観点から生まれたものだからです。
それにしても、原付バイクで対人事故なんて、そう簡単にできるものだろうか。そんなことを考えてしまうかもしれません。しかし原付バイクは、十分に、人を死に至らしめるだけの危険性も持っています。自賠責保険の対象にはなっていませんが、近年自転車が、歩行者が人を傷つける事故が増えているといいます。自転車に乗っていた高校生が、歩行者を転倒させて、死なせてしまったという事故も起きています。自転車ですら人を死なせる事故を起こしてしまうのです。亡くなられた方や遺族のことを思っても胸が痛みますが、事故を起こし死なせてしまった高校生本人の、その後の人生を考えると、また気持ちが沈みます。自転車にも事故による殺傷能力があるのですから、50ccのオンボロ中古原付バイクでも、人を死なせてしまうことは、十分にあること、事実たくさんの事故が起きています。

事故はしたくてするんじゃありません

管理人は、原付バイクの事故に関わったことはありませんが、自動車の事故は3回、関与した経験があります。いずれの事故も、起こしたくて起こしたのでもありません。最初は子供の時に、自動車に足をひかれました。大事には至りませんでしたし、加害者の自動車は、仕事で使っている会社の車で、自賠責だけではなく、任意の保険にも加入していたようで、保障の問題でもめることもありませんでした。お金はスンナリ行きましたが、それでも加害者の男性は、その後数年(怪我はたいしたこともないのに)、両親には連絡が続いていたようです。子供の挙動は、運転手が常識的な注意をしていてもどうしょうもないことがあると自分でも思います。自分がドライバーで、子供当時の自分と同じような動き方をする子どがいたら、かなりの確率で、事故になっているように思います。
2回目は大学生の頃、カーブでブロック塀に激突した自動車の助手席に乗っていました。車は自走できましたが、ブロック塀は大破。田舎のことで、家同士も近所付き合いもある間柄で、警察沙汰にはならず、賠償、弁償だけで済んだようです。運転していた本人、乗っていた管理人他2名も怪我はなく済みましたが、この時の事故はかなり長い間のトラウマにもなりました。自分で自動車を買って運転しようなどと思うまでには、大分時間がかかりました。3度目は、自損事故です。雪による凍結が残っている道で、ガードレールをガリガリとこすりました。
事故は、運転する人の能力とか技術とかとは、無関係に起きてしまうことがあります。関係したくて事故に関わるわけじゃありません。それゆえに、殺傷能力のある機械を扱う以上が、自賠責保険など責任を負える状況を作っておくことが必要なんじゃないと思います。

原付バイクの自賠責保険の契約と保険料

原付バイクの自賠責保険の更新、継続手続きは1月前から行うことができます。最近は、原付バイクなどの自賠責保険の加入、契約を徹底させるためでしょうか、コンビニなどでも、自賠責保険の契約、申込みができるようになったのは、なかなか便利だと思います。
原付などのバイクの自賠責保険の保険料ですが、125cc以下、250cc以下と分かれています。250ccを超えるバイクは、車検がありますので、車検とあわせて考えることになるでしょうから、今回、ここでは扱いません。
原付などのバイクの自賠責保険の契約期間は、1年、2年、3年、4年、5年となっています。期間が長いほど、保険料が安くなりますので、よほど数年しか乗らないということが分かっている限り、最長の5年契約をしておくのが、有利でしょう。原付など、バイクの自賠責保険は、必ず加入するものですが、同じ保障ならば保険料を安く済ませたいのは、当然といえば当然でしょう。
125ccをこえ250cc以下のバイクの場合、1年 \9,260、2年 \13,350、3年 \17,350、4年 \21,280、5年 \25,130です。見ての通り2年を越して乗るなら(3年目になるなら)、5年で契約するほうが保険料が安く済みます。
原付バイクなど125cc以下は、1年 \7,280、2年 \9,420、3年 \11,520、4年 \13,580 5年 \15,600です。やはり2年を越して乗るなら5年で契約するのほうが保険料が安くなります。新車で買うなら5年でいいかと思いますが、中古で、あるいはボロバイクを友人から譲ってもらったとかで、1年バイトしていいのを買おうとか思っているなら、1年でもいいかもしれません。バイトして新車のお金を貯めるなら、自賠責保険の費用も計算にいれておきましょうw
尚、新車で買う場合に、自賠責保険のことを知らなかったフリをしてw お店でバイクの自賠責保険について詳しく教えてもらって、「自賠責保険の保険料のことを考えてなくてお金が足りないので、自賠責保険料の分だけ安くして」というお願いは、有効かもしれません。そりゃあ、自賠責保険に加入するお金がないと言われたら、まっとうなバイク屋さんなら、売れないですw

コンビニと原付バイクの自賠責保険

コンビニで原付バイクの自賠責保険に加入するには、いきなりコンビニに行っても冷たくアシラワレテしまうかもしれません。勿論コンビニでアルバイトをしている店員さんにもよりますから、中には丁寧に教えて下さる方もいるかもしれませんが、あまり気の利いたことをコンビニのアルバイトに期待するのも酷のような気もします。原付バイクなどの自賠責保険は、事前にネットで予約申し込みなどが必要です。
バイクの排気量、保険期間の開始年月日、保険期間、原付バイクなどのナンバープレート情報が必要です。また契約者氏名、住所、電話番号なども入力しておく必要があります。IDやパスワードが発行されば、事前の予約は完了です。コンビニにいって、端末を操作して払い込み票をゲット。レジへ行って保険料を払って、もういちど端末を操作すれば、自賠責保険の証明書を入手できます。ステッカーも忘れずにレジでもらいましょう。もしも店員が忘れていたら、しっかり突っ込んで、「ステッカーくれ」と言いましょう。
面倒にも思えますが、免許の交付とかに比べりゃあ、楽じゃないですか?近くのコンビニでできるんだし。