まあひどい話だ。
かんぽ生命になった直後ときから思っていたことがある。
管理人の親の世代だと、郵便局、親方日の丸だから何となく安心・・・というイメージが先行していて、株式会社となった今日でも、それだけで、保険商品を選んでしまっている、信じて任せてしまっているのは、如何なものかと思っていた。
民間組織のやらかした不祥事だから、国の責任はない。たしかに。
でも、これ、ちゃんと民営化されているといえるのか？
2015年11月に11%の株式が東京証券取引所で売却されたが、残りの89%は親会社の日本郵政が所有し、その日本郵政の89%の株主は財務大臣だった。
2/3以上は、市場で売却することになっていたが、さてさて、どうなったんだっけ？
ところで財務大臣は株主ではあるが、株主の責任は、他の株式会社と同様、有限責任。つまり出資した金額を失うまでの責任しかない。
一般的に出資した会社が犯罪を犯しても、株主が刑事罰を受けることはない。出資した会社が信用を落とし、株の価格が落ちてというのが株主のリスクだ。
一般的には、それぞれの資産だから自分のリスクで投資してね、なんだけど、財務大臣が株主って、これ税金なんだよね。
つまり税金による出資、株の価値が下落したら、そりゃあ、責任あるんじゃない？
というか、この持ち株、実効的に支配しているという所持率じゃないですか。一般企業なら、持株会社のイイナリになるような数字だよね。
これ、知らんぷりできる数字じゃないと思うんだけどね。
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