かんぽ生命の不祥事がまだ尾をひいていて、営業自粛や調査やらが続いている。コロナの話がニュースの多くを占めて、かんぽ生命の話はあまり見かけなくなっている。時に処分者が決まったとか流れてはくるが氷山の一角、しっぽ切りの印象。なし崩しに、どさくさに紛れて、責任うやむやで終息はしてほしくないと思う。
たらればなんて無意味ではあるけど、ちょっと思ったのが、民営化される前の、郵便局の預貯金、郵便局の簡易保険の状態であれば、政府のコロナ対策のアクションの機関、手足として使われたんじゃないかな。今は、ゆうちょ銀行、かんぽ生命と(一応は)民間の会社になっているから政策の実行機関にはしにくいのだろうけど。政府系の金融機関は他にもある(あった)けど、何しろ国民に身近という目線でいえば、郵便局がダントツだ。
あちこちの保険会社が、既存の契約、特約の範囲の中で、コロナ対応を工夫してはいるが、まだまだ足りている気がしない。
勿論そんなに無茶はできないのは、民間で営利企業で、他の契約者との公平性を保つ必要がある以上はしかたないとも思う。
そこで、だ。これは妄想なんだが、かんぽ生命が不祥事の直後でなければ、もう少し何とか使えたんじゃないかなぁと思うわけだ。
巨大な想定外の災害に対するものとして、地震保険というのは、いざとなって、引き受け保険会社の支払い能力を超えるとと、日本国が保険金を払う。ちょっと特殊な、国策の色合いの見える保険だ。
もう大災害といってもいいと思うけど、大災害にコロナについて、国が主体になって、今からどの保険会社も巻き込んでというのは難しいかもしれないが、かんぽ生命だけなから、比較的早く意思決定、合意ができて、何か、ニーズにあった保険が出せるんじゃないだろうかと思うのだ。
けどなぁ、今のかんぽ生命じゃなぁ。なんだか不信感がつきまとうのは、どうにもならないよなぁ。
コロナの話はすんなり短期で終わるような気がしない。それなりの長きにわたって、向き合う覚悟が必要だろう。枠にとらわれずいろんな施策を検討してほしいと思う。
こんな時に、かんぽ生命が関連ページ
- 保険料の支払い猶予の利用
- この騒動で契約終わってしまう人が増えたら、保険会社としても困ったことになる。今回、保険料の支払いが遅れたとしても、しょうがない・・・という面も多い
- 大同生命の どこでも本社
- コロナと保険に関する管理人の私見、つぶやき。大同生命の社内の取り組みの話で、新しい保険商品、オプションの保障の話ではない
- コロナ保険のアイデア話
- まだコロナ禍がさほど深刻化しておらず、中国での対岸の火事くらい、SARSやMARS程度の認識だった2020年の1月ころ、酒場での話題になったのが、コロナ保険
- コロナで死亡の時の保険金支給額の増額
- コロナで亡くなった場合だけ、保険金を増やすって、他の死因で亡くなった方の遺族はどうなのよ。あ、なるほど災害特約か
- 大同生命のコロナ関連申請書作成の支援
- 大同生命のサービスだが、大企業で、間接部門がある程度の規模を持っていてそれなりの陣容なり人材がいれば、今回の大同生命の各種コロナ関連の申請支援