冗談の通用しない方とか、深刻な時でも深刻ぶらないでいようと思わないタイプの方は,、どうか読まないでほしい。管理人は、心臓と腎臓の持病持ちで高血圧で、糖尿の気配もある。なんとか気を使いながらでも仕事は続けてきてたり、時には量を気を付けて居酒屋にもいけるが、罹患したらかなり問題のある健康状態だ。それだけになおさら、突き放して他人事のように、問題を見たい、見るような姿勢も大事と思ってる。
まだコロナ禍がさほど深刻化しておらず、中国での対岸の火事くらい、SARSやMARS程度の認識だった2020年の1月ころ、酒場での話題になったのが、新型コロナ保険だ。
管理人は、このサイトの記事の中で、これまでも何度か書いてきたが、保険商品というのは保守的なものではなく、世の中のニーズにあわせて常に企画開発され、商品化されるものだと思っている。まあそんなのはどの業界、どの商品でも、変化し続けているという面で同じかもしれない。老舗の100年の歴史ももつ料理屋さんが、時代にあわせて味付けを変えていくように、変わっていないようでも変わっているものもあるわけだし。
と、いうことで、コロナ保険である。当時の認識だと、たぶん、日本にも来る。春節できっとひどいことになる。そんな程度だが、コロナ保険は、正義感や社会的使命感などから発想ではない。コロナの大流行に対して、保険会社としてできることは何かなんて大所高所からの発想じゃあない。
入院した時の医療保険などはあるわけで、そこは従来の入院保障の中で賄えるだろう。あの当時は予想してなかった、重傷者向け病院のベッドの確保のためのホテル待機(軟禁、隔離)や自宅での療養でも、大手の保険会社は、医師の指示であれば入院扱いで入院保障の対象になるとしたし。1月のころは、何もしてなかったけど、緊急事態宣言あたりから、従来の枠組みを強化することで、フォローしようという動きがあって、大義名分というか、社会的使命を果たしてますと、気を使っているあたり、いつもの生命保険会社的なありかただなぁと思ったりする。利益だけで考えれば、払う保険料が多くなれば当然収支としてはよろしくないだろうに。こういった方針は、もっと長期的な目で利益を考えているんだよなぁ。
既存の枠組みでのコロナに対する取り組みで意外だったのは、死亡保障の災害特約を適用すると国内大手の保険会社が打ち出したことだ。災害特約は病気ではなく、突然の事故や災害で亡くなった場合に死亡保険金が増額されるというものだ。自然災害だけに限っているわけではないが、コロナが病気より災害に近い扱いをするのは意外だった。これも保険会社としての存在感を示すには悪くはないんだろうな。
話を戻すと、酒場で話した、新型コロナ保険なるものは、かなり博打的な要素が多い高い射幸性をもつものだ。
保険料は1万円の掛け捨て。保障期間1年。その期間内に、コロナに感染したら、重症、軽症をとわず100万円の一時金を支給するというものだ。医療保険で、特定疾病や手術をすることになった時に出る給付金と同じイメージかな。がん保険の、がんと診断されたら黙ってXX円支払うというのに近い。近いけど、ようはギャンブルのノリだ。かなり射幸性が高い。
何しろこの話題、酒席での話だ。いろいろ出てくる。
ただそれだけの商品なんだが、免責期間を考えておかないと不正に利用されるかもしれない。身近に濃厚接触者が出てあわえてて契約されることが多いと保険商品として成立しないだろう。然るべき免責期間、14日とかを設けておくべきだろうなぁ。酒の勢いで怪しいお店に行ってしまった。感染してるかもしれない・・・とかで契約しても、14日は免責となりますよ、と。
これだけで保険商品にしようとすると、射幸性が高すぎて、認可されないだろうな。しかしこの内容だったら、新型コロナ保険として新商品にできなくても、追加の特約にして、その分、保険料を上乗せすると、コロナと診断されるだけで一時期給付されますよ、としてもいいいだろう。でもそうなると、1万円の保険料で100万という面白み(射幸性、ギャンブル性)は前面に出せないだろうな。既存の枠組の中で30万円の診断給付金がもらえるからって、許容できる上乗せの保険料っていくらだろう。年に1000円、保険料がアップするだけでも高いというイメージになるだろうなぁ。
一方、1万円1年掛け捨て100万円だと、なんか出せる気がするのは、保険の一面性のギャンブル性が強く出ているからだろうか。保険がギャンブルとかいうと怒られちゃう?でも最初のロイドの時代の保険は確かにギャンブルだったし。
酔っぱらったおじさんが、安酒場でグダグダと話し続ける。ついこの間、2020年1月の話だ。これを書いている今は2020年の4月下旬。緊急事態宣言の最中で。知人と居酒屋で飲むなんてことはできない。飲んでいるときは当たり前のことで、できなくなってみて、けっこう楽しいもんだよなぁと改めて思う。
酒場だけの話じゃないし、みんな同じだろう。すべては同じには戻らないんだろうけど、それでも穏やかな日に、なってほしいものだと思う。
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