コロナと保険

新型コロナ緊急事態宣言が出されてから、保険会社各社もそれぞれ、この事態に、コロナ禍にどう向き合うかをを考えている。もちろん保険会社だけじゃなくて、日本中、世界中の法人、個人ともに、いろんなことを迫られているだろうと思う。詳しいことはここでは省くが管理人の家庭だっていろんなことがある。まあ一部の、どう見ても何も考えてないだろう・・・と思われる法人、個人もあるわけだが、さすがに保険会社で、そこまで無頓着、無神経な会社は、知る限りはない。いや、そうであってほしいとも思う。

 

保険会社の対応だが、管理人は便宜的に3系統くらいにわけて考えている。

 

ひとつは、保険会社自体のサービス継続を従業員、勤労者の感染防止との狭間でどうやっていくか、だ。個人向けには、死亡の時の生命保険、入院の時の医療保険、法人には、代表者の死亡や、(場合によっては)休業に対する保障など、こんなときだからこそ、スムーズな保険金を支払うための体制、組織、システムを維持するのは、銀行ほどではないにしろ、金融機関の一翼としての社会的義務だろう。

 

二つ目は、自社の契約者、顧客に対して、何かできることはないだろうか、こんな時だからこそのサービスはないだろうか、だ。今回の大同生命の、申請書作成の支援、代行などは、ここにあたる。このカテゴリーの対応は、各社それぞれ工夫をしていて、いろんな試みが行われている。管理人の目からは効果に疑問をもつようなこともないわけじゃないが、それはそれ。初めての事態で、ある程度の試行錯誤、思い切り、見切りでの対応もあるだろう。

 

三つめは、不特定多数、自社の契約者に限らず。自社の従業者、労働者に限らず、広く社会全体に対して、どう向き合っていくか、だ。ふだんであれば、社会的貢献として、各社さんいろんなことをやっているのだが。今回、コロナだから・・・という特段の取り組みには、今日現在は、接していない。まだまだ一つ目、二つ目の話で精いっぱいなんだろうなと思っている。でもまずは、それでいい気がする。

 

大同生命のサービスだが、大企業で、間接部門がある程度の規模を持っていてそれなりの陣容なり人材がいれば、今回の大同生命の各種コロナ関連の申請支援やら代行やらは、役立ちそうにないように思える。でも、事態は日々刻刻変わっていて、自治体の打ち出しも次々後追いで出てくる。それをウォッチして、申請の対象になりそうな制度を適宜知らせてもらうだけでも、契約者である企業にとっては、助かると思うのだ。
なんだこの程度と、切ってすてるのは簡単だ。大所高所の大きなアクション、企業としての中長期の戦略、ビジョンも大事なのは論を待たないが、まずは、比較的すぐにできることからでも、動こうとしていることは評価してもいいと思う。

 

忘れちゃいけないのは、保険会社は社会的公共性は持つが、慈善事業ではないということだ。株主に利益を還元する株式会社であり、契約者、保険の加入者に、しっかりと保険金を支払えるよう、健全な経営、資金の状態を維持することが大きな義務だ。それを果たしたうえでの社会的貢献のはずなんで、あまり無茶な期待はできないところだろう。


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