保険まっぷ

障碍のある子供をもつ親として考えた保険

最終更新:

こどもの保険

結婚して、子供ができると1番に思いつく保険といえば、学資保険だと思います。今の時代、子供1人につき1000万円~2000万円はかかると言われるので、妊娠中あるいは生まれてすぐからでも積み立てて、子供の将来のために蓄えたいと考える親は多くいることでしょう。
私が子供を妊娠したときも同じでした。
いくつかの学資保険の見積もりをしてもらい、生まれてから加入しようと思っていました。

先天性の病気

出産後、私の子供は新生児仮死状態で生まれ、近くのNICUのある総合病院に運ばれ5カ月ほど入院しました。
妊娠中には元気だと言われていた我が子は、生まれてくると多くの先天性の重複障害をもっていました。
その間は毎日が病院との往復で忙しくしていたので保険のことなんてすっかり忘れていましたが、退院してから1週間後に体調を崩し、入院したことで保険のことを改めて考えるようになりました。

入院にかかるお金

ずっと、NICUやGCUでの無菌生活をしていた子供は退院すると、いろいろな細菌やウイルスと生活するようになります。
そして、抵抗力の弱い子はすぐに感染してしまいます。
特に呼吸の問題がある我が子のような子供は命の危険さえあるので、即、入院です。
入院すると、個室か大部屋かの選択をすることになりますが、ほとんど外での生活をしたことのない我が子の体調がもっと悪くなっては困ると思い、個室にしてもらいました。
1日5000円と消費税のかかる部屋でした。
その時、いろいろな検査をしてもらいましたが、原因不明で急性気管支炎という診断でした。
熱があるわけではないただの風邪だけど、重度の障害があるために10日間の入院生活が必要でした。
また、医師からはこの先、風邪をひいても入院になると思いますと言われたのが記憶に残っています。
退院前に、請求書をもらいます。
10日間の入院で個室を使用していたため、5万円は超えていました。
風邪をひくたびに入院したら、毎月入院したらと考えると怖くなりました。
大部屋なら差額ベッド代がかからないかもしれないけれど、部屋が空いていなければ個室になるだろうなどと色々考えてしまいました。
子供の入院には付き添い入院が主流です。
ですから、24時間誰かがそばにいなくてはいけません。
子供の入院費の他にも付き添いの人の食事代などもかかってきます。
そして私のように、重複障害児の母は子供がいつ体調を崩すか分からないことや、医療ケアが必要な子供は保育所では預かってもらえないことなど、多くの問題があるためフルタイムの仕事は続けることができない方が多いと思います。
そうなると、収入は減るのに医療費などが膨大にかかるようになり、お金のことで悩まなくてはいけなくなります。
また、家での在宅看護を続けていくうちに、子供の将来がとても不安になりました。
この子は私たち親がいる間は大丈夫だけれど、いなくなってしまったらどうなるのだろう、ちゃんと自立できれば良いけれど、そうならなかったらと思うと、いてもたってもいられませんでした。

保険探し

私は自分の医療保険には加入していましたが、生命保険には加入していなかったので、ひとまず、自分の生命保険を探そうとインターネットで検索し始めました。
ただ、自分の収入がなくなることは分かっていたので、高い保険には加入できないので割安な保険はないだろうかと探していました。
その時に再度、学資保険のことを考えてみました。
しかし、自分の子供は将来ずっと、ハンディをかかえたまま生きていかなくてはならない、そして大学に行くことなどあるのだろうか。同じ病気の子供たちは小学校の就学でさえも断られたり、重複の障害に対応できず満足に教育を受けることができないと聞いたので、学資保険は意味があるだろうか。
しかも、利率がとても低い状況で20年近くも積み立てて、インフレが起きるとあまりメリットがない気がするし、積み立て自体、入院が多くなれば支払えないかもしれないと考え、学資保険に加入することはあきらめました。

コープ共済

ある日、保険探しをしていたとき、先天性の疾患のある人たちは保険には入れないのだろうか?という疑問が急に浮かんできたのです。
持病があっても入れる保険などが増えてきているしと、ダメ元で探し始めたのですが、やはり告知のところで引っ掛かり加入できそうにありません。
退院したばかりだし、いつ入院になるか分からない、通院は一生し続けなくてはいけないし、障害が多すぎるとあきらめかけていたときに、先天性心疾患の子供をもつ親のブログを拝見したのです。
そこには、生協で取り扱っている、たすけあいのジュニア18コースのJ1900円コースという保険なら先天性の疾患をもっていても入れるのでおすすめですと書いてあったのです。
私は早速、ホームページを見て資料を取り寄せました。
コープ共済のたすけあいシリーズは掛け捨ての医療保険です。
子供が加入できる保険の中に加入条件のゆるやかなコースがあって告知内容が今現在、
① 入院中である
② 医師から、今後、入院または手術をしたほうがよいといわれている
この2つに該当しなければ、通院中でもお薬を服薬中でも加入できると書いてあります。
この文章だけを見ると加入できる気がしますが、本当に加入できるか不安でした。
しかし、資料が届いてすぐに生協の方が説明をしに来てくれました。
そこで、私は子供の様子を伝えて本当に加入できるか聞いてみました。
色々な重複の障害があり、風邪をひいても入院になる可能性が高いのですが加入できますか?と尋ねてみると、担当の方は、今現在入院中ではなくて、入院や手術の予定が決まってなければ加入できますよと優しく答えてくれました。
そこですぐに手続きをして加入しました。
とてもスムーズに対応してもらい助かりました。

2度の入院

加入して1年も経過していないのに、子供は2度入院しました。
1度目は先天性疾患の検査入院で2泊3日でした。
先天性の疾患でしかも、治療ではなくて検査入院なので給付金は出ないだろうと思っていましたが、電話で問い合わせをすると1年未満の元からもっている疾患による入院なので減額になりますが給付金は出ますと答えてくれました。
入院していた病院は県外だったので交通費や宿泊費などもかかっていたので、給付金が出てとても助かりました。
2度目はまた風邪での入院で4泊5日でした。
この時は先天性疾患ではなかったので、全額給付金が出ました。
そして、ありがたいことに2度とも短期間の入院で手術もなかったので、先生が記入する診断書が不要で、病院の領収書と自分で簡単な病名などを記入する書類のみで手続きが終了できたので診断書代もかからず大変助かりました。
しかも支払いもとても早い対応をしてもらい驚きました。
本当に加入して良かったです。

障害児の母として

私は子供に医療保険や生命保険をかけないと決めていました。
子供は親より長生きするのが普通のことだし、もしものためにお金をかけるなんて、というよりもしものことを考えるなんてできないと思っていました。
しかしコープ共済に加入しようと思った理由は、もちろん経済的なこともありますが、それよりも子供の将来のことを考えてです。
子供が加入している、ジュニアコースは満期になると、健康状態にかかわらず、コース名は変わりますが継続して加入できるようになっていました。
健康状態にかかわらず継続して加入できるというのが、最大の魅力だと思いました。
もしこれから先、先天性の疾患をもっていて入退院を繰り返していても入れる保険が新しく出たとすれば、掛け捨てならばすぐに解約して保険に入り直すことができます。
例え新しく保険が出なくても、ずっと継続して保険に入ることができます。
それなら安心です。
子供はこれから先、もしかしたら結婚するかもしれないし、子供をもつようになるかもしれません。将来のことは何が起こるか分かりません。
しかし、一家の大黒柱になって入院すると残された家族が大変なことになります。
また、私たちより長生きをするだろう子供が残されて、先天性の疾患の治療のために金銭的に困るようなことになったらと考えると、とても心配です。
できる限りのことはしてあげたい、今も大事だけど、将来のこともしっかり考えてあげなくてはいけないと思いました。
将来もしかしたら治療できるようになるかもしれません。その時にお金がなくて治療を断念するようなことは絶対にしてほしくありません。
少しでも子供が幸せに暮らせるように、それが私たち両親の願いです。
そのために保険に加入しました。
そして、同じような境遇の方がいるならば、ぜひおすすめしたい保険です。
今を精一杯生きている子供との毎日の生活だけで忙しく、将来のことは不安だけど漠然としか考えられないかもしれませんが、未来に夢を持ってみませんか。
私は子供が生まれて治療法のない病名を告知されたときに医師に言いました。

私はこの子の可能性を信じています。
医療は日々、進歩しています。
この子はまだ0歳です。
この子の人生はまだまだ長いです。
今は治療できなくても、10年後20年後もまだ治療できなくても、50年後ならば治療できるかもしれません。
その時に治療できるかもしれないという選択肢を多く残しておきたいです。

だから、そのためにできることを今からしておきたいと思い日々、生活しています。
そして、加入した保険は子供のもしものときの保障と将来の投資だと考えています。
そう考えると少し、楽になりませんか。
心配で仕方なかった子供の将来のことが少し安心できませんか。
もしものときの保険、これで私たちは救われると思い