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セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)とは -準備は怠りなく-

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セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の制定の背景

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)が制定されるもとになったのは、平成27年(2015年)6月30日の閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」がベースになっています。
個人の健康管理に係る自発的な取り組みを促すため、セルフメディケーションを推進することが謳われ、医療用医薬品と同じ有効成分をもつ市販薬(スイッチOTC薬)を代替的に使用することを促進するために、購入費用に係る医療費控除の特例を設けるということになったのです。平成28年(2016年)の税制改革でこの特別措置は決定しましたが、実施は、平成29年(2017年)1月1日からになっています。
ざっと書いてしまいましたが、よくわからない単語、初めてみる言葉もありますよね。
まず、セルフメディケーションとは何でしょう。
世界保健機関は、ご存知ですか、国連の活動の一角で、WHOといったほうが通りがいいでしょうか。その世界保健機関(WHO)のセルフメディケーションの定義では「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」となっています。
さらに、スイッチOTC薬とは何でしょう。
スイッチOTC薬は、医療用医薬品(つまり医者の処方箋が必要)として使われていた有効成分が、有効性や安全性に問題がないとして、薬局で店頭販売できる市販薬に転換されたもののことです。転換=スイッチですね。まあスイッチはなんとかわかりますけど、OTCはわかりますか?管理人は最初、まったくわかりませんでした。これは、Over The Counterの略だそうです。町の薬局にカウンターありますよね。そのカウター越しに販売されているから市販薬はOTC薬なんだそうです。これで、スイッチOTC薬も意味がわかりますね。
結局、自分の身体を自分で守ることを推進しましょう。そのためにスイッチOTC薬の購入費用について税制控除を特例として設け、セルフメディケーションを知ってもらいましょう、ということですかね。
管理人自身の話ですが、新しい医療費控除があるとなっているからこそ、保険マップ管理人としてw ちゃんと理解しておきたいと思ったから、セルフメディケーション、スイッチOTC薬なんて単語を知ることになりました。そうでなければ、セルフメディケーション、スイッチOTC薬なんて言葉には、なかなか触れません。いやぁ、平成27年(2015年)6月30日の閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」の「個人の健康管理に係る自発的な取り組みを促すため、セルフメディケーションを推進する」に、なんか、しっかり乗らされてしまいました。w
保険マップ管理人なんて特殊な事情がなくても、医療費控除は、所得控除、地方税控除にもつながっていきますからね、
税金が安くなるとなれば、税金を払っている人なら誰にでもこの言葉、しっかり周知されることになるでしょううね。

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象者

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)では、この控除が受けられる対象者が定められています。誰もOK、対象の薬を買えば、税金安くしてあげますよというわけにはいきません。
そもそもの基本方針の主旨では「個人の健康管理に係る自発的な取り組みを促す」ことですからね。まず健康維持のための一定の取り組みをしていることが条件です。これは納税者本人だけが要件とされていますので、生計をともにする家族全員が、健康維持のための一定の取り組みをしていることまでは条件になってはいません。
では、「健康維持のための一定の取り組み」とは何でしょうか。
まず、サラリーマンなら、会社の健康診断を受診していればOKです。
その他、健康増進法の健康増進事業 健康診査、人間ドッグ、インフルエンザの予防接種、特定保健指導(メタボ検診)などなど、何かの検診をしていれば、セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象者の要件を満たすことになるでしょう。

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象医薬品

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象医薬品ですが、どんな薬でもOKです、控除ですというわけにはいきません。
閣議決定の「経済財政運営と改革の基本方針2015」では、「個人の健康管理に係る自発的な取り組みを促すため、セルフメディケーションを推進」が主旨ですが、法律や特例におちてくれば、軽い病気に罹った人が、医者に行って処方箋をもらうのではなく、自分でスイッチOTC薬を購入することで、医療費の適正化効果も期待されていたりします。今回の医療費控除の特例の対象は、あくまでも、スイッチOTC薬です。条文では「特定一般用医薬品等」とされて、細かく、「医薬品」「新医薬品」「一般用医薬品等」「製造販売の承認の申請」「承認」などについてクドクドと書かれています。まあしょうがないですよね、法律ですからね。でも、まあ実際の購入にあたっては、「セルフメディケーション 税 控除対象」のマークがついているものが、セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象医薬品と理解しておけば大丈夫でしょう。

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の期間

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)は、特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例として、平成29年(2017年)1月1日から平成33年(2021年)12月31日に行われる特別な税制です。「個人の健康管理に係る自発的な取り組みを促す」「スイッチOTC薬の購入による医療費の適正化効果」を狙うための4年間。けっこう多くの人が知るところになるんでしょうね。

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)の対象、限度金額

セルフメディケーション税制(スイッチOTC薬控除)は、対象の「特定一般用医薬品等」=「セルフメディケーション 税 控除対象」のマークがついているものの購入金額が1万2千円を超えた分を、8万8千円を限度にして、総所得金額から控除してもらえます。
確定申告が必要ですから、「セルフメディケーション 税 控除対象」のマークがついている「特定一般用医薬品等」の領収書は、しっかりとっておきましょう。