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保険募集行為に関するガイドライン と保険マップ 2017/3/8

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タグ: 生命保険

「保険募集行為に関するガイドライン」公表

2017/3/8、生命保険協会から「保険募集行為に関するガイドライン」が公表されました。顧客紹介(リーズ販売)や、保険の比較サイトなどに対する生命保険業界としての自主ガイドラインということでした。

あらら・・・。大丈夫かな。
保険マップでは、顧客紹介、リーズ販売などもしていませんし、保険会社や代理店さんからお金をもらってもいません。掲載も無料ですしね。
ですが、「保険の比較サイト」とかも対象にしている自主ガイドだということになると、何か関係してくることがあるのかもしれません。
趣味のサイトとはいえ、ここまでコツコツと作ってきて6年以上やってますからね、愛着もあります。
問題があって保険会社さんや代理店さんから指摘されたり、怒られたりする前に、悪いところは直しておきますか・・・と、今回発表になった「保険募集行為に関するガイドライン」の全文を確認してみることにしました。

対象読者

まずガイドラインの対象、読み手は保険会社さんです。保険会社さん向けの「保険募集関連行為の総合的な監督指針」という位置づけで、保険募集人と募集関連行為従事者に対して、適切な指導監督を行うためのガイドラインです。
主に、保険募集関連行為が対象なんですね、保険の契約者を募集する、保険商品を売るとなれば、保険募集行為でしょうから、ガイドラインじゃなくて保険業法など法律の規制を受けるでしょう。

今回、管理人としては意外な発見になりましたのは、管理人が保険会社や保険商品について、具体的な説明や解説を行って、それに対して保険会社さんや代理店から報酬をもらえば、それは、保険募集行為になるというガイドラインの見解でした。
そうかぁ・・・。今まで、管理人は、「この保険会社のこういう面は好き」とか書いたことがあって、その時、保険会社から饅頭のひとつでももらっても、罰は当たらないんじゃない?くらいの冗談を書きましたが、本当に何か受け取ってしまったら、保険募集行為をしてしまったことになりかねない・・・のですね。もらってなくて良かった。

保険募集行為は法律通りに規制を受けるとして、法律のない保険募集関連行為は、ちゃんと保険会社のほうで監督しないとだめですよ、監督することにしましょうねと、今回のガイドラインで自主的に定めたということなんですね。なるほどなるほど。

委託とは何

「本ガイドラインは、募集関連行為を第三者に委託する場合の基本的な考え方や留意点について整理し・・」と書いてあります。あれ・・?。もしかして今回のガイドラインは、保険会社さんや保険募集人(代理店)さんが、募集関連行為を、「委託」する時だけのことかな?管理人が趣味的に勝手に物を書いても、そりゃあ、誹謗中傷とか名誉棄損とか誰かに故意に嘘の情報を信じ込ませて面白がろうとか、積極的な悪事をしない限りは、問題ないのかな。
しかし、続けて読んでいくと、「委託」の解釈が厳しいというか、かなり広い範囲まで委託と考えるべきであるという印象です。これはかなりのWEBサイトが該当しそうですね。
例えば、もし保険マップでも、保険商品の、一般の人の興味を引くような記事を一生懸命に書いて、問い合わせの受付ページを作って、その問い合わせ者の情報を保険会社さんに提供してお金をもらうようなことをしていたとすれば、委託を受けていると考えるべきだとガイドには書かれています。保険会社さんは、第3者が別のWEBサイトに書いているんだから、その内容は責任とれないよ・・・と、委託した(お金を払った)第三者については、責任から逃げてはいけないそうです。ちゃんと監督し、指導しましょう・・としています。
委託の関係は、仮の金銭のやり取りがなくても成立するとしています。管理人は、これには驚きました。まあ法律じゃなくてガイドライン、自主規制だから、厳密に線が切れないことでもいいのかなぁと思いつつ、子会社など支配関係にあると考えられるなら、委託があると考えるべきだ。としています。

保険マップの内容は保険会社さんに責任を負わせる話じゃないよな

今回の「保険募集行為に関するガイドライン」の目的は、これから保険を検討し、選んで、契約しようとしている人が、保険業法の規制を受けない保険募集準備行為の過ち、行き過ぎ、不適切さなどによって、不利益を蒙らないように、保険会社は委託する先をちゃんと監督しましょう・・だと管理人は読み取りました。
委託とは、報酬の支払いがあったり、子会社等資本関係があるなども含めて委託関係と考えるべきとしています。

さて、保険マップはどうなんでしょう。
保険会社さんや代理店さんに何かのデータなどを提供し、お金をもらってませんし、保険マップとして仕事上の関係もありません。
まあ、管理人の本業は、システムエンジニアで、ことにデータベースについての知識と経験が多いものですから、業種を問わずに、データーベースエンジニアとして仕事をしてきました。大手の保険会社のシステム移行などで、大量にエンジニアが必要な時は、応援に呼ばれて仕事はしたことは数件あります。
でもそれでもその大手の保険会社と保険マップとは、無関係です。

管理人は、積極的な悪意をもって、読む人を騙そうとか、誰かや何かを貶めようといったことを、保険マップでしようとなんてことは思っていません。
ちょっとでも参考になればいいなぁ、こんな考え方もあるんだよねぇ・・・なんてことを掲載していこうと思ってます
でも、それでも、間違いや勘違いしたことを書いてしまうことが、100%ないとは言えません。
保険会社A社さんの保険商品について、管理人が自分の思うところを書いたとして、その内容についてA社さん責任を負うのか・・・といえば、負う義務や責任などあるわけがありません。

保険マップの運用者はA社さんの子会社でもないし従業員でもありません、募集関連行為を委託されてもいないし、金銭的な支配関係もありませんから、A社さんは、保険マップの監督指導なんて、できることではありません。

結論的には、今回のガイドラインは、直接保険マップに影響はないと考えてもいいでしょう。
しかし、全文を読んでみて、管理人、保険マップにとって一番大事なことは、保険会社から監督される、指導される、責任論がどうこうとかいうことよりも、保険マップに書かれている記事が、保険を契約しようとする一般の人に、不利益を与えやしないだろうか、大丈夫だろうかを、しっかり意識して、サイト運営をしていくことだと改めて思うことになりました。