アフラックが 健康経営宣言を発表したのは、2016/12のことでした。社員が心身ともに健康に働けるように、これからいろいろやる・・・と当時言っていたのですが、なかなか噂というかニュースを聞かなかったのですが、少し聞こえてきました。アメリカンファミリー健康保険組合と協力して、下記のような３つの施策を実施していくことが発表されました・
その１ 社員全員にウェアラブル端末を無償配布
希望した社員全員にリストバンフド型の活動量計端末を廃止、歩数、睡眠、心拍数を記録して健康状態を見える化しようという取り組みを実施します。
まあ、会社からこういうデバイスを支給されることの良し悪しについては、管理人は思うところはありますが、リストバンフド型の活動量計端末は、管理人も使ってますけど、なかなかいいものです。管理人が使っているデバイスは、Fitbit charge2 。アプリは、Andoroid + Windows PC です。何を配布したか個人的には興味あるところです。同じやつでユーザが増えると嬉しいですけど。
たしかに、健康意識とか運動習慣とか向上しますけどね。こういうのって、自分で決めて、自分のフトコロを痛めて、自分や家族のためにやるべきことじゃないかと思うんですよね。会社にそこまで依存しちゃうのか・・。
まあ、会社側としては、できるだけ会社に依存させておくほうが離職率とか下がるんだろうから、仕掛けてくるんだろうけどなぁ・・。
その２ ウォーキングキャンペーン
ウォーキングキャンペーンを実施・・・とか言われると、普段、アフラックの社員さんって、どんだけ歩いていないんだ？と変な方向に心配が行ってしまいました。でも代理店さん募集人だど、走り回るのかもしれませんが、本社勤務とか、エリアのマネージャとかいう立場だと、動かないのかもしれませんね。一般的に内勤だとそうなりますよね。
2017年のがん征圧月間の９月に開始、１０月まで実施です。ちなみにがん征圧月間は、1958年設立の日本対がん協会が特に予防面に力を入れて制定しています。アフラックが勝手に決めたわけじゃありません。
肝心な内容ですが、日本医療データセンターが提供する健康情報提供サービスPepUpを利用した全社員向けのウォーキングキャンペーンです。
参加者が1日あたり7000歩以上歩くと、超えた歩数10歩毎に5円を病院などの寄付に回すというものです。
管理人の個人的な感覚かもしれませんが、なんだか微妙な、アレな感じです。
会社の取り組みや、打ち出しに対して、真面目に一生懸命取り組むと、通常は、査定といか評価が上がるんでしょうけど、これ、頑張れば頑張るほど、会社の支出が増えるんですよね。あんまり頑張りすぎると、普段の仕事もそれくらいやれよと、上司から皮肉を言われそう・・・だと思ってしまう管理人は、きっと心が汚れてしまっているのでしょう。
汚れてしまった自分を返り見て、こんな私に誰がした・・・やさぐれてみたい気分ですが、それはこの記事終えてからにしましょう。
その３ 全社員向けデジタルヘルスサービスの提供
これ、これねぇ・・・。
この種のことは、アフラックや保険会社だけではなくて、いろんな大手企業が取り組みを開始しています。
丹温健康情報の提供や、相談、アドバイスというだけのことなら、従来の産業医と同じようなレベルでとらえることができるのですが、これが、ウェアラブル端末とか、自動車につけた装置との情報連携してのアドバイス、社員のメンタルの掌握とか言い出すと、とたんにきな臭くなります。
個人の健康状態とか健康習慣とか、とっても扱いの難しい個人情報です。個人情報保護の観点からは、こんなもの、持たないほうがいいに決まっているんです。
さすがに、今回のアフラックの取り組みでは、無償提供のウェアラブル端末のデータを収集するようなことをするとは謳ってはいませんけどね。アフラックのような外資系の企業では、そこまでの心配はいらないのかもしれません、むしろ日本的な風土が未だ生きている会社のほうが、一線を守れない会社が、勘違いをする経営者が出てきてしまうのかぁ・・・そんなことを考えさせられました。
＝＝＞保険会社各社の、「健康管理」「健康増進」「健康経営」をキーにした事業、サービス展開
アフラック 健康経営宣言をさらに推進 ウェアラブル端末を社員に配布等を発表 2017/9関連ページ
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