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日動保険

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日動保険は現在の東京海上日動火災保険株式会社

日動保険として記憶している人も、まだ少なくないのだろう。日動火災海上は、1946年(昭和21年)に誕生し、2004年(平成16年)に、東京海上火災と合併して、東京海上日動火災保険会社になった。正式名称は東京海上日動火災保険株式会社だが、東京海上日動と省略することが多いようだ。東京海上日動火災ではない。(火災の文字がない)
日動保険は、第2次世界大戦、太平洋戦争の翌年に誕生し、戦後、高度経済成長、バブル崩壊。昭和と平成を生きた企業だ。
現在、日動保険という会社はない。旧安田財閥に属していた。一方、2004年(平成16年)に合併した東京海上火災は、三菱のグループだ。
何だかなぁとか思うのは管理人だけだろうかね。

日動保険 日動火災海上の誕生

日動保険 日動火災海上の誕生は、1946年(昭和21年)だが、その2年前、1911年(明治44年)に創業された東邦火災を1944年(昭和19年)と合併している。統合なのか吸収なのかは、資料がない。当時の名称は、日動火災海上ではなく、日本動産火災だ。日本動産を略して、日動なのだな。前身である日本動産火災は、1914年(大正3年)に東京物品火災から改名されている、東京が日本に。物品が動産になった。日動火災の成長ぶりがうかがえる。

日動保険と動産

日動保険の前身である日本動産火災だが、いわゆる動産三社のひとつだ。他には、東京動産火災保険、日本簡易火災保険があるが、東京動産火災保険は、あいおいニッセイ同和損害保険に、日本簡易火災保険は、富士火災海上保険になっている。「動産」という言葉が残っていたのは、第二次世界大戦、太平洋戦争までだ。戦後、動産は使われなくなっているのが興味深い。
戦前の日本の歴史など、勉強が進めば、また記事を追加したいと思う。