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火災保険の保険金の税金

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火災保険の保険金をもらう時

人生において、火災保険の保険金をもらうことになると言うのは、けして嬉しい状態じゃありません、何千万円というお金をもらっても、焼失した家や家財、様々なことに繋がっていた想いの品を失うことでもあって、お金だけで解決できないことでもあります。物質的な損害も大きなものですが精神的なことも、大きなものでしょう。
それでも、生きているならば、そして火災保険に入っていれば、気力が取り戻せれば、また立ち上がることもできるでしょう。
管理人は、(被災された方には申し訳ない気もしますが)幸いに、火災で家や家財を失ったことはありません。しかし一時、任意整理や自己破産、差し押さえという言葉がよぎる厳しい時期もあって、手持ちの不動産を処分しつづけ、そこに住まわせていた親戚を一時的に、自宅に同居させることになりました。場所を作るために、多くの家財を処分したのですが、その中に、何十年、それこそ高校生の頃からの蔵書を、処分することになりました。何十年の想いを捨てる、処分するのにためらいもありましたが、状況はそんなことを許さない人生の時期でした。いろいろありましたが、幸い、一番辛いトンネルの時期は、何とか抜け出すことができました。家を失うことは、大変なことだと思います。けれどどんなにモノを失っても、生きていることが一番、大事な、モノには変えられないことじゃないかと思います。管理人は、生活に余裕が取り戻せた今日は、またぞろ、チマチマ本が増えて行っていますw

火災保険の保険金の税金

ただでさえ火災で失意の時、生活の再建のためにもら火災保険の保険金に、所得税などがかかったら、それこそ何とも言えない気がするでしょう。しかし、火災保険の保険金には税金、所得税はかかりません。
これは何も、税務署さんや国の温情とかそんなことではなくて、そもそも所得税とは何かということに行きつきます。所得税は、所得にかかるもの、利益にかかる税金です。火災保険の保険金は、損害を補てんするもの、受けた損害の穴埋めですから、利益、所得にならないからです。発生する可能性のある損害以上の保険金は、不正なことをしない限り、かけることができません。多くの場合、全損、全消失の火災で、保険金が満額あったとしても、実際に生じた損害のほうが大きいのが一般的でしょう。精神的な損害は除いても。

雑損控除と災害減免

所得税は、確定申告の時に、雑損控除ができます。また災害減免法が適用されることがあります。
雑損控除は、震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害、火災、火薬類の爆発など人為による異常な災害、害虫などの生物による異常な災害、盗難、横領などで、損害が出た場合です。詐欺や恐喝などは対象になっていません。オレオレ詐欺、振り込め詐欺などでは、雑損控除はできません。
災害減免法は、所得が1000万以下の人が対象で、災害によって受けた住宅や家財の損害金額に応じて、所得税が減免されます。雑損控除と災害減免は、どちらかひとつしか使えません。
この時の、損害金額ですが、火災保険や地震保険で補てんされた分は、損害金額から引くことになります。
まぁ、なかなか火災保険で、損害額全額ピッタリ補てんされることは珍しいでしょう。サラリーマンで普段は確定申告をしない人でも、こんな時は、翌年の確定申告の時期(できれば早めに)、忘れずに税務署や自治体の窓口などで相談しましょう。

火災保険の保険金の受取

火災保険の保険金の受取は、その住宅の所有者です。保険料を払っている人ではありません。
管理人は、手持ちのマンションを売却した際に、火災保険の解約を忘れていたことがあります。自分のものではないマンションに火災保険をかけているという状態ですね。火災が発生すると、保険金は、保険料を払っている管理人ではなく、売却した相手がもらいます。
だいぶ経ってから気が付いて、火災保険の代理店に連絡して、解約の手続きをしようとしたのですが、これがもう、なんともひどい代理店で話が遅い。解約すれば、その分、保険料が戻ってきますから、わざと遅らせてるんだろうと怒鳴りつけ、最後は、消費者生活センターと、損保会社のカスタマーセンターに連絡して、代理店をすっ飛ばして手続きを行いました。
尚本社に連絡する際は、「代理店の対応へのクレームです」と明言するのは大事かもしれません。本社サイドの扱いが、その一言で変わった気がします。
このやりとりについては、別にまとめています。