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日本興亜損保の保険

日本興亜損保の保険

日本興亜損保の保険には、多くの種類があるのだが、まずは大きく個人向けの保険、法人向けの保険とわけることができる。
個人向けの日本興亜損保の保険には、くるまの保険、すまいとくらしの保険、からだの保険、レジャーの保険、老後の保険などがある。生命保険は、日本興亜損保の保険にはない。保険には、第1分野、第2分野という分類が法律で決まっていて、生命保険などを日本興亜損保は販売することはできない。逆に、生命保険会社が、自動車保険などを扱うこともできない。日本興亜損保の関係で生命保険を探すなら、NKSJひまわり生命保険、子会社の日本興亜生命保険などを検討すればいいだろう。尚、第三分野の保険は、第1分野、第2分野の保険会社の両方が販売することができるようになっている。
日本興亜損保の保険には、個人に向けた商品もある。大まかにいえば、資産・利益、賠償、自動車、物流、労災・福利厚生、特殊な業種別、そして総合保障といったものだ。

日本興亜損保の経営統合とグループ

2010年4月1日、日本興亜損保は損保ジャパンと共同持株会社「NKSJホールディングス株式会社」を設立して経営統合した。持ち株会社であるNKSJホールディングスが直接出資しているグループ会社には、損保ジャパン、NKSJひまわり生命保険、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント、株式会社プライムアシスタンスがある。
また、日本興亜損保のグループ会社は、保険以外にもある。そんぽ24損害保険(損害保険事業)、NIPPONKOA Insurance Company(Europe)Limited(損害保険事業)IPPONKOA Insurance Company(Asia)Limited (損害保険事業)、日本興亜マリンサービス(損害保険事業)、日本興亜ホットライン24NKSJリスクマネジメント、NKチューリッヒ・リスクサービス、エヌ・ケイ・プランニング、NK保険サービス、日本興亜クレジットサービス、日本興亜オフィスサービス、日本興亜情報サービス、日本興亜キャリアスタッフ(人材派遣)、NKSJビジネスサービス、NKSJシステムズ、日本興亜エージェンシーサービスなどがある。ずいぶん手広くやっているとも思えるが、協同組合で共済商品を扱う農協(JA)ほどではない。冗談で言われることだが、JAは風俗とギャンブル以外、あらゆる事業を地域振興のために手掛けている。保険会社である日本興亜損保は、保険業務を核にして、関連ビジネス、支援ビジネスを展開するという方向性だ。
日本興亜損保に吸収、合併、改名してきた保険会社は、多くある。これは日本興亜損保だけではなく、日本国内の大手の老舗ともいうべき保険会社に共通することで、それだけ、様々な時代の変化を乗り切ってきたともいえるだろう。
日本火災保険株式会社、日本酒造火災保険株式会社、日本海上保険株式会社、帝国火災保険株式会社、中外海上保険株式会社、辰馬海上火災保険株式会社、大北火災保険株式会社創業、神国海上火災保険株式会社、尼崎海上火災保険株式会社、日本火災海上保険株式会社、興亜海上火災運送保険株式会社、太陽火災海上保険株式会社、興亜火災海上保険株式会社などだ。
現在、日本興亜損保が訴求しているメッセージは「あなたを全力で支える」である。
尚、本稿の執筆は2013/3であるが、日本興亜損保と損保ジャパンは合併し、損害保険ジャパン日本興亜株式会社に2014年になることが予定されている。現在は、日本興亜損保のブランドと商品名で保険の販売をしているが、合併後にどうなるかは、まだわからない。

日本興亜損保の自動車保険

日本興亜損保の自動車保険だが、個人を対象とした商品は、カーBOX、SIP(一般自動車総合保険)、ドライバー保険、自賠責保険がある。
自動車のオーナーで任意の自動車保険を検討するような人は、あまり自賠責について意識することはないだろう。車検の時に一緒に加入してしまうことが一般的だ。日本興亜損保の任意の自動車保険に加入、契約する時、自賠責も日本興亜損保の自動車保険でやっておくと、事故の時などの手続きや相談がまとめて行える。まあこれは、日本興亜損保の自動車保険に限らず、他の自動車保険、自動車共済(協同組合)でも、同じことだが。
個人の自動車のオーナーが、日本興亜損保の自動車保険を検討するなら、まずカーBOXを考えることになる。個人専用だ。しかし、日本興亜損保の自動車保険のカーBOXには、契約、加入には制限、条件がある。個人の場合、ほとんどのケースでは問題にならないはずだが、もしも契約できない場合は、日本興亜損保の自動車保険なら、SIP(一般自動車総合保険)を考えることになるだろう。賠償、傷害、車両の他、諸費用などの基本補償の他、オプション、特約も用意されている。
日本興亜損保の自動車保険のドライバー保険は、他の自動車保険が、車に付くのに対し、人、ドライバーにつく。免許証があても、車を所有していない人といった人の加入、契約が想定されている。
ドライバー保険は、日本興亜損保の自動車保険以外に、1日単位で加入契約できるものが他社にある。自動車を借りて運転する回数、頻度などを考えて、選ぶようにしたほうがいいだろう。
日本興亜損保の自動車保険には、法人の社有車を対象としたものもある。台数によっての割引や、フリートなどの活用で保険料を安くできることもある。日本興亜損保の自動車保険だけではなく、各社の営業の話をしっかりきいて選びたい。

日本興亜損保の火災保険

火災保険など住宅や店舗などの日本興亜損保の保険は、フルハウス、ハッピータウン、リブロック、住宅総合保険、住宅火災保険、マンション・オーナーズ保険、管理組合総合保険など数種類あり、住いの状況に合わせて選ぶことになる。さらに地震保険もあるので、それについても触れておこう。
日本興亜損保のフルハウスは、専用住宅と、店舗などの併用住宅の建物と中にある家財が対象だ。日本興亜損保のフルハウスで特徴的なのは、新築、新品価格での保険金を契約できることだと思う。その時の評価額ではない。火災保険の中には、新品価格、新築価格ではなく、評価額での契約の場合もある。何でも時間がたてば、物の値段は下がっていくのが一般的だ。火災保険や損害保険など、保険料の安さだけに目をとられると、保険金が新品、新築なのかを見落とす場合もあるかもしれない。注意して契約をチェックしておきたいポイントだと思う。
ハッピータウンは、賃貸住宅、マンション、アパートなどに住んでいる人を対象とした火災保険だ。中の家財は勿論、大家さんに対する賠償責任までカバーすることことができる。管理人は、自分が若いころアパートを借りた時、火災保険は、大家さん(仲介の不動産屋か?)に指定された火災保険に加入させられた。昔は強制できたのかな?今は違うのもしれない。もう何年も賃貸住宅、アパートなどを借りる経験がないので、ここはよくわからない。
日本興亜損保のリブロックは、店舗などでも契約できる火災保険だ。積立型なので満期返戻金もある。
地震保険は、日本興亜損保に限らず、多くの損保会社で扱っているのは、住宅が対象だ。店舗専用だとなかなか地震保険は見つからない。発生すれば支払う保険金の総額が膨大になるため、どこの保険会社も商品にできないのだろう。住宅にしても、政府(国)が補てんすることが決まっているから、成立しているわけで。
日本興亜損保の住宅総合保険、住宅火災保険は、専用住宅の建物と家財の保険だ。総合と火災の違いだが、補償の範囲、対象が違う。契約の時には、その差をよく理解して、納得してからにしたい。
日本興亜損保のマンション・オーナーズ総合保険は、マンションやアパートなど賃貸経営をするオーナー、大家さんのための保険だ。
日本興亜損保の管理組合総合保険は、分譲マンションの管理組合が契約する。管理人は、かつで分譲マンションに住んでいた時、理事長をすることがあって、管理組合総合保険、積立管理組合総合保険を検討した。結局、そのマンションでは、修繕積立金は別枠でしっかり準備をする枠組みができていたので、積立機能のない管理組合総合保険を契約することになった。マンションの管理組合なんてのは面倒なものではあるが、適切に運用されているかどうかで、資産の価値にも影響を与える。がんばりすぎなくてもいいだろうが、あまり手を抜かないほうがいいだろうw
日本興亜損保の火災保険などは、2010/1に、改訂が行われている。補償範囲が変わったり、特約がなくなったり、商品そのものの販売が中止されたりしている。団地保険などは販売停止だ。以前から日本興亜損保の火災保険を契約している人は、一度しっかり内容は確認したほうがいいだろう。

日本興亜損保の安心BOX

日本興亜損保は、何とかBOXというネーミングが好きなようだw 怪我の補償、賠償責任の補償の保険につけられた商品名は、傷害総合保険安心BOXだ。
料理中の怪我、スポーツ中の怪我、階段を踏み外すなどの怪我、飼い犬が怪我をさせる、自転車で歩行者の怪我をさせる、窓ガラスを割ったなどの補償がされる。
日本興亜損保に限らぬ一般的な話だが、傷害総合保険、賠償責任などの保険は、他の保険商品の特約やオプションで付与されることもある。2重の契約にならないかなども確認しておきたい。