杞憂
古代中国の「杞」の人が、天が空から落ちてくることを心配したことから杞憂という言葉が生まれた。
何をどこまで心配して備えておくかは、保険の問題を考える上で重要なことなのだが、天の心配をする前に、統計的に確率の高いリスクは他にたくさんあるわけで、そっちの心配をして保険を検討したほうがいいだろう。
天が落ちてくる保険、杞憂保険は商品として存在しないと思うし。
天災、戦争と保険
さて、隕石である。隕石が落下してきて、大事なマイホームをぶち壊してくれたら、誰か保障してくれるのだろうか。
隕石による被害は保障されるか。これは契約している保険の内容にもよるんじゃないだろうかと思う。
一般に天災、地震、津波、噴火などは、普通の火災保険では免責になっていて、地震保険がそれをカバーする。
管理人は、以前、北朝鮮のミサイルの破片が落下してきたらどうなんですかと、契約している火災保険のQAに質問したことがあるのだが、その時点では保険金支払いの対象になるそうだ。これがもし戦争状態になると、戦争による被害は、免責事項になっている契約が多いと思うので、保障されない。ミサイルは人工物だから、天災じゃない。子供が石を投げて窓ガラスを割ったと同じような考えかたなのかもしれない。
じゃあ、隕石は?
隕石
隕石は微妙な線だ。
けれど、実は生きていれば、人的な損害さえなければ、それほど経済的な面では、心配はいらないということが最近わかった。
もし、本当に隕石が庭先なり、家なりにぶちあたってしまったら。
まず、危ないから隕石には触らないw
然るべき研究機関に連絡をする。
研究機関は、調査のためもっていき、20%を召し上げる。
80%は敷地の所有者のものだから、ちゃんと返してもらう。
ネットで、残りを売る。
なんでも、600gの隕石に、7億円もの値段がついたことがあるそうだ。
そこまでうまく売れなくても、普通の家1軒分くらいにはなるだろう。
こうなると、保険で隕石の被害がカバーされるか、保障されるかなんてどうでもよくなるw
怪我はしたくないから、旅行とか留守の間に、家に隕石が落ちて欲しいと思うようになる。
天が落ちてこないかと心配する奴と、
隕石が落ちてきて欲しいと願う奴と、
どっちが、あれですかねw