少額短期保険

世の中、いろんなコンテストやランキングがある。まあなんとか協会とかなんとか団体が存在感を示すために、けっこう無理して生み出したような賞もあったりするが、今回の話題、少額短期保険大賞や、おもしろミニ保険コンテストについていえば、それほど無理筋という感じはしない。

 

2019/3/1 都内で開催された「第5回少額短期保険(ミニ保険)の日 記念イベント」が開催された。第5回というところが、なんとも言えない。少額短期保険が最近できたことを思い出させるし、もう第5回かという思いの両方がよぎる。
この記念イベントで発表されたのが、少額短期保険大賞と、おもしろミニ保険コンテストだ。

 

今回のおもしろミニ保険コンテストは、2018/12/21から 2019/2/14に間に募集された。応募は1959あったという。
そもそもおもしろミニ保険コンテストは、名前こそふざけている印象だが、中身は普通だ。一般の人が「こんな保険がほしい、面白そう」「なぜないんだ?」というアイデアを募集する。優秀なアイデアを選び出して商品となった実例もある。すでに消費者、一般のニーズを吸い上げる手段として定着しているのだという。

 

生命保険と損害保険も、世の中のニーズを、保険商品として設計し発売するのには、けっこうな努力をしている、少額短期保険は、小回りがきくだけに、さまざまな企画やアイデアを実現しやすいのだろう。なかなか楽しみな企画、イベントだ。
さて、2019/3/1は、最優秀賞が1、優秀賞2、佳作3、そして学生だけを大賞とした保険学ゼミ生賞1が選ばれた。保険学ゼミ生ってなんだろうという疑問は、今回はおいといて、最優秀賞の中身を見てみよう。
選ばれたのは「老後快適保険」 名称から保障内容を想像し難いのだが、老人ホームに入所するまでの、待機、待ち時間の間の費用を保証してくれるというものだ。幼稚園の待機児童に似た発想、待機老人か。
うん・・。これ将来の話じゃあないよなぁ。いままでも、待機老人の話を聞いたことがあって、ホームがあくまで、大変だったということだが、これからほんとに待機老人は、増えてくるんだろうなぁ。保険金や保険料の算出は難しそうだが、そこはそれ。チャレンジャーの少額短期保険。そのうち商品化されるかもしれない。

 

もうひとつ少額短期保険大賞は、一般の人というよりも、少額短期保険の保険会社を対象にした話だ。この1年のあいだで、各社が商品にしたものから投票で選ぶとしているが、今回は、セント・プラス少額短期保険の「認知症のささえ」となったという。
一報に接しての第一印象。あ・・・管理人は、セント・プラス少額短期保険とい会社について知らなかったわ・・・。まだまだ勉強は足りないとおも思い知る。また今回のイベントの時点での少額短期保険回は101社になったのだという。初期のころを思えば、増えたものだ。管理人は業界人ではないが、なんか、感慨深く思ったりする。

 

 


少額短期保険大賞 2019/3/1関連ページ

孤独死は男性が80% (日本少額短期保険協会)
日本少額短期保険協会が、孤独死現状レポートをまとめ発表 日本少額短期保険協会は孤独死対策員会でもあり、少額短期保険の商品のひとつに、孤独死保険
少額短期保険業者への経過処置に思うこと 2017/9/1
少額短期保険業者の経過処置というのがあり、今日(2017/9)現在も有効だ。少額短期保険は、扱える上限金額を定めているが、それを時限をきって拡大する処置だ。来年2018/3までの経過処置の期限だったのだが、ここにきて延長を求める声が大きくなってきたという。少額短期保険業者への経過処置に関して管理人の思うこと。
少額短期保険業者の経過処置 結局延長 (2017/9/12)
経過措置を決めたときの詰めの甘さ、検討不足がこの情けないトタバタになったと管理人は思っています。管理人の私見は置いといて、そんな少額短期保険業者の経過処置ですが、2017/9/12に第2回目の
2016年度の収保 12%増
家財、生保、医療なども伸びているが、なんといっても、ペット保険。保険契約数、収入保険料ともに20%を超える進展。収入保険料は100億円