いつも感じるのですが、太陽生命は、シルバー世代へのアプローチに積極的だと思います。今回のニュースは「ご担当医向け診断書記入の手引き」を作成したというものです。なんか普通すぎて、これのどこがニュースなんだとも思えます。今さら「ご担当医向け診断書記入の手引き」ってどういうことよ。
現在の太陽生命のヒット商品といえば、「ひまわり認知症治療保険」といっていいでしょう。昔は、学資保険のわくわくポッケなんてのもありましたが、2017/4/3の発表では、「ひまわり認知症治療保険」「認知症治療保険」の合計販売数は、18万件を超えているとのことです。
このヒット商品「ひまわり認知症治療保険」「認知症治療保険」で支払われる保険金は、認知症治療給付金ですが、この支払い要件は「生まれて初めて器質性認知症に該当し、かつ、意識障害のない状態において所定見当識障害があると診断確定され、その状態が180日継続したとき」となっています。かなり何回ですよね。勿論、認知症などの専門の医師にとっては、難しくはないでしょうけども。
認知症などの専門の医師が、この保険の請求のための診断書を書くなら、問題はないのしょう。今更、「ご担当医向け診断書記入の手引き」なんて必要ないでしょう。ちょっとした凡例があれば、専門医はすらすらと書けるのでしょう。しかし、実際に、認知症の診断をするのは、必ずしも大病院などの認知症の専門医ばかりとは言えないようです。認知症の対象者といえば、近所になじみのかかりつけのお医者さんもいるケースも多いでしょう。そんな町のお医者さんが担当医で、認知症の診断書を書くとなると、必要な事項が漏れなく記載されて適切な診断であることが書面でわかるように「ご担当医向け診断書記入の手引き」を作成したというのが、今回のニュースの肝でした。「ご担当医向け診断書記入の手引き」じゃなくて、副題の「介護保障用診断書(証明書)作成にあたってのお願い」をもっと目立たせてくれると意図が分かりやすかったんですけどね。
「ご担当医向け診断書記入の手引き」「介護保障用診断書(証明書)作成にあたってのお願い」は、勿論、認知症の専門の医師の監修、協力によって作成されていて、具体的事例も盛り込まれ、認知症治療給付金の支払いの診断基準の標準化も視野に入れているといいます。これはすごい。さすが太陽生命と思うのは、管理人だけでしょうかねw
「ご担当医向け診断書記入の手引き」の作成(太陽生命)関連ページ
- 労働金庫での窓口販売
- 太陽生命保険株式会社 ひまわり認知症治療保険。2017年より労働金庫での窓口販売が開始されている。