三井住友海上あいおい生命保険株式会社

&LIFE 新総合収入保障/新収入保障と所得補償保険

2017/4/2から、三井住友海上あいおい生命が、&LIFE 新総合収入保障/新収入保障の販売を開始しました。
新総合収入保障/新収入保障。商品名だけを聞いた段階では、収入に対する何らかの保障なのだとう程度しか想像がつきませんね。従来から損保各社でも販売されている所得補償保険との違いが、この名称だけではわかりにくいですね。もちろん、生命保険会社ですから、商品の性格や内容の違いが必ずあると思っているのですが、名称だけでは、いろいろ疑問がつきません。
三井住友海上あいおい生命の新総合収入保障/新収入保障の説明を丁寧に見ていきましょう。

 

所得補償保険

まず、所得補償保険とはどんな保険か振り返っておきましょう。所得補償保険は、保険の契約期間内に、病気や怪我によって就業不能になった場合に、就業不能期間の月数 X 保険金額を支払うものです。もちろん契約によって、最大期間は、1年とか2年とかの上限が定められます。所得補償保険は比較的短期で、軽度の収入保障、補てんに向いている商品といえるでしょう。

 

新総合収入保障/新収入保障

三井住友海上あいおい生命の説明を読んでわかったのですが、今回発売される新総合収入保障/新収入保障は、所得補償保険がカバーしている比較的短期軽度に対応する保険ではなく、症状が重くて仕事への復帰が難しい場合の保障といえるでしょう。このあたりは、さすが生命保険会社といえるところで、損保会社には、こういう「症状が重くて仕事への復帰が難しい場合の保障」の商品は販売できないでしょうね。ベースにしているのは死亡保障ですが、これに介護、障害、就労不能まで支払い要件を拡大して、新商品、新総合収入保障/新収入保障としている・・・という建付けですね。
所得補償の保険期間は、サラリーマンの定年を想定して65歳満了というのが最大です。一方、新総合収入保障/新収入保障のほうは、契約者、被保険者のライフイベント・ライフプランにあわせて設定可能です。子供の独立などに合わせることもできるように、最長80歳満了まで契約が可能にになっています。65歳満了はサラリーマンにはひとつの意味のある区切りになりますが、経営者や自営の人にとっては、あまり意味のある年齢とは言い難いところでしょう。

 

新総合収入保障/新収入保障の背景 社会的状況

三井住友海上あいおい生命が、新総合収入保障/新収入保障を開発、販売した背景、社会的な状況ですが、まず単身世帯が増えてきていることがあげられるでしょう。お一人様の増加ですが、2017年現在では全世帯の1/3 と言われており、それが2035年には、37%になるという推計もあります。働けている間のお一人様はいいんですけどね。やはり単身世帯の80%の人が、働けなくなることへの不安を感じているといいます。
こうした背景まで見てみると、三井住友海上あいおい生命の新総合収入保障/新収入保障の販売は、なるほど・・・という感じですね。

 

契約の型
契約のの型は3種類あります。
&LIFE 新収入保障 I型 死亡高度障害
&LIFE 新総合収入保障 II型 死亡高度障害 + 障害介護
&LIFE 新総合収入保障 III型 死亡高度障害 + 障害介護 + 就労不能状態

 

まあ、本領を発揮するのは、最後の&LIFE 新総合収入保障 III型ですかね。

 

 


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