東京海上日動火災保険株式会社

二階建てのアパートの1階に住んでいた時のこと。2階も2DKで新婚さんが住んでいた。ある日の冬のこと、2階のお宅のストーブのまえで、ご主人が枕をして居眠りをした。しばらくして枕にストーブの火が移り、枕が燃え上がり、あわてたご主人は、枕を流し台に持っていって、火を消そうとした。その光景をとなりお宅の受験生が目撃し、消防署に連絡をしてくれた。1階にいた我々夫婦は、やけに2階が騒がしいな思いながら、火事だとは気がつかないでいた。まもなく消防車がきて、瞬くうちに2階にホースが入り、消火作業がとなり大事にはならずボヤで済んだ。しかし1階のわが家は、2階の消化の際にまかれた水が、天井から漏れてきて、家具がぬれ絨毯が水浸しになってしまった。幸い家具の中には水が入っておらず、天板や周りをふくことで済んだ。問題は水浸しの絨毯である。クリーニングに出すのも考えたが、それも大変なこと。その時にふと気がついたのが、損害保険の家財保険に入っていることである。すぐさま保険会社の営業に連絡をし状況を説明したところ、クリーニングしてももとに戻らないのであれば、保険を適用しますとのことであった。現状と同等の絨毯を購入し、その費用を保険会社が支払ってくれた。2階の夫婦は新婚で、まだまだ家計が豊かではない状態であったが、失火の責任から費用負担を申し出ていた。が、保険適用になったことを伝え、感謝された。わが家も絨毯が新しくなり、気分もさわやかになった。わが家と2階の新婚さんの両家にとって、有り難い保険であった。
得得保険 (60代男性)