損害保険会社

わ!思ったより多くの家が地震保険に加入するようになったんだなぁ・・・とは、このニュース見出しを見た時の第一印象だ。正直、管理人は地震保険に加入している人というのは、もっと少ないだろうなぁ・・と思っていたからだ。

 

読み進めるうちに気が付いた。少し早とちりだった。これは2016年度の付帯率、つまり2016年度に火災保険を新規に契約した人で、地震保険を付帯した人が62.1%だったということだ。
管理人が見出しを見て思ったのは、全ての家屋に対して、地震保険を契約しているのが、62.1% なのかと思ってしまった。契約率は、全国平均で、30.5%だった。

 

管理人の見たニュースの執筆者が、騙そうとか思って書いているわけじゃない。普通に、付帯率という正確な単語を使っている。ちゃんと読めば誤解の余地がない。
書いたほうには、落ち度はないのだが、読む人が、微妙に意味を取り違えてしまう。そんなことって、けっこうあるんだよなぁ。

 

本題に戻ろう。
この付帯率、前年に比べて1.9伸びており、14年連続での伸びになっている。だんだん地震保険というものが浸透してきていることをあらわす数字といってもいいだろう。損保協会の啓蒙もあるだろうが、なんといっても、実際に大きな地震が発生しているのが一番の要因だろう。例えば熊本は前年に比べて10.5%も付帯率が伸びている。契約率は、全国平均で、30.5%なのだが、宮城県は51.8%という数字になっている。
災害からの復旧、復興は、国や地方自治体が負うべき面が大きいとは言え、必ずしも十分でなかったり、時間がかかったり。どうしても、ある程度の自助努力は必要になると思うのだ。

 

Sep 2017


2016年度新規 地震保険の付帯率 62.1% (損害保険料算出機構)関連ページ

地震保険の広報活動 特設WEB開設 (2017/8/25) TV CM(2017/8/27)
地震保険の周知を図ることは、けっこういいことだと思ってます。損保会社の儲けのために言っているわけじゃなくて、地震国ですからねぇ・・。大規模災害の時に自助努力をした人がたくさんいたほうが、
地震保険が高くなる? 損害保険料算出機構 地震保険料率を変更
損害保険料率算出機構が6/15に金融庁長官に地震保険基準料率変更の届出をおこなった。全国平均で3.8%の引き上げになっている