富国生命保険がソフトバンクと電話帳アプリを開発し利用を開始したと聞いて、最初は何で電話帳?あまりに当たり前に存在する電話帳アプリを今さらわざわざ作って使うって何の意味があるんだろうと管理人は推察することができなかった。しかし、目的が情報漏洩対策とわかって、なるほどと合点することになった。
昨今、個人情報の保護の面から、多くの企業で携帯電話の紛失対策への啓蒙が行われるようになっているのは、会社に勤めているサラリーマンなら実体験としてご存知だろう。
管理人は、システムという面からは、ISMSの認証を得るため個人情報に限らず、情報を守り適切に運用することに従事したことがある。教育プログラムにも積極的に関わっていた。だからまあ、これがけっこう多いとおうのはよくわかる。携帯の紛失事故というものが。
個人情報保護法が施行されP-MARK制度がはじまって時間の経っていない頃、「個人情報漏洩事故」とかでネット検索をすると、「営業マンが携帯電話を紛失ました。顧客情報数百人、数十人をなくしました、ごめんなさい」という企業のページがたくさんHITしていた。もちろん、みずから公表する企業って、少ないだろうから、公表されていないものを含めると、どんだけ四六時中携帯電話をなくしているんだ、これ・・・とけっこう呆れたことがあるのを思い出す。
富国生命保険がソフトバンクと共同開発した「あんしん電話帳」は、ソフトバンクのサービス、Kony Mobikity Platformを応用したものだ。データ本体はスマホに格納していないから、紛失による情報漏洩のリスクを軽減することができる。
従来から、その紛失防止には、教育、啓蒙といった対策を各企業で取ってきたわけなんだが、今回の発想は興味深い。もう紛失することを前提としているのかとも思える。
たしかに、根性論、精神論で紛失させない言い続けることも大事だろう。しかし一方で、人間は過ちを犯すものということを前提として、対策を講じるのも組織として大事な姿勢だと思う。失くそうとして携帯電話を失くすやつはさすがにいないだろうし。
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