日本少額短期保険株式会社

日本少額短期保険と自転車保険は、一般的な自転車ではなく、高額なスポーツサイクル本体の破損や盗難のための車両保険を扱うものでした。
ニッチといえばニッチですが、少額短期保険という商品カテゴリーの特徴を活かした商品だとも言えるでしょう。管理人は、高額なスポーツサイクルは乗らない人ですが、この保険の設計思想、コンセプトは好きな部類です。

 

今回は、そんなスポーツサイクル保険を扱ってきた日本少額短期保険が、一般的な自転車保険の取扱を開始した・・・という話題です。
近年自転車保険は関心が高まっていますよね。残念な悲しい自転車の死亡、傷害事故も起きていますし、賠償額も大きくなっています。
自治体も自転車保険の加入を義務付けるようになってきました。この流れは止まらないでしょう。日本国内で、自転車保険に加入していないと乗ってはいけないという日はそれほど遠くない気がします。
社会的な要請がある、それすなわち保険販売の勝機とも言えるでしょう。
むしろスポーツサイクル保険なんかをやってきた日本少額短期保険が、今日まで静観してきたように見えるのが不思議です。
しかし、今回独自に自転車保険の設計、販売をせずに、au損保の商品の取扱に留めたのは、なかなか慧眼じゃないかと思います。もっとも賠償額が大きいと、少額短期保険のカテゴリーでは受けきれないのかもしれませんけどね。

 

少なくとも、高額なスポーツサイクルの車両保険を探して日本少額短期保険のWEBに辿り着いた人は、一般的な対人賠償のできる自転車保険も一緒に加入しようとするでしょう。
あとは、WEBなりスマホアプリなりの、ユーザーインターフェースの良し悪しで売上が決まるんんでしょうかね。
あの最低最悪の会社コインチェックも、会社の本質が腐っていてもスマホアプリが良かったから、加入者が増えたと言われてますからね。

 

自転車の保険、各社の取り組み