リンククロスコインズ Linkx coins

はじめに

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社が2016/9/20からインターネット専門で販売を開始したリンククロスコインズ (Linkx coins) は、臓器移植医療給付金付先進医療保険です。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社は、2015年9月から、リンククロス (Linkx)というサービスブランドを開始していました。
コンセンプトをドーンと打ち上げてましたし、linkx の x をクロスと読ませるなんでギミックもあって、管理人などは、さてさて何が出てくるのかしらんと関心をもっていたのですが、1年の間、保険商品はありませんでした。

 

やっとです。ついに出ました。でも、これが愛称のリンククロスコインズ (Linkx coins) はまだしも、「臓器移植医療給付金付先進医療保険」と長い名称。まあ漢字の名称は保険の内容の実態を確か表現しているんですけどね。

 

では、さっそく見ていきましょう。

 

先進医療と臓器移植に特化

リンククロスコインズ (Linkx coins)は、先進医療と臓器移植に特化しています。
先進医療も臓器移植も、いかにもお金が沢山必要になりそうな医療ですよね。先進医療の治療では通算2000万円まで、臓器移植の場合は1000万が給付されます。
1000万で臓器移植ってできるんだろうかという話は置いといて、この割り切りというか、独自性がすごいなぁ、と管理人は、最初からハイテンションで商品説明を読んでいました。

 

リンククロスコインズ (Linkx coins)の保険料

リンククロスコインズ (Linkx coins)の保険料は、毎月500円で、1年単位の契約で、自動更新になっています。
リンククロスコインズ (Linkx coins)と聞いて、サービスブランド リンククロス (Linkx)からでているから、前半部分はいいとして、後半のcoins って何を意味しているのだろうと思ったのですが、500円、1 coin と言いたいのでしょうか。それを毎月だから複数形で、コインズ( coins) ?
でも、商品説明を見てみると「※更新後の保険料は、更新時の保険料率が適用される。そのため、更新後の保険料が変わることがある」と書いてあります。普通の商品なら当たり前の文言なんでしょうが、名前に、コインズって入れてるんだし・・・。
まあいいでしょうかね。毎月 1 coinとは書いてないし、仮に550円になったら 2coinsになるだけのことで、coins であることは変わらないんですから。

 

販売チャネル

リンククロスコインズ (Linkx coins)は、インターネット専門の商品です。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険を扱っている代理店さんにいっても、契約はできません。
代理店のいいところは、様々な商品や多彩なオプション、特約の組み合わせの最適な回答を、アドバイスをもらい相談し、一緒に考えることができることでしょう。逆にそれができない募集人のいる代理店ならメリットはありませんよね。
リンククロスコインズ (Linkx coins)のような構成の単純な保険商品であれば、代理店の募集人さんから説明を受けるほどの内容はありません、何しろ、特約なし、審査は告知、配当なし、保険料の払い込みはクレジットカードの月払いのみとなってますから、読めばわかる程度の内容です。
リンククロスコインズ (Linkx coins)が、インターネット専門の商品であっても、誤解や勘違いなどからトラブルになる余地は小さいように思います。

契約年齢

リンククロスコインズ (Linkx coins)の契約ができるのは、20-69歳になっていますが、1年の保険期間の満了後年齢の上限なく、自動更新になっています。
でも、あまり高齢になると臓器移植とかまで、頑張ってみようと考えないような人が多い気がします。

 

給付内容

リンククロスコインズ (Linkx coins)の給付内容ですが、最初に書いた先進医療の治療では通算2000万円まで、臓器移植の場合は1000万が給付されるほか、先進医療一時金として、療養1回につき5万円の給付が受けられます。

 

支払限度ですが、先進医療の治療では通算2000万円までというのは、1年で2000万ではなく、更新前後を継続した保険期間と見直して通算されます。
また、臓器移植の1000万の給付は、1回のみです。
・・・・そうですねぇ・・生涯で1回の臓器移植だって大変だろうに、2回やるなんて、とってもマレな例でしょう。

 

リンククロスコインズ (Linkx coins)は、比較的な単純でシンプルな保険ですが、それでも注意しておいたほうがよさそうなことが2点あります。
ひとつめは、臓器移植は、契約者・被保険者が、臓器の提供を受ける場合に限定されています。例えば、契約者しているお母さんが、子供のために腎臓を片方臓器移植をするような場合には、給付の対象にはなりません。
二つ目は、対象としている臓器移植は、心臓、肺、肝臓、脾臓、小腸、腎臓となっています。視力回復のために角膜を移植するのは、臓器移植の給付の対象にはなっていません。

 

免責事由

リンククロスコインズ (Linkx coins)の免責事由、保険金を給付しない/できないケースにあげられているのは、犯罪、薬物、故意または重大な過失といった、一般的な医療保険、生命保険であれば、まずどこでも免責事由にあげているような内容です。
臓器移植医療給付金付先進医療保険という商品特有の、免責事由はありませんでした。