我が家は築1年で年末に裏家の放火によるもらい火事に遭ってしまいました。出火元側の外壁、窓、カーテン、屋根の一部が燃えました。それと、エアコンの室外機全てが全滅しました。また、エア喚起システムを導入していて、換気口が火元を向いていたため、とっさの判断で喚起の強さを「強」から「弱」に変えましたが、それでも熱風を取り込んでしまい、半分位が交換となりました。これらの修理に約450万円かかりました。火災の際は出火元が修理費用を支払う義務はないため、自分達で修理・費用を負担しなければなりません。建築時に必ず火災保険に加入することが条件だったのですが、当時はさほど意識はしていなかったこともあり、余計に保険のありがたさを感じました。我が家は旧市街地にあり、隣りとの距離が近いというのが分かっていたので、予めカーテンは防炎のものを付けていました。これにより、炎があがらず消防の放水を免れ、リビングがびちょびちょにならずに済みました。その分の費用は抑えることができましたが、普通のカーテンにしていたら、と思うと今でもゾッします。火災保険を適用するには消防署に行って罹災証明書を発行してもらう必要があります。発行から保険の支払いまで非常にスムーズにしていただいたことで、そこは安心できました。ただ、エアコンが燃えて使用できなくなり、急遽電気ストーブを使ったことで、数ケ月間、電気代が通常の倍以上になって支出が増えた分と工事などにより、狭い和室の部屋にこもって生活していたため、暖房による結露で畳がカビてしまい張替えが必要になった分については保険適用外となったため、実費となりました。家計への負担もありましたが、大体の部分を火災保険で対応できたのは助かりました。ただでさえ、予期せぬ火災でダメージを受けていたので、迅速な対応をしていただいたことで少し救われました。備えあれば患いなしという言葉を痛感しました。
レナっこ (40代女性)