太陽生命の My介護Best(一時払)は、一生涯の介護保障を準備することを目指して設計された保険で、正式名称は、無配当利率変動型一時払終身生活介護年金保険である。
まあなんというか、長い正式名称で、愛称、略称をつけたくなる気持ちはよくわかる。しかしこの正式名称、ちゃんと商品の特徴や性質を的確に表していて、そうそう毛嫌いするべきものでもない。
世の中は変わりつつある。人生百年時代となったのはいいのか悪いのか。健康で暮らせる年齢とただ生きている寿命、介護が必要な期間など考え出すと実に悩まし。正直他人事ではない。数字的には要介護認定者の割合は八十歳をすぎれば2.5人に一人。寿命が伸びていく分、要介護に該当する人も増えていくことになる。
世の中のニーズや動きにあわせて保険商品は開発される。
My介護Best(一時払) 無配当利率変動型一時払終身生活介護年金保険の販売開始は、2019/4/1だが、太陽生命はこれまでも、介護などシルバー世代をターゲットにした商品やサービスを提供し続けている。保険会社がたくさんあるが、近年唐突に介護に関する保険の販売を開始したり、訴求し始める会社がある中、変わらず、ずっと、シルバー世代、介護について、一貫してビジネスの中心に据えている太陽生命の姿勢には、管理人はけっこう好感を持っている。
商品についてみていこう。
無配当利率変動型一時払終身生活介護年金保険だが、年金の種類としては終身年金で、支払保証期間は二十年だ。加入年齢の範囲は20歳から79歳と十分な範囲をカバーできていると思う。
保険料の払込の方法は一時払いのみとなっており、最低限度は支払い保険料50万円だ。また基本年金額4万円も最低限度の条件になっている。その基本年金額だが、1万円単位で設定できる。
診査は、告知書扱いで契約できることもあり、けっこう入りやすい。
要介護状態になれば終身年金となるが、要介護状態にならずに死亡した場合は、死亡給付金が払われる。つまり介護に加えて相続にも備えることができる商品になっている。
My介護Best(一時払)という保険商品は、これらの保障を、比較的安めの保険料で提供できているわけだが、もちろん、マイナス面もある。それは契約後に短期間で解約すると、返戻金が一時払いの保険料を下回ることになる。この辺のバランスは、社によって、年齢によっても異なるところで、なかなか一概にどこがいい、何がいいとは言い難い。それぞれのリスクの許容度も違うだろうし。
太陽生命とbest
My介護Best(一時払)の発売前から、太陽生命には、保険組曲ベストというのがある。・・・というか保険組曲ベストは、太陽生命の主力シリーズといってもいいだろう。
今回のMy介護Best(一時払)の販売開始は、保険組曲Best 介護・終身医療コースとの住み分けが気になるところではある。見守っておきたいと思う。