100歳時代年金

管理人の個人的な印象かもしれないが、太陽生命は、これまでシルバー世代、高齢者世代に向けた商品展開や、独自サービスに力を入れてきた保険会社だと思う。提供している商品やサービスが、特別素晴らしいとかとってもダメとかの、商品やサービスがいい悪いの問題ではなく、会社として、方向性、ポリシーをはっきりさせて企業活動を行っていることには、けっこう好感をもっている。

 

そんな太陽生命が、2017/10/1から発売開始した新商品が、100歳時代年金 (無配当終身生活介護年金保険/無配当長寿生存年金保険)だ。

 

いっやぁ、すごいネーミング。いよいよ人生100年時代だぞ、と長い老後への不安と備えの必要性を訴求を計算したかのような命名だ。
見ていくと、いろいろすごい。なんか今までの終身保険、個人年金との加入期間、払い込み期間とあまりに違い過ぎる。
まず加入年齢範囲の上限が85歳。う〜ん。もうここからとんでもない。日本人の平均寿命って、まだ80歳越してないよな?それでも、上限85歳に設定しちゃいますか。払い込み終了の上限は90歳。そうかぁ90歳まで払って、そこから年金受け取り・・・ですか・・。
まさに、寿命が100歳超である時代の年金という設計だなぁ。

 

100歳時代年金が、発売されたわけだが、まだ実際に90歳まで払い込みをするような契約をする人は少ないかもしれない。当分出てこないような気もする。実際にそんな内容の契約をする人はいなくても、こういう商品に接して、商品説明をきけば、90歳の時の自分をちょっとでもイメージすることになる。たぶん生きてないという結論の人のほうが多いだろうけど、なかには、生きてやるよと血気盛んな人もいるかもしれない。
いずれにしよ、将来の自分に対する有様と投資を選択する機会になるんだろね。