住友生命保険相互会社

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住友生命保険相互会社の設立

住友生命保険相互会社は、1907年の日之出生命保険株式会社の創業から始まています。その後、住友生命保険株式会社、国民生命保険相互会社といった変遷を経て、1952年に住友生命保険相互会社になっています。
現在、一般的に住友生命保険といえば、住友生命保険相互会社を指し、住友生命保険株式会社ではありません。
戦前に存在した住友生命保険株式会社ですが、GHQからの財閥解体の命令により「住友」の名前を使用することができない時期がありました。そのために生まれたのが国民生命保険相互会社で、「住友」の名称が解禁にされるまで存在しました。
今、住友生命保険相互会社は住友生命、あるいはスミセイと呼称されることが多いですが、略称のようなスミセイをそのまま関連会社が使っています。例えば、スミセイ印刷、スミセイカードサービス、スミセイ情報システム、スミセイハーモニー、スミセイビジネスサービス、スミセイビルマネージメント、スミセイ保険サービス。そして、三井住友海上火災保険へ業務と契約を包括移転して解散したスミセイ損害保険などがあります。
しかし、スミセイって、住友生命の略だと容易に想像つきますが、それを損害保険の会社に冠するのは、ちょっと意味不明だなぁと管理人は思ったりします。住友損害保険が妥当だった気がします。まあもう解散した会社の話ですけども。
このスミセイ現象は、ニッセイ、日本生命保険相互会社でも同様ですが、詳しいことは、ニッセイ（日本生命保険相互会社）のベージで述べます。

三井生命と住友生命

銀行は、三井と住友が統合した三井住友銀行があります。損害保険は三井住友海上火災保険株式会社、と、三井と住友が統合しています。
が、生命保険は、今(2017年）でも、三井生命と住友生命が残っています。名前は残っていますが、2001年に三井住友銀行、三井住友海上火災保険株式会社、三井生命保険株式会社との全面提携について合意していて、運用子会社「三井住友アセットマネジメント」、共同出資による生命保険子会社の「メディケア生命」などを設立するなど、全面的な提携が、現実的な形になっています。「提携、統合に合意したのだ！」と報じていながら、最後は白紙になった例として、朝日生命保険相互会社とミレアグループみたいな話もありますからね。管理人は、統合や提携の話は、実際に形になるまで、信じないほうがいいと学習しました。