医療保険 ジッピZiPPi
ソニー損保(ソニー損害保険株式会社)の保険商品といえば、自動車保険の認知度が高く医療保険はあまり知られていないかもしれません。ソニー損保(ソニー損害保険株式会社)は、従来より、ガン重視の医療保険SUREを販売してきましたが、
2017年1月から販売を開始したのが、この医療保険 ジッピZiPPiです。
医療保険 ジッピZiPPiの背景
ソニー損保が2017年1月に販売を開始した医療保険 ジッピZiPPiはいくつかの特徴があります。なかなか挑戦的な商品設計になっているのですが、その背景としてあげられるのが、年齢やライフスタイルの変化による入院リスクの変動です。
一人ひとりよってリスクが異なる以上、適合する保険が違うのは当然ですが、同じ人でも、年齢やライフスタイルの変化によって入院のリスク内容が変わってきます。だからこそ、従来は、定期的に保険の見直しなどを行ってきているのですが、医療保険 ジッピZiPPiの場合は、かかった分を保障するという発想で、備える必要のあるリスクを網羅するという商品設計を行っています。
普通の入院保険と実費保障
今までよく見かける医療保険、入院保険は、入院1日について1万円とか、5000円といった給付でした、それに加え、手術1回についての一時金として、契約した金額が給付されるといった商品設計です。
実費保障型の医療保険としては、従来からSBI損保のがん保険があるのを管理人は知っており、おもしろい商品だと思っていましたが、今回ソニー損保でも実費保障の保険商品が出され、今後この実費保障型の保険が増えてくるのかもしれません。
インターネット専用
ソニー損保の医療保険 ジッピZiPPiは、インターネット専用の商品です。見積もり、申し込みまでネットで行います。郵送費や事務コストをカットして、保険料を手ごろなものにしようと務めているのが、よく見て取れます。
注意したいこと
諸費用
実費保障型の場合、実際に掛かった治療費、医療保険 ジッピZiPPiの場合、診療報酬点数X3円が、基本保障になっています。つまりそれ以外は、何も出ない、保障されないということになります。
それなりの入院となれば、治療、診療以外にも、さまざまな出費があります。入院一時金、入院一日あたりいくらという保険給付金であれば、余裕があれば治療費以外にまわすのは、自分達の采配一つです。しかし、実費保障型の医療保険 ジッピZiPPiなどでは、そういった諸費用に充当するべき余地はまったくありません。
先のSBIのがん保険では、入院一時金が特約として準備されていますが、ソニー損保の医療保険 ジッピZiPPiの場合は、入院時諸費用の特約があります。入院1日につき、1000円が給付されるものです。
5年の定期型
終身型ではありませんから、若い世代にとっては、今必要な分の保障を安く入手することができる・・というのが、医療保険 ジッピZiPPiに限らず、定期型医療保険全般のメリットです。
同様に、医療保険 ジッピZiPPiに限らず、定期型医療保険のデメリットは、次回の更新の時に、必ず保険料は高くなります。年齢を重ねるごとに、医療のリスクは高まりますから、保険会社もどんどん保険料を上げていきます。
10年、20年先の更新の時の保険料がどうなるかも考えたうえで定期型の医療保険は申し込みたいところです。
医療保険 ジッピZiPPiのCM
管理人は、医療保険 ジッピZiPPiの販売開始は、報道によって知りました。ネーミングもいいし、実費ベースという発想がけっこう面白かったので、詳しく見てこのページを書き起こしてしばらくしたら、CMが目に入りだしました。
やはり実費が保障されるということを強く訴求するCMで、嘘はもちろんないんだけども、うっかり聞き流すと、必要なものは何もかも賄えるように思えてしまいます。
先に書いた注意したいこと、診療報酬点数になっていない費用は、賄うことが難しいという点は、よく理解して、納得の上、契約、加入して欲しいと願います。
医療保険ジッピZiPPi記事一覧
入院した際の医療費実額を填補するタイプ(損害保険タイプ)の保険商品。やっとこのタイプの医療保険が出てきた…と思い、資料を取り寄せ、今加入している医療保険から切り替えようとしたのですが。ソニー社から発売された医療保険“Zippi”の支払い内容や特約、そして保険料について確認をしていきました。現在加入している医療保険より少し安い保険料で加入できる事を確認しました。以前、保険会社に在籍していた際に、この...