損害保険ジャパン日本興亜株式会社の成立
概要
2014年(平成26年)9月1日に、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が合併し、損害保険ジャパン日本興亜株式会社が誕生しました。
単体の損害保険会社としては日本国内最大ですが、ついでに名前も日本最大級といっていいでしょう。なにしろ、社名に「ジャパン」があるし「、日本」もあるし、重複感、冗長感は否めませんね。
歴史や経緯ですが、合併前の損害保険ジャパンと日本興亜損害保険のそれぞれについてわけで書いておきましょう。
損害保険ジャパン
- 1887年7月 有限責任東京火災保険会社(東京火災)設立。
- 1893年9月 帝国海上保険株式会社(帝国海上)設立。
- 1908年8月 第一機関汽罐保険株式会社(第一機関汽罐)設立
- 1911年5月 日本傷害保険株式会社(日産火災)設立
- 1920年4月 大成火災海上保険株式会社(大成火災)設立。
- 1930年11月 第一機関汽罐は第一機罐保険株式会社(第一機罐)に商号を変更。
- 1941年11月 東京火災は太平火災海上保険株式会社を合併。
- 1943年2月 東京火災は東洋火災保険株式会社を合併。
- 1943年2月 帝国海上は第一火災海上保険株式会社を合併。
- 1944年2月 東京火災、帝国海上、第一機罐の3社が合併し、安田火災海上保険株式会社(安田火災)を設立。
- 2002年7月 安田火災と日産火災が合併して株式会社損害保険ジャパンが発足。
- 2002年12月 大成火災を合併
日本興亜損害保険
概要
- 2001年4月1日 日本火災海上保険株式会社と興亜火災海上保険株式会社が合併して日本興亜損害保険発足
- 2002年4月1日 太陽火災海上保険株式会社と合併
日本火災海上保険株式会社
- 1944年、東京の日本火災保険(東京川崎財閥)と大阪の日本海上保険(北前船主の共同出資)が対等合併して成立。
興亜火災海上保険
- 1944年、大北火災保険、尼崎海上火災保険、辰馬海上火災保険、神国海上火災保険の4社が合併のため解散、大阪市に興亜海上火災運送保険を設立
- 1948年東京に本社を移転
- 1954年興亜火災海上保険に改称
太陽火災海上保険
- 1951年 設立。
- 1967年 太陽生命保険、日本相互銀行(のちの太陽銀行。現在の三井住友銀行)と包括業務提携
損害保険ジャパン日本興亜株式会社の保険に関する 子会社、関連会社
そんぽ24損害保険株式会社 旧日本興亜損保傘下
セゾン自動車火災保険株式会社 旧損保ジャパン傘下でクレディセゾンとの共同出資。
日立キャピタル損害保険株式会社 旧損保ジャパン傘下で日立キャピタルの共同出資。
ネオファースト生命保険 旧・損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険。損保ジャパンの子会社だったが合併前に第一生命保険へ全株式を譲渡、第一生命ホールディングス傘下となっている。
商品
自動車・バイクの保険
- 個人用自動車保険『THEクルマの保険』
- 自賠責保険
- バイク保険
- ドライバー保険
- バイクの自賠責保険
火災・地震の保険
- 個人用火災総合保険『THE すまいの保険』
- 賃貸住宅入居者専用火災保険『THE 家財の保険』
- 地震保険
- 積立火災保険『THE すまいの積立保険』
医療・ケガの保険
- 傷害総合保険『THE ケガの保険』
- 所得補償保険
旅行・レジャーの保険
- 新・海外旅行保険【off!】
- ゴルファー保険
積立型の保険
- 積立傷害保険『THE ケガの積立保険』
- 積立傷害保険『スーパーG』
- 年金払積立いきいき生活傷害保険『スーパーGPII』
- 積立火災保険『THE すまいの積立保険』
特約火災保険
住宅金融支援機構特約火災保険
沖縄振興開発金融公庫特約火災保険
勤労者財産形成融資住宅特約火災保険
確定拠出年金
損害保険ジャパン日本興亜株式会社記事一覧
損保ジャパン日本興和 2018/10/1 事故補償パック for JSOC サイバー保険のパッケージ販売開始損保ジャパン日本興和は、以前より、サイバー保険 あんしん補償パッケージや、「ネット炎上対応費用保険」の販売を行っていて、この分野については、国内では先進的な会社だと管理人は思っています。その損保ジャパン日本興和が、またやってくれました。2018/10/1 事故補償パック for JSOC の...
つい先日、損害保険ジャパン日本興亜が、SNSでネット炎上してしまった場合のリカバリー費用を補償する「ネット炎上対応費用保険」の販売を開始しました。2017年3月6日のことです。このネット炎上対応費用保険の件でも、管理人などは損害保険ジャパン日本興亜が情報やネットに対する補償の、保険商品開発に向けて、気合が入っているなぁ・・と思っており、まあ簡単ではありましたが、すぐに記事にしました。さらに今度は、...
損害保険ジャパン日本興亜がやってくれました。保険マニアを自称する管理人としては、嬉しい限りです2017年3月6日、SNSでネット炎上してしまった場合のリカバリー費用を補償する「ネット炎上対応費用保険」を企業向けに販売開始しました。このネット炎上対応費用保険では、被保険者が行う業務に関し、保険期間中にSNS等でネガティブな情報が拡散し、または拡散するおそれが発生した(ネット炎上した)場合に、被保険者...
2017/7から損保ジャパン日本興亜が、フリーランスに向けた新しい商品ベネフィットプランの提供を開始します。大手損保の損保ジャパン日本興亜が、新商品の開発に積極的なのは、保険マニアとしては嬉しい限りです。新商品を出すには、その背景に設計、販売する理由があります。ベネフィットプランの詳細を見る前に、今回の新しい商品ベネフィットプランの対象であるフリーランスの現状はどうなっているのかを書いておきましょ...
シェアリングエコノミーというのがある。場所、乗り物、モノ、スキル、お金などなど、個人が所有する「資産」をインターネット上に構築されたプラットフォームを使い、個人と個人の間で、賃貸、売買、交換をすることで、シェアする仕組みだ。いつの間にか、一般社団法人シェアリングエコノミー協会なんてのもできている。まだまだこれからの分野だが、急成長は見込まれている。もっとも、「これから急成長」「将来は爆発的な発展を...