オリックス生命保険株式会社の設立
オリックス生命保険株式会社(ORIX Life Insurance Corporation)は、1991年4月に設立されたオリックス・オマハ生命保険株式会社が元になっています。オリックス・オマハ生命保険株式会社は、オリックスと、アメリカのユナイテッドオブオマハ生命保険会社が合弁会社として設立した会社です。設立の2か月後に営業を開始しましたが1年少々が過ぎた1992年11月にオリックス・オマハ生命保険株式会社から全株式を取得し、翌1993年2月に、現在のオリックス生命保険株式会社という名称に落ち着きました。
オリックス株式会社とう名称は、1989年にオリエント・リース株式会社からの商号変更で生まれました。オリエント・リース株式会社というと、オリエントコーポレーション、オリエントファイナンスが連想されますが、まったく関係のない会社です。
オリックスになってくれてよかったと思います、このままオリエント生命保険なんて名称になっていたら、とってもややこしいことになります。保険会社や銀行などの名称は、統廃合でただでさえややこしいのですから、そんな要素は一つでも少なくあってほしいと思います。
かんぽの宿とオリックス
郵政民営化で、簡易保険が、株式会社かんぽ生命保険になりました。
簡易生命保険法101条で簡易保険加入者のみを対象とした「かんぽの宿」は、日本郵政株式会社の運営となり、旅館業法に基づいて簡易保険、かんぽ生命保険の加入云々を問われない法律上は普通の宿となりました。誰でも泊まることができます。。
それだけなら、オリックスの登場する余地はありませんが、なにしろ赤字がひどい。日本郵政株式会社で民営といいつつ株主は国ですからね、税金です。損失垂れ流しのかんぽの宿を売却することになり、そこにオリックス不動産が登場してきます。不動産なので、いくら元が簡易保険でも、オリックス生命保険株式会社は関係しません。
何事もなオリックスにく売却されるかと思いきや、様々な指摘や疑惑が出され、オリックス不動産に有利な取り計らいがなされていたのではないかと疑われ、2009年には、日本郵政の社長さんが、かんぽの宿のオリックス不動産への一括売却断念を表明したと報じられることになりました。
ちなみに・・・ということで、この話題を書きましたが、保険とはあまり関係がないので、この辺にとどめておきましょう。
オリックス生命保険株式会社の商品展開
オリックス生命保険株式会社の保険商品というと、まっさきに思いつくのは、医療保険、入院保険の キュア(CURE)シリーズです。
オリックス生命保険株式会社と生命保険が社名に入っているのに、死亡を保障する定期生命保険のFineSaveやBrideなどより、医療保険、入院保険のキュア(CURE)が先に思いつくのは、やはりオリックス生命保険株式会社の営業結果なのでしょう。また口コミ、評判、ランキングなどでも、医療保険新キュア(CURE)は高めの評価を得ています。
がん保険ビリーブ(Belive)も、オリックス生命保険株式会社に保険商品の中では、高めの評価を得ていると思います。
オリックス生命保険株式会社の多くの保険商品は、対面での販売とインターネットでの販売の両方での契約ができますが、一部の保険商品が、インターネット専門だったり、対面販売専門だったりしますので留意が必要です。
医療保険
オリックス生命保険株式会社のキュア(CURE)を冠した商品は3つあります。
- 7大生活習慣病には特に手厚い 医療保険 新キュア
- 女性特有の病気とすべてのがんに手厚い 医療保険 新キュアレディ 2008年発売
- 持病や手術経験があっても加入しやすい医療保険 新キュア・サポート 2010年発売
最後の新キュアサポートは、引き受け緩和型の医療保険です。最近はどこでも、引き受け緩和の商品を提供していますね、
死亡保険 生命保険
オリックス生命保険株式会社の死亡保険(生命保険)は5種類あります
- 解約払い戻し金なし。いわゆる掛け捨てで保険料の安い定期保険ファインセーブ(FineSave) 2005年発売
- インターネット専門で保険料を抑えた掛け捨て型定期保険ブリッジ(Bridge) 2011年発売
- 家族に年金のように給付される収入保障保険キープ(Keep) 2010年発売
- 貯蓄性(掛け捨てではない)終身保険ライズ(RISE)
- 持病や手術経験があっても加入しやすい終身保険新ライズ・サポート(RISE Support)
特定疾病・がん保険
- ガンも含めた特定疾病を保障、カバーする特定疾病保障保険ウィズ(With)
- がんの保障を生涯サポートするがん保険ビリーブ(Belive)
死亡保証付医療保険
- 死亡保障と医療保障が生涯続く死亡保証付医療保険リリーフ・ダブル(Relief W)
対面販売専門保険商品
対面販売専門としている商品には、次のようなものがあります。
- 定期型がん保険フォース(Force)
- 新がん保険V型
- 短期定期保険
- 定期保険
- ロングターム7
- 終身保険
- 養老保険
保険の販売の流れは、インターネットによるダイレクト販売が占める割合が増えてきています。
オリックス生命保険株式会社は、1999年にオリクッスダイレクト保険を開始するなど、インターネットへの取り組み、ダイレクト販売を積極的に進めていますが、何もかもをネット、ダイレクトにしないという姿勢に、管理人は好感をもっています。本当にその人にとって必要な保障か、保険のプロとして、アドバイスし、相談に乗るというには、対面ならではヨサですし。
オリックス生命保険株式会社記事一覧
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